コロナとの斗いが次々と産み出す新企画
コロナ対策で、客席を半分に減らすように・・・・・とのお達し。それなら、いっそお客様を2人だけにしてみようとの実験ライブ「シャンソンの応接室」は大成功! 次なる実験ライブ「心のワクチン=それはシャンソン」も1ヵ月の試行予定が、既に3ヵ月も実施決定。次なる企画として、来年以降の営業対応ユニットを結成しての「人生のオアシス」ライブも、予約が入っています。...
View Articleライブは「必要必急」
「不要不急」が流行語になっています。でも「生」にこだわったライブは「必要必急」。 特に高齢者にとっては「不要不急」の外出自粛が歩行能力の低下をもたらしていることをシャンソン教室の生徒さんを見ていて実感。 しばしばレッスンに来られる方と半年ぶりにようやくレッスンに来られる方でずいぶんと歩行速度と歩行姿勢に差が出ています。...
View Article名古屋市民会館自主企画、幻の映像発見
またしてもコロナがもたらしたものが出演。全く手がつけられていなかった加藤ハツ館長の遺品の中から貴重な映像を発見。 1990年代、名古屋市民会館は日本の公文協の中で出色の自主企画をしていました。そのライブ映像VTRがコロナによる自粛期間に発見できました。特に菅原洋一と地元のタンゴ・デ・ラ・エスペランサ、初期のシャンソン大使と、地元の「シャンソンの妖精」との「名古屋巴里祭」はとても貴重なものです。...
View Article「心のワクチン」ライブ中間報告
8月に行った「心のワクチン」ライブは、要するにカンパ方式ライブ。その起源は「アーティストの価値を決めるのではなく観客に決めてもらう」という「六ハツ方式」。これは永六輔と加藤ハツ館長が40年前に意気投合した画期的なもので「六・八・九トリオ」(永六輔・中村八大・坂本九)に引っかけて永六輔が銘々。 8月の8日間、9月は9日間、10月は6日間継続開催が決定!!このままだと11月にも…?
View Articleアストル・ピアソラの苦悩を知る
コロナ禍は、古い資料を見直す時間を与えてくれました。アストル・ピアソラがmss小劇場を訪れた時の資料。 SADAIC会長ロベルト・パンセーラが語ってくれたアストルの苦悩。グラシェラ・スサーナが語ってくれたアストルとの絆。 特に1960・70年代の楽団編成の変遼と演奏スタイルの模索。今まで気がつかなかったけれど、フランスの録音とイタリア録音のコンセプトの違い…。...
View Articleアストル・ピアソラの喜びを再認識
1983年、アストルは私に長文のメッセージを贈ってくれました。「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ」のLPに収録しましたが、それを今、読み返して気付いたことがあります。...
View Article師逝き、友逝く
年齢を重ねると出逢いより、別れが多くなるのは世の常。お世話になった師は、いつしか年賀状も途絶え、訃報を待つのみ…というような不義理が重なりました。 それにも増して、このところ様子が…?と思っていた友の訃報には、心痛みます。 人生に、哀しみや苦しみはつきものとは誰もが知っていてもいざ…となると、自分一人ではどうにもならないことが、誰でもあるもの。...
View Article今、甦るコラ・ヴォケールの言葉
かつて名古屋巴里祭にコラ・ヴォケールが、シャンソン大使として出演予定だった時のこと。 「”枯葉”のクープレとルフランの歌い方を逆にしたのは何故?」という私の質問に彼女は、こう答えました。 「もう声がでなくなったから。音域が広く作られるルフランは、私が歌わなくてもお客さんは皆メロディーを知っている。お客が心の中で歌うメロディーに、私は語って詞をのせればいい」...
View Articleジュリエット・グレコ逝去で宙に浮いた法定訳詞
「サンジェルマン・デ・プレのミューズ」と呼ばれ、イヴ・モンタン、コラ・ヴォケールと共に「枯葉」をシャンソンの代表曲として世界に広めたジュリエット・グレコが逝去。 コロナがなければ今年、彼女の最新作が何曲か法定訳詞登録される予定だっただけにその死を惜しむと共に、また日仏両国のシャンソンによる文化交流のひとつがなくなってしまう事になりかねません。...
View Article「エルム」には何故か人が集い続けるのか?
コロナ禍でも、日本唯一「巴里祭」を挙行できた原動力は「エルム」に集う音楽仲間とお客様の「共通の感情を共有する為に共存する」姿勢でした。...
View Articleいのちの電話=傾聴、シャンソン=心の胎動
著名人の自死が重なり、哀しみと共に不安が広がっています。多くの人に知られた人の自死は、そのファンでなくとも苦しみの中にある人が「自分にも、その選択がある」と思う危険性をはらんでいます。 相談しようにも、その勇気なり力が湧かずSTAY HOMEの風潮がそれに輪をかける…。...
View Articleジャクリーヌ・ダノのNewアルバム
「あなたなしで」の作詞者ソニアが詞を書き、日仏シャンソン協会フランス代表のJ.P.メナジェが作曲したジャクリーヌ・ダノの最新CDがフランスで発売。 2曲は歌い、8曲はいわばレシタード。*タンゴによくある「演奏に朗読」を加えるスタイル このレシタードは見事!今まで、私の一番の宝物はアストル・ピアソラが私にプレゼントしてくれた1958年のカンタータ風作品「エル・タンゴ」のLP。...
View Articleシャンソン歌唱法の進化
エルムで昼公演が急増するにつれ、歌手の歌唱法が次第に変化している事に気づいた時からわずか2~3ヵ月で、それが顕著に。 例えば「ゲッティンゲン」のコーダ部分の“ラ・ラ・ラ…”をいきなり歌の続きとして歌うのではなく映画のスクリーン・ミュージックが聴こえるのに耳をそば立て、やがてそれにあわせて歌う(これはシルヴィー・バルタンがライブで「マリッツァ」を歌う時の手法)...
View Articleシャンソン教室発表会シーズン到来
「秋の訪れと共に、各シャンソン教室の発表会が毎週日曜日に開かれるのは毎年のこと。 今年は、それに加えて毎週月曜日も発表会を開催。コロナ禍で大きなホールでの催事が難しくなった為、生徒3人づつで分かれて、毎週の催事となった次第 従ってバンドも多忙。この状態は、現状の感染対策が続く限り来年も継続される可能性もあり。...
View Article「withコロナ」との決別と「with平和」
巷では「withコロナ」の掛け声が大きくなるばかり。その陰で、より大切なことが忘れ去られてはいないか? 「平和でなければ文化は育たない」という言葉を遺した加藤ハツ館長が生きていたら、今の世の中をどう思うだろうか?...
View Article感謝
私も会員(とは言っても活動時間と集合時間が重なって殆ど参加できていない幽霊会員)となっているANET(愛知芸術文化協会)の機関誌11月号の会員の声欄に私達の活動を詳細に紹介下さって、事務局の江崎さんに感謝。 「コロナをけっとばす」勢いの活動についてですがコロナのせい、と言うよりお陰(と言うとヒンシュク)で新しい企画が続出できている事の紹介。...
View Article久しぶりのNHK「さらさらサラダ」出演
かつては、毎年のようにお声がかかって出演して来たNHK・TV「さらさらサラダ」に、何年かぶりに出演。 台本のコンセプトも、スタッフの方々も変わっていて少々面くらいましたが、何より、コロナで観客を入れられないとの事で無観客でカメラに向かって・・・・・という事に勝手が違っていましたが、何とか無事にON AIRされました。...
View Article核兵器禁止条約発効と瀬間千恵のこだわり
ホンジュラスが批准したことでようやく核兵器禁止条約が1月22日発効決定! それでも最低限の50ヵ国のみで核兵器保有国は批准せず。一番の問題は、世界の中で両者の橋渡しをすべき立場の被爆国・日本が批准していない事。 今こそ、シャンソン歌手はモーリス・ファノンの「ヒロシマ」を歌って、幅広く平和への願いを普及させるべき時なのでは?...
View ArticleNHK・TV「さらさらサラダ」が報じたシャンソンの影響
10月22日にNHKで放送された「さらさらサラダ」に芹沢祥子が出演。シャンソンを3曲披露した事が話題。 過去、この番組には岡山加代子、浜﨑久美子(2回)ヴェロニク・ぺステル、橋本奈央子などが出演。ここしばらく、シャンソンは採り上げられていなかっただけに大きな反響がありました。...
View Article被爆ピアノコンサートに出演
広島で被爆し、一度は息の音が止まったかのようなピアノを矢川ピアノ工房の矢川光則氏が見事に蘇生させた事は知っていました。 その被爆ピアノコンサートに、高校生シャンソン歌手の白梅が出演。きっかけは、中日新聞の戦後75年シリーズに白梅が掲載された事。...
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