神事と歌
日本の歌手の多くが額にシワを寄せ顔をゆがめて歌う最近の傾向について私が或る民謡歌手に質問した時、「世界中どこの国でも本来歌は神への祈り。特に日本では山の神、海の神への信仰が強く、歌は神事です。」と。 「神に見捨てられるような不快な表情はありえません」とも。仏教は、後の世に入って来たものですが、八百万の神信仰は太古の昔からのもの。...
View Article中日新聞
母は、私の事が新聞に掲載されるのを喜んでいました。後にそれは間違いだったと判明。 離婚後、再婚した父に私の消息を知らせる手段でした。 中日新聞の記者で最初に親しくさせていただいたのは馬渕さんと言う方で、きっかけは私の作品でした。...
View Article読売新聞
うろ覚えですが、当初市政記者クラブにも入れず、苦労して報道ネタをドブ板同様に探しておられたように記憶している読売新聞は、私たちに対しても芸能関係でなく社会部的な取材・報道をして下さいました。 そうした過去があるからでしょうか、ニュースと直接関係なさそうなことでもおたずねがあり、ある記者は「エルムはネタの宝庫」と。...
View Articleブログについて
少し前から、私にしか書けないことをなるべく多く・・・と思って、アレコレ書き連ねてきました。 時々「〇〇について知りたいです」と言うリクエスト。 「既に書いたけどなぁ」と思いつつ再掲のつもりで書き始めると、以前書いた際には抜けていた事や表現を改めた方が良い事も。 ブログは、面会ができない私にとって現実の社会と精神的につながっていることの証明。ブログと言えども大切なアイテムなのです。...
View Article成功・・・エルムなればこそ
先日、医師である自身がガン患者と言う大橋洋平氏とシャンソン歌手、芹沢祥子によるトーク&ライブが開かれました。大成功で「エルム」ならではの企画との報告。 芹沢さんがNHKラジオにゲスト出演した際に。大橋さんもゲスト出演した事がきっかけで実現したこの企画。...
View Articleリスペクト
「エルム」が長年継続でき(そのうち日本のシャンソン最古に?)発展してきたのはステージ・スタッフのお陰と言う事は繰り返し書いて来ました。 でも、それと同時に「朝10時が楽しみです」との言葉を今聞いて、ブログを読むことで力を得て下さると言う方の存在に、とても幸せを感じました。 右半身マヒでピアノを弾けないどころかブログを書く事すら不自由なのに今日のような言葉をいただけるなんて・・・。...
View Article金融システム障害に学ぶ
世間を2日間にわたって騒がせた金融システム障害。新聞で大きく扱われたニュースは、人間がコンピューターに制圧されているかの様な印象を与えました。 ようやく後1日との報はあったが、どうもシックリこない。実際には、二次的被害も。乏しい年金生活に頼らざる人だけでなく、自動車関連の下請け工場に至るまで被害甚大。特別災害指定相当。...
View Article藤井聡太、八冠達成
21歳の若さで前人未到の偉業を成し遂げた事で日本中が沸き立っています。全国ニュースでは読売新聞、この地区では中日新聞の号外争奪戦の様子が映し出されていました。 5歳の頃から既にその天才ぶりは発揮されていたようですが、きっと師匠の杉本氏による指導も良かったのではないでしょうか。彼の出現で将棋人口は何倍、いえ何十倍になった事か分かりません。...
View Article戦争、この破壊行為
イスラエルがガザ地区のハマスに対する強硬姿勢を強めている。 以前、聞いた時にはイスラエルは右派と左派の対立が程よく保たれていた記憶。それが急に戦時中の日本の様に挙国一致内閣の様に国全体がひとつに。 国民の不満から目を背けさせるには国外に共通の敵を作ると言う昔ながらの戦法。もしかすると政権維持目的の戦略かもと勘ぐってしまう。 どんな時もそうした時、真っ先に被害にあうのは女性と子供。...
View Articleパリ同時多発テロ
私が重症筋無力症で入院中に起きた2015年のパリ同時多発テロ。 いてもたってもいられず追悼歌「哀しみのバタクラン」を入院中のベッドの上で作り、リハビリ病院への転院を断ってCD録音の為にフランスの友人達と菅原洋一さん、エルムの歌手達の総力を結集した事を想起しました。 今、イスラエルとハマスの戦いでハマスを「テロ」と呼ぶメディア報道には、いささか疑問を持ちますが、パリで起きた事はまさしくテロ行為。...
View Articleペルーの日本大使館事件
パリのシャンゼリゼ通りに中日新聞と北海道新聞が一緒にパリ支局を構えていました。 中日新聞パリ支局へ来訪した時、北海道新聞の方が「今、ちょうどリマと電話がつながっています。今、お話されますか?」と。 てっきりワシントン支局のテリトリーと思い込んでいたのでビックリ。何となく現地のただならぬ様子が伝わってきました。...
View Article映像の世紀
テレビがジャニーズと大谷選手の活躍の話題で埋め尽くされる中、NHK番組「映像の世紀」は隠されたヒット曲となっている加古隆の音楽と共に心に焼き付いています。こうした硬派の番組はNHKの独壇場で頼もしい限りです。 過去の歴史を事実に基づいて検証する事は各分野の学者の仕事ですが、それを記録するのは、こうしたメディアの役割でもあります。...
View Article分断の連鎖
連日の報道は、事実を公平に伝えると言うメディアの責務は守っているかも知れない。しかしその事象が真実かどうかは後日の検証を待つ事になる。 それを待つ間に犠牲者は連日増加の一方。分断は悲劇の連鎖。それを止める力は如処に?答えは今の所無い。それが哀しい、悔しい。...
View Article悲劇は、いつ止む・・・
連日の惨劇情報報道の中、今回は・・・。 昔の我が家の庭には大きなイチジクの木もあり、ちょっとした畑。その片隅にある「ニラ」は体調の悪い猫の好物。そして「パセリ」は猫と我々の”早採り合戦”。少し遅いと柔らかくなくなり味が全く違います。他愛ない話のついでに・・・。...
View Articleチャップリン、無声映画の時代
おそらく私たちが無声映画を知る最後の世代。 チャップリン作品は、結末は悲劇か喜劇か観る人によって意見の分かれる所。 代表作「モダン・タイムズ」は、今の時代のエンタメとは全く違ったいわば哲学書の世界。機械に押しつぶされそうになる人間の姿。 便利になる一方の生活は便利なようでいてそこに潜む危うさに気づかなければならないと言う警告のような物を感じます。...
View Articleイスラエルとハマス、悲劇の地パレスチナ
連日報じられるパレスチナを舞台とするイスラエルとハマスの戦斗。「人道回廊」への模索は続くものの停戦など絵に描いた餅。 アメリカ人捕虜もいるとの事でアメリカの出方次第では何らかの解決への期待も・・・?アラブ諸国の複雑な利害関係も加わって一筋縄ではいきそうもない。...
View Article反戦歌へのこだわり、そのツール
かつて我が家近くの市場では、毎年幾度も大売出しがあり子供達は景品を楽しみにしてきました。 私も楽しみにしていた一人でしたが、もらった景品が”弓矢・鉄砲”だと祖母・母ともに「すぐ返していらっしゃい」と言うのです。子供心にとても哀しかった事は今でも忘れていません。 成人してから本格的に行った音楽活動でも、今に至るまで反戦歌へのこだわりが続いているのはそのせいだと思います。...
View ArticleNHKキャッチ 世界のトップニュース
この所、ハマっているのが「世界のトップニュース」。 BBC、ABC、アルジャジーラ、ドイツ、フランス・・・等世界中の主たる国の最新ニュースが満載。各々の視点には少しづつ報じ方に差異。共通点としては、日本で重要な扱いがなされてない話題が多い事。 そこで思い出すのは、かつてフセインの銅像が民衆によって引き倒されたニュース。日本のニュースでは、多くの群衆が銅像が倒れた瞬間に歓呼の叫びを上げるシーン。...
View Articleイラ立ちとニュース
日々「最新ニュース」として報じられるニュースには米・露・中国が常連。専門家の解説を聞けば聞くほど訳が分からなくなる。 かつての「マネー・ゲーム」の時代は遠く過ぎ去り今は「戦争ごっこ」の時代? テレビではどの局も似たような笑いを振りまく人達のオンパレード。「軽薄の時代」と揶揄したくなるような日々。...
View Article幾度も書かずにはいられない
最新ニュースで今のイスラエルを取り巻く一帯の制空権を持っているロシアの動きが報じられました。「和平・停戦」に関しての決議案提出との事。どの口でそんな事が言えるのかと思う次第。要するにここでも米対露という対立の図式。 イスラエルとしては度重なるユダヤ人迫害の末に「金融」に活路を求めた選択はやむを得なかったのでしょう。...
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