館長に長時間取材
92歳にして現役女社長は、恐らく日本で我が母親だけ? その件に関して、とある新聞社から取材有。 3時間に及ぶ長時間取材で、92歳の高齢館長は、さぞ疲れたと思いきや、逆に元気! 普段話し相手がいない分(?)、この時とばかり生き生きと、 大正時代から昭和・平成まで自らの体験と思いの丈を長演説。 でも年の割に頭の回転も良く、 何より横文字(カタカナ)に順応しているのに記者の方もビックリ。...
View Articleまたも美しい誤解
時々、とんでもない勘違いをして、過剰な褒め言葉を頂くことがありますが、 このところ藤田嗣治画伯の話題の中で、その「美しい誤解」有。 夏にポーラ美術館で展示された藤田画伯の未発表作品のひとつ 「シレーヌ」が芹沢抄子さんの初CD収録曲と同タイトルで「人魚」の意味。 芹沢さんがオリジナル作者デルフィーヌ・ヴォランジュの プロモーション・パートナーとなったことからCD収録に至ったもの。...
View ArticleアストロリコのNew CD
日本で唯一オルケスタでもコンフントでも活躍する タンゴ楽団アストロリコが新しいCDをリリース。 早速聴いてみると、あちこちに門奈節が散りばめられているものの、 ソロ・プレイヤーとしてより、 マエストロとして楽団のサウンドを見事にまとめておられることに脱帽。 かつて「黄金の左手」と賞讃されたその演奏は、 歯切れ良さに優しさも加わった素晴らしいもの。...
View Articleシャンソンと映画の共通点
シャンソンは、歌だけでなくヴィジュアルも重要。 演劇的要素も去ることながら、小津安二郎の映画論の如く「後味の勝負」 アズナヴールの「ラ・ボエーム」で投げ捨てたハンカチが後奏にのって主人公となったり、 ベコーの「帰っておいで」のラスト・シーンが、 つないだ手を引いて立ち去るパントマイムであったり…。 最近のアーティストではララ・ファビアンの「病の果てに」で 倒れ込んでしばらく起き上がらない演技も。...
View Articleシャンソンのプレゼントが一番嬉しい
エルム20周年に際してシャルル・アズナヴールが 「ジュヴォヤージュ」という新曲をプレゼントしてくれたことは、 何より嬉しいことでした。 その後も、フランク・トマからベルリネールの遺作楽譜や、 セルジュ・ラマから新曲の楽譜を頂いたり… 日仏シャンソン協会ならではの活動成果。 そして今、ジルベール・ラファイユから新曲のCDと楽譜を送ってきました。 日本では「声なき歌」の作者として知られていますが、...
View Articleシャンソン・コンクールも戦国時代?
神戸(予選は北海道、仙台、東京、名古屋、神戸、福岡)、浜松、大阪 各都市で開かれてきたシャンソン・コンクールと、 東京でのフランス語によるシャンソン・コンクールの成功が 次々と新しいシャンソン・コンクール誕生の呼び水となっています。 広島でも名古屋でも新しいシャンソン・コンクールが始まり、 特に名古屋は12歳以上29歳以下というユニークなシャンソン・コンクール (要するに、学生対象)...
View ArticleCD「シャンソン・ルネッサンス」の評判
エルム25周年を記念して作られた新しいシャンソンの オムニバスCD「シャンソン・ルネッサンス」が好評。 何しろ、シャルル・デュモン、ジャクリーヌ・ダノ等 大物シャンソン歌手のフランス語ナレーション入りなので、貴重盤。 今年来日するシャンソン大使=J.P.メナジェや ミッシェル・グラスコのアコーディオンのサウンドも人気。 歌っている岡山加代子さん、青山桂子さん等の歌唱法が...
View Article年末年始テレビを見ていて気付いたこと
歌手も役者も、力を持った人の芸歴が長くなり、同時に高齢化。 肺活量の問題もあってか、無声化発音の人が増えている。 フランスのシャンソン歌手が得意とするCSSV(母音消去唱法)や CES(息もれ唱法)と同源の歌唱法を、 日本の歌謡曲や演歌の歌手も活用するようになったということ。 違うところは、フランス人歌手の間では20代・30代の若さでも確立しているこの唱法が、...
View Articleシャンソン教室生徒さん大活躍
日仏シャンソン協会公認シャンソン教室は全国25ヶ所ありますが、殆どは東海三県。 お抹茶の生産で知られる西尾教室は、フランス国営TVに出演した青山桂子さんが指導。 その生徒、杉浦知恵子さんが、昨年<あこがれの>カフェ・コンセール・エルムで ご主人・元春さん、姪の平野友恵さんと共に初ライブ。 何しろ、美輪明宏さんが歌っていたシャンソニエで、 美輪さんと同じマイクで歌えた!と感激。...
View Article先達惜別
高浜在住の詩人、鈴木孝さんが亡くなったことをANET会報で知り、驚いています。 76歳と言えば昔ならいざ知らず、まだまだ活躍して頂ける年齢で、残念でなりません。 私が東海現代詩人会在籍中から、 アンソロジーを贈って下さる等して可愛がって頂いたことを思い出します。 フランス詩にも興味を持ち、我々の新しいシャンソン普及活動に、 とても理解を示して下さっていました。...
View Articleクリストフから賀状
アリアンス・フランセーズ愛知フランス協会の新館長クリストフ・ドレイエルは、 我々にとってはサンパティックなお友達。 (勤務している部下やフランス人に対してはとても厳しいという評判有?) 昨年は今までの館長と違って、Xmasより前に新年の挨拶状が到着 ポール・クローデルが日仏会館を設立(1924年)して90年なので、 「日仏文化協力90周年」という文面。...
View Article口論…じゃなく、お説拝聴
口の悪い人から「エルムは40人が採算ラインと言っていたのに、 この状態じゃ長くは続かないな」…と言われ続けて26回目のお正月。 「そもそも、中途半端に芸術的過ぎるんだヨ」 「NHK紅白見りゃ分かるだろ?歌じゃなくてパフォーマンスの時代なんだから。 コロッケから蛯名健一の時代になって、世の中変わってるんだから、 エルムの出し物も変えないと」...
View Article遠方よりのお客と初来店のお客が増える月
エルムのライブは7・12月がジョイント・ライブ月。 初出演の方もあり、お客様も初来店の方が多い月。 東京の歌手の場合は、熱烈な追っかけファンが新幹線で(しかも泊りがけ) 来店される方も多い。 そこで、ご感想などリサーチもバッチリ。 「お客様が多いことと、若い歌手が多いこと」に驚かれる方が殆ど。 次いで「コンサートみたいに静かに聞いて、大きな拍手をされるんですね」という指摘。...
View Articleエルムのお客様の特長
全国のライブ・ハウスに出入りしていらっしゃる方が エルムに来店して驚かれることの一つに、 マイク介助をするお客様がらっしゃること。 マイク・コードが椅子の角やスタンドに引っかかったまま客席へ入ろうとする歌手がいると、 すかさず傍の方がコードのもつれを解いて下さいます。 そして、手拍子もフランスのライブ・スポットや劇場同様、 一斉に手拍子するするフレーズと、...
View Article辻君は名コックならぬ板前?
エルム忘年会の為に、辻君が厨房助っ人。 かつては、お得意のパスタを作ってくれましたが、 今年は巻き寿司も作ってくれて大好評 パスタはイタリアンの店でアルバイトしていた時に覚えたようだけど、巻き寿司はいつ? エルムは、こうして思いがけない助っ人の力で、今まで続いてきています。 善意の寄せ集めが、想像できない程の力となって、数多くの奇跡を起こしてきました。...
View Article芹沢抄子さん「編集後記」に登場
「編集後記読みましたよ!エルムには有望新人が次々と登場しますね」とは、 ある出版関係者からの言葉。 <巻頭言>と<編集後記>に書かれるのは特別な名誉だと、 その方が教えて下さいました。 月刊東海財界10月号の編集後記に、 芹沢抄子さんのライブ鑑賞コメントが掲載されているのをご覧になって、 「書いてあることも、とてもいいよ」とのお言葉
View Article日本文化を理解するシャンソン・アーティスト
昨年の来日公演で秋田を訪れた第19代シャンソン大使ヴェルムーランは、 秋田の美術館を見て「ムッシュ・アンドウ!」と設計者を当てました。 第18代シャンソン大使ミッシェル・グラスコは、 熊本公演で「五木の子守歌」を弾き、 かつてジャクリーヌ・ダノは仙台で「ダテ・マサムネ」に言及。 日本固有の文化(それも、今の学生たちも知らないような)について 造形を深めるフランスのアーティストが増えています。...
View Articleアストル・ピアソラからのメッセージ
エルム25周年パンフレットに載っているA.ピアソラからのメッセージ (私たちのアルゼンチン公演のライブLPに寄せられたもの)を見て、 海外のアーティストたちもビックリされます。 その意味ではC.アズナヴールからのメッセージより貴重なのかも…。 ピアソラが私たちに対して与えた賞讃は「アンサンブル」と 「ブラスをタンゴに使う」という発想。...
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