ジョルジュ・ムスタキ追記
現代の吟遊詩人と言う割には彼の「ヒロシマ」はジャズ・ワルツの軽薄さが好きになれなかった。 でもその彼は能登地震に対するドジャースと大谷選手同様、阪神淡路大震災に際し、チャリティー・コンサートを行って兵庫県へ寄付している。 そのジョルジュが、第2回東京国際音楽祭に桃井かおりの「愛のデラシネ」で参加し、それが初来日だと知った。...
View Article探し物が見つかった
どこかへしまい忘れたままだった大切なCD発見。ブログ原稿や何冊もの住所録、JASRACの資料の山に隠れていたCD「友情物語」はAFJCレーベルのCD最高傑作。 私の代表作品「ラスト・リサイタル」をグラシェラ・スサーナが歌い、最新「法定訳詞」の「シレーヌ」は芹沢さんとデルフィーヌ・ヴォランジュによるコラボ! ジャクリーヌ・ダノがフランス語で歌う「LE JARDIN DE...
View Articlemss小劇場の進化系・御影ホール
昔のエルム関係者しか知らない「辻裕美」さんから「御影ホール・パンフレット」が届きました。私の事を覚えていてくれて嬉しく思いました。 辻裕美さんは、確かシャンソン・コンクールに仕事関係で遅れて到着。リハ無しで本番歌唱したツワモノ。後に審査員長より「私は彼女に最高点を付けたのヨ」と内緒で教えてもらいました。...
View Article心の歌を受け継ぐ者は何処に?
この所、私達が築いて来た「エルム・メソッド」の影が薄れて来ている気がします。歌唱場所も「エルム」以外が増えています。 もち論、どこで誰と歌おうと自由ですが、私は淋しさを隠せません。多少の救いは、そうした人が外の世界(?)を経験した結果「エルム・メソッドの良さが分かりました」と考えを改めてくれる人がいた事です。...
View Article訳詞図書館新資料
ずい分多くの資料を「エルム・スタッフブログ」に公開して来ましたが、新しい作品が間もなく閲覧可能となります。 ▼エルム・スタッフブログhttps://ameblo.jp/cafeconcertelm/...
View Article民音タンゴ・シリーズで書き忘れた事
民音が2024notebook(表紙写真をお見せしますね)を下さって「民音タンゴ・シリーズ」の功績を思い出しました。 全国津々浦々回って日本のタンゴ・ファン育成を果たされた事は感謝に堪えません。アルゼンチンの著名なマエストロのオルケスタで来日しなかった人は居ないと言っても過言ではないのです。...
View Article映像と音楽
NHKテレビ「映像の世紀」は、加古隆のテーマ曲が各々のシーンを彩る名作。 他の番組でも「情熱大陸」の様に一度聴いたら忘れられないものもあるが、この加古隆の作品はギターのヴァージョンからN響のオーケストラ・ヴァージョンまで数え切れない響きの変化があり、特に明るくなく暗くもないいわゆる灰色のシーンの表現は絶妙。...
View Articleタブラオで見た笑えない日本人
スペインのアンダルシアに伝わる伝統音楽「フラメンコ」は日本でも多くの指導者と愛好者有り。 地面を踏み鳴らすサパテアードとギターの響きに魅せられる人は多数。私が遭遇した日本人観光客の一団(着物姿の上流婦人風)は「流石に本場のフラメンコはステキね」と大感激。...
View ArticleLYNDA LEMAYのコンサート
シンガー・ソング・ライターのリンダ・ルメイが客席にシャルル・アズナヴールを迎えてのコンサートは、感動的でした。 イメージ的には、その頃流行していた「ルノー」等のGパンにタバコをくわえつつ歌うスタイルへの反発があったように思えます(←皮肉かも?)。 舞台をウロウロ歩き回るのでなく、彼女が今の日本の多人数でのダンス中心ステージを見たらどう思うのかなァ。ちなみにリンダは、シャルルの事務所RAOULE...
View Article梅ちゃんライブ
新しい動きが目立つ「エルム」ライブに、ワハハ本舗の「梅ちゃん」が出演。 客席を笑いで包むエンターティナーぶりは流石。お笑いに目が行きがちだが、根底にあるものは歌唱力と歌に対するリスペクト。単なるパフォーマンスではなく、シャンソン好きには伝わる深みのあるもの。 そして、伴奏の杉浦哲郎さんとの信頼の上に成り立つ一体感。こう言うものは、動画ではなく実際にその場の雰囲気、空気感を伴って聴きたいもの。...
View Article中東情勢一発触発
共同通信によればイランの動きが、まるで火薬庫になりかねないと言う。 特にイランの動きは要注意。イラクのクルド人居住区をミサイル攻撃、パキスタン領内を即攻撃した報復としてパキスタンは駐イラン大使を引き上げた。 イランはボルテージを上げシリアのイスラム国拠点も攻撃・・・敵国イスラエルと競い合うがごとき振舞いは中東から「平和」を一層遠ざける事に・・・。 嗚呼、神は何処に?
View Article3、4、5・・・何の数字?
メキシカン・ボレロは「トリオ・ロス・パンチョス」「トリオ・ロス・ディアマンテス」の様に3人で歌う。 一方、アルゼンチンのコーラス・グループは「ロス・アンダリエーゴス」「ロス・チャルチャレーロス」の様に基本4人。...
View Article些細な事なれど
昭和の歌番組で当時のアイドル達の顔の表情に共通したものを感じます。 同時にバンドは背中にアンプ&スピーカーを置き、メーカーも似ている。ドラムもピアノも(スタンウェイ、ヤマハ、カワイ)ましてマイクはシュアー58と印で押したみたいに共通。そう言えばマイク・スタンドも似たりよったり・・・。...
View Article今年のエルム
久しぶりに兄妹参上。 例年通り「シャンソン・ポピュレールコンクール」「名古屋巴里祭」「シャンゼリゼの会」等、故例の行事と毎月のレギュラー・ライブ、そして企画の数々・・・と今年の年間スケジュールの報告を受けましたが、話が終了したのは深夜1時半。 この一年間で最も疲れたと言うより長時間の車イスで腰は痛くなり、声は出しづらくなって目はカスミ・・・。...
View Article阪神淡路大震災とボランティア
今回の能登半島地震に際して「ボランティア」受け入れでスムーズにいかない事があるらしい。 そこで思い出したのは阪神淡路大震災の折、「エルム福祉相談所」スタッフだった金沢さんを派遣した時の事。...
View ArticleASKAの番組で気付いた事
常に他局とひと味違う番組作りをするテレビ東京で、ASKA SPECIALを見た。デイヴィッド・フォスターを加えての視覚面より挿入されているインタビューが興味深かった。 やはり、こうして息の長いアーティストは苦労を重ね、時に心砕かれながら見出した「人生訓」の様なものがある。...
View Articleスーパー一座海外公演
母の小学校時代の教え子、原智彦君は生徒の中で一番有名になり成功した人。 ある時、mss会館へ来訪。「修滋君がアルゼンチン公演成功したノウハウを聞かせて」との事。一応の事はお話し、現地へ行く前に大切な事は「発起人や実行委員をどんな人に依頼するかです」と付け加えました。...
View Articlemss会館の黒歴史
私の人生の中で最大のピンチは、mss時代の出来事。 私の記念すべきシャンソン歌手の生徒第1号を、自分の事務所に引き抜こうとした男がアレコレ画策。結果、彼女は勝手に自分から私の車に轢き殺されそうになったと訴え出る始末。もち論、正式には受理されずおとがめは無し。虚言癖のある訳ではない家庭の子女なので、俗に言う「マインド・コントロール」されていたのかも(?)...
View Article宝タクシー
名古屋の宝タクシーCMをテレビで良く見かけるようになった。 その営業戦略は中々のもので社長以上に重役達のアイデアが素晴らしい。若い乗務員を確保する為に各社苦労している時に、若い人に人気のあった「アルファード」を導入。自分で購入出来ない車種に憧れて宝タクシーに入社したと言う人を2人知っている。...
View Articleパロマ・サンバシリオは?ディマシュは?
スペインの国民的スターで、フランスのビデオ・ショップでも人気の「パマロ・サンバシリオ」は長い間、日本の評論家の間でされ知られない存在でした(マリキータ&ジローは以前から知っていた!)。 彼女のリサイタルにフランスのアーティストが自ら望んで出演する程の人でレジェンド的存在。 一方、カザフスタンの若きスター「Dimash...
View Article