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Channel: 加藤修滋のブログ
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反戦歌へのこだわり、そのツール

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かつて我が家近くの市場では、毎年幾度も大売出しがあり

子供達は景品を楽しみにしてきました。

 

 

私も楽しみにしていた一人でしたが、

もらった景品が”弓矢・鉄砲”だと

祖母・母ともに「すぐ返していらっしゃい」と言うのです。

子供心にとても哀しかった事は今でも忘れていません。

 

 

成人してから本格的に行った音楽活動でも、今に至るまで反戦歌へのこだわりが続いているのはそのせいだと思います。

 

 

前にもブログで書いた様に

今のイスラエルとハマスの戦いには余りにもピッタリと符合する

「イスラエルの子守唄」があります。

 

 

日本では瀬間千恵さんのレパートリーとして知られますが、ほとんどのシャンソン歌手は歌いません。

「世間のウサを忘れたいのに内容が重すぎる」と言われる事と、

客のリクエストに応じると、それだけでステージで歌える歌が埋まってしまうからと聞きました。

 

 

その点「エルム」では過日の大橋洋平さん(緩和ケア医かつ自身がガン患者)を迎えてのトーク&ライブのように”人の命”をテーマにした企画も大きな感銘を与えました。

その折に、芹沢さんが歌った”命と平和”に関する歌にも、拍手がやみませんでした。

 

 

 

私個人にとってだけでなく、エルムに於いてはこうした「平和希求」の歌を受け入れて下さるお客様がいて下さる事は何より誇るべき事です。

 

 

時あたかも不幸な斗いが起きている今、「イスラエルの子守唄」を歌う人が一人でも多くいて下さるようにと願わずにはいられません。

 

 

次の世代を創る子供を抱いて歌う母親の気持ちは世界中普遍だと信じたいのです。

 

 

そうした歌を歌う事こそ「歌い手の務め」(グラシェラ・スサーナもレコ―ディングしているフォルクローレの名曲=オフィシオ・デル・カントール)の一節です。

今一度、”平和希求”を!

 

 

 

P.S,

今日手にした水野喜久さんのチラシに「世界が平和でありますように!!」の言葉を見つけ嬉しく思いました。

彼女はナポレターナの歌い手ですが、本物のナポリの歌をお届けする事にこだわっています。ここにも又一人”平和希求”の歌にこだわる仲間がいます。

89歳の今も、素晴らしい歌を歌い続けているのです。

「エルム」の存在価値は不滅です。


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