舞台・企画・制作を行うザ・デイライトフル・カンパニーのミュージカル・ドラマ
「マイ・ブルー・ヘヴン」が名古屋市民芸術祭2017主催事業として開催
されました。
過去、名古屋で開催されて来た同様のステージと比較すると、その根底にある
制作思想のちがいからしてエポック・メーキングなステージ。
台本・演出をNHK元エグゼクティヴ・ディレクターの伊豫田静弘氏が
担当されたことで、格別なすばらしいものになることは予想通り。
やはりNHK出身の川口直次が舞台美術、そして“センター・ピンの達人”と
評された、元若尾綜合舞台の御原祥子女史、等「名人」というべきスタッフ起用は
想定内でした。
でも、メリー・アーティスツ・ジャズ・オーケストラに、名古屋のジャズ・シーンの代表者として
TPの渡辺勉、Saxの椿田薫両氏を起用という細部に至るまでのキャスティングは、
実に念が入っていることだけでも特筆もの。
余談ながら、渡辺氏のTPは、シャンソンの岡山加代子リサイタルでも活躍。
Saxの椿田氏率いるC.U.Gジャズオーケストラの結成当時、エルムの2階(mss小劇場)が
練習場であったこと等、何となく身近に感じる人たちが加わった公演が成功したことに拍手。
こうした動きは名古屋のSHOWやステージに、大きな刺激となったことは
記憶に留めたいと思います。