ホンジュラスが批准したことで
ようやく核兵器禁止条約が1月22日発効決定!
それでも最低限の50ヵ国のみで核兵器保有国は批准せず。
一番の問題は、世界の中で両者の橋渡しをすべき立場の被爆国・日本が
批准していない事。
今こそ、シャンソン歌手はモーリス・ファノンの「ヒロシマ」を
歌って、幅広く平和への願いを普及させるべき時なのでは?
フランスには、”ジュルジュ・ムスタキ”の「ヒロシマ」もあり、
アルゼンチンには”ヒナマリア・イダルゴ”の「ヒロシマの鳥の声」
がある。
日本には「死んだ女の子」がある!という声も聞きますが
詞はトルコの”ナジム・ヒクメット”の作品。
モーリス・ファノンの「ヒロシマ」は世界で唯一
広島だけではなく長崎にも言及している点で出色の出来。
ところが、この曲のレコーディングに際して
“瀬間千恵”は3番の歌詞を変えたいと申し出がありました。
「海の向こうの人が思う広島の悲惨さと、
被爆国に生きる日本人にとっての広島は、その程度に大きな差がある」
と言い、原詞にはない「皮膚は焼けて、肉は溶けて」を加え、
ぞっとするほど芸術的な表現で歌いました。
彼女のこだわりには、モーリス・ファノンの奥様も謝意を示されました。