日本の歌手の多くが額にシワを寄せ顔をゆがめて歌う最近の傾向について
私が或る民謡歌手に質問した時、
「世界中どこの国でも本来歌は神への祈り。
特に日本では山の神、海の神への信仰が強く、歌は神事です。」と。
「神に見捨てられるような不快な表情はありえません」とも。
仏教は、後の世に入って来たものですが、八百万の神信仰は太古の昔からのもの。
一神教の国々でも多くはキリスト教の教会音楽の美しい響きは神への祈り。
日本では常に神様・仏様と唱えられ無意識のうちに祈りが神格化されて来ました。
堅苦しく考える訳ではありませんが、日々の暮らしの中で襟を正す一瞬は不可欠に違いありません。
少なくとも平和を願う時の歌手は、そうしたことに思いを馳せる必要があると考えます。