日本で唯一オルケスタでもコンフントでも活躍する
タンゴ楽団アストロリコが新しいCDをリリース。
早速聴いてみると、あちこちに門奈節が散りばめられているものの、
ソロ・プレイヤーとしてより、
マエストロとして楽団のサウンドを見事にまとめておられることに脱帽。
かつて「黄金の左手」と賞讃されたその演奏は、
歯切れ良さに優しさも加わった素晴らしいもの。
バンド全体としては、麻場さんのバイオリンが低域の響きがとても良く鳴った
(という事は、表現力が増すということ)とか、
平井さんのピアノのペダルの踏み込む長さが短くなったという事は、
音が濁らなくなったということとか色々ありますが、
やはり門奈さんのバンドネオンのラ・ボカ風味わいが最高。
この楽団がエルムのレギュラー出演者であることは、誇りです