KITA坊主から学んだこと
最近「カフェ・コンセール・エルム」は出し物が多様化しています。理由のひとつは、愚息Y U J I プロデュースの企画が増えたこと。 先は東大卒の演歌歌手として、知る人ぞ知る(?)活躍の「別府たけしシャンソン・ライブ」にゲスト出演した、フォークと言ってもオリジナル曲中心ギター弾き語りのKITA坊主をエルムで聴いて、プロ野球と高校野球の魅力の違いを再認識。...
View Article第1回の歌唱コンクールはハイ・レベル
日本訳詩家協会主催の日本アマチュア・シャンソン・コンクール初の他ジャンル歌唱コンクールは1次、2次の予選はスタジオで、本選はコンサートホールでという本格的なもの。更に審査員がすべて音楽業界の関係者に加えて、客席にプロ野球スカウトさながら、業界関係者が幾人も。...
View Article第1回歌唱コンクール(続編)
一審査員としての個人的な印象を言えば、私自身、他の4つのコンクール(すべてシャンソン・コンクール)の審査の時より「歌は響きの芸術」という観点が、「歌は祈り・願い・叫び」(シャンソンの三大要素)という観点より若干、比重が大きくなった気がしています。(言わば訳詩家協会の理事としての立場と日仏シャンソン協会日本支局長としての立場のちがい)...
View Article名古屋市民生局の施設勤務時代
障がい者の恋愛と性に切り込んだ映画「パーフェクト・レボリューション」が話題。 大学生と共に重度身体障がい者更生援護施設に勤務したのを機に14年間、重症心身障がい者問題や母子福祉、児童健全育成等の仕事に携わる中で、自分が取り組んだことを思い出しました。...
View Article教室生徒に教えられること
25 ある日仏シャンソン協会の教室生徒の皆さんの大半は10~20年の在籍。中には30 年になる方もいます。 そうした、長くシャンソンを歌われる方の歌は、技術を越えて人の心を打つ魅力を持っています。...
View Articleシャンソン教室生徒と共に、講師も進化
日仏シャンソン協会公認 2 5 教室の指導者でもツー・トップの岡山加代子・青山桂子両講師は、いずれも永田文夫シャンソン研究所に所属。 フランス・シャンソン芸術協会から日本で 2人だけという指導者ディプロムを与えられていて、その指導力は定評のあるところ。彼女たちの生徒は、長い人は 3 0 年、年齢でも 9 0 才の人もいて、さすがに円熟の境地の人もいます。 生徒が進歩するにつれて、講師...
View ArticleC. オーバビー氏の遺志を継ぐ
元米軍パイロットで、オハイオ大学名誉教授のチャールズ・オーバビー博士が今年の 9 月18日に 9 1 才で逝去。 彼は、日本の平和憲法に触れたことから「第 9 条の会」をアメリカ本国で立ち上げました。日本では「第 9...
View Article天才!グラシェラ・スサーナ
昨年、失明寸前の状態で来日公演終了し、帰国直前にエルム歌手たちのカンパを得て眼の手術を成功させて帰国したグラシェラ・スサーナ。彼女が再び来日し、11月17日にエルムで「感謝ライブ」を挙行。 彼女が歌う日本語の歌詞は(発音やイントネーションが正しくないにもかかわらず)日本人歌手以上に聴く人の心に伝わる理由について、今まで色々取り沙汰されて来ました。...
View Article第11回 浜松シャンソン・コンクール
フランス語で歌うことが義務づけられている貴重なシャンソン・コンクール=「浜松シャンソン・コンクール」は、今年で11回目。どこのコンクールも年々、レベルが上がっていますが、ここも御多分にもれず……。 更に、浜松シャンソン・コンクールの特長は、フランス語賞受賞者がグランプリや上位の賞を W 受賞する傾向があること。...
View Articleシャルル・アズナヴール公演のアンケート結果
来年5月にシャルル・アズナヴール来日公演が決定した後、情報が解禁されたのは11月7日。 日仏シャンソン協会が永田文夫シャンソン研究所の協力を得て、11月11日~16日までの一週間、各地のシャンソン教室で生徒の皆さんに口頭・挙手によるアンケートを実施し、その結果は……(無回答、重複回答あり) (A)アズナヴール2018年5月の来日公演を知っている人? ①既に知っていた 3% ②ウワサを聞いた...
View Articleエルムのライブ・アーティスト
名古屋の「エルム」と言えば、菅原洋一の歌声でオープンし、美輪明宏、グラシェラ・スサーナ等が出演するライブ・ハウスとして名を知られて来ました。このところ、そのメンバーに変化有。 女優・夏樹陽子がシャンソンに目覚め、「狩人」の加藤久仁彦、劇団四季出身の沢木順や鈴木壮麻。更に若い実力派のERINNE、小関ミオ、宝子そして何と「ノートル・ダム・ド・パリ」フランスのオリジナル・メンバーの日本人=CAM...
View Articleアズナヴール公演、異常な(?)程 好評な前評判で、予約殺到!
来年5月、93才最後の公演と94才最初の公演を日本で行う、シャルル・アズナヴール。 昨年の公演が大好評だった為なのか、発売はおろか、先行予約さえ始まっていないのに、日仏シャンソン協会へは200名超えの予約の予約が(?!) このままだと、来年2月の発売日までに予約で完売かも?意外な日本人アーティストとのコラボもウワサされていて、ニュースから目が離せない。...
View Article逝きし人々
TVで辛口コメントをしていたサッチーこと野村沙知代さん。物議を醸しだすことも多々ありましたが、私の印象は、礼儀正しく&元気なオバサマ。 以前、私どもの顧問・永田文夫先生と京王プラザで打合せ&会食をしていた時、野村監督ご夫妻も同じ レストランでお食事中。お二人揃ってこちらのテーブルにいらっしゃってご挨拶をして下さいました。TVで拝見するのと全く雰囲気がちがうことに少々とまどいつつお話しをしました。...
View Article名古屋のShowステージ変革の予感
舞台・企画・制作を行うザ・デイライトフル・カンパニーのミュージカル・ドラマ「マイ・ブルー・ヘヴン」が名古屋市民芸術祭2017主催事業として開催されました。...
View Articleタンゴの真髄に迫りつつあるKaZZmaの進化
かねてより、日本の若手タンゴ歌手として注目されていたKaZZma。エルム・デビューは、日本唯一、オルケスタを率いることのできる門奈紀生コンフント「アストロリコ」との共演。正直、その時は「なかなかセンスの良い、将来性のある若手」というイメージ。...
View Article桐部要介カムバック・ライブ成功
かつてアマチュア・シャンソン・コンクール中部地区大会グランプリの副賞として,、愛知万博会場での「万博巴里祭」に白木ゆうこ等と共に出演した桐部要介君が、エルムで昼のライブを挙行。 バックのミュージシャンも若手で揃え、もちろん客席も若い人が多く、「新時代のシャンソンはこういう人たちの手で開拓されるのだろう」と思わせてくれるものでした。...
View Article西原なつきのバンドネオン
岡山県出身で目下、アルゼンチンでバンドネオン修学中の、西原なつきの一時帰国公演を聴いて、自分たちの昔を思い出しました。大学生の時から「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ」というコンフントをやっていて、アルゼンチン公演もしました。その時のライブLPは、1万円(当時 3千円)で取引されているそうです。...
View Article日本文化を知り尽くすジャクリーヌ・ダノ
永田文夫シャンソン研究所は、故・永田文夫初代所長逝去に伴い、不肖、私が所長を受け継ぎました。永田先生の遺志を継承し、更に推進すべく、教材DVDを会員以外の歌手の方々にも提供するようにしたところ、大きな反響有。 特にジャクリーヌ・ダノの歌う「そして今は」の最後“Rien”をピアニッシモで歌う所が目からウロコとの声、頻り。...
View Article拠点を持つErinneの強さ
北桂子のピアノ・バーREDを継いだ形のErinneは、ピアノ・歌・容姿・トーク・プロデューサー的センスが何拍子も揃っている、シャンソン界にはめずらしい貴重な存在。 2回目となる今回の「シャンソン雑談会」には、歌手の黒川泰子、葉月よしこ、谷リエ子、樫村ひろ子、花田玲子等も参加。何より訳詩家協会の高田事務局長が来場されたので、用意した教材を急遽変更したりして、色々あせり気味。...
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