テントの時代
1970年代前後に青春を迎えた我々にとっては寺山修司の「天井機敷」「早稲田小劇場」こそが文化の中心のごとく思っていた。 1957年の寺山作品「上海異人館チャイナドール」は後世に残る名作で、大島渚監督の「愛のコリーダ」はフランスでも話題となったがゆえ「太陽の誘惑」と言うミッシェル・フューガンの私の「法定訳詞」にもその単語が使ってある。...
View Article猫叩きは可愛そうだニャー
ペットとして猫好きな人は多いと思いますが、なぜか余り良い例えに使われない様です。 「勝手猫」「猫なで声」は、まだまし。「猫ババ」「泥棒猫」「化け猫」・・・悪い例えが多いのは日本だけかニャー。 「犬のお巡りさん」は公務に就くのに・・・と思ったらどこかの「駅長さん」になった猫もいたっけ。...
View Article犬で想い出した事
「表彰犬」なる言葉がトレンド入りしたとか、しないとか。この所、たかが犬されど犬で大谷選手本人以上に一瞬にして有名になったワンちゃん。 そこで思い出したのはアルゼンチン公演でよく見かけた犬のお巡りさん・・・じゃなくって犬の散歩屋さん。両手に4×2=8頭、腰のベルトに2頭をつないで各々のお屋敷から預かり散歩させるもの。ちなみに他の国では見た事ないワン!...
View Articleリーヌ・ルノーの思い出
リーヌ・ルノーは私達のフランス公演を観に来られた人。 その彼女が主役を演じた「パリ・タクシー」はフランスで大ヒット。彼女は2022年にフランス最高国家勲章「レジオン・ドヌール勲章」を受章しています。 公演パンフレットの写真を懐かしい思いで見ました。日本での配給元から届けられた印刷物には「非売品の資料なのでお取り扱いにご注意下さい」と付箋が貼られていました。...
View Articleクスリ遍歴
幼少の頃から虚弱児だった為、クスリとは深い仲(?)。 一般的には口内炎には「ケナログ」処方が多かったが、私はかかりつけ医だった前田病院で「デキサルチン」を出してもらっていた。 メーカーの日本化薬は焼夷弾のノウハウを持っていて皮膚にくっつくと離れないスグレ物。寝ている間に無意識に舌で舐めて取ってしまう事が無い。...
View Article大型バスはベンツ
アルゼンチンでもそうでしたが世界中で大型バスはメルセデス・ベンツ製。西欧諸国でもそうでした。メルセデスと言うブランドの各種車両の業界に占める比率は特別多いと思えないので理由不明。 ベンツ製と言えば「エルム」のお客様でベンツのトラックに乗って来館される方がありました。浜松へ行かれる事が多く、その度に生のトウロモロコシを差し入れ。その美味しい事と言ったら天下一品。...
View Articleシトロエンに救われた命
車の免許を取って3台目以降ずっとシトロエンに乗っていました。 「ハイドロ・マチック・サスペンション」の独特な乗り心地はフランスの山道を卵を積んで走っても割れないとの設計思想との事。従って当時、真空管式アンプを積んで走る私にとってはベスト・マイ・カー!...
View Articleエルム成功体験
マツダやビッグモーターの事件で繰り返し報道されたのは「成功体験」から脱却できなかった企業風土。その結果、優秀な技術者がいなくなり伝承されるべきものが消失・・・との指摘。 一方、「エルム」は成功体験が見事に伝えられている(←自画自讃ですが事実なのでお許しの程・・・)。その一番の理由はクオリティの高い「自主企画」の存在。...
View Article内田樹氏の説を引く
神戸女学院大名誉教授の内田樹氏のお名前しか知らなかった私ですが、そのお説は「なるほど」「そうだったのか」とうなずく事ばかり。 「大阪万博はもう止め時だ」とは「よくぞ言って下さいました!」 大阪・関西万博のための政府支出「全体像」は直接経費1647億円の他に間接的に9兆円、各府省事業費3,4兆円・・・「正気の沙汰とは思えない」とバッサリ。...
View Articleただ者ならぬネタニヤフ
イスラエルの国民の7割が、ガザ地区で民間人が苦境に立っても当然と「共同通信」が報じた。 我々の意識との違いに唖然。80.2%が「イスラエル軍のしている事は国際法を守った攻撃」と答え、約70%の国民がガザ市民の事等考える必要なし。 アンケートではユダヤ系81.1%、アラブ系10.3%が「軍への信頼が厚い」なんだって。...
View Articleバンクシー現る、そして盗難?
日本で言うなら「ねずみ小僧」(?)みたいな神出鬼没な「バンクシー」がガザ地区への連帯?風の道路標識を作成。 丸いストップ・マーク看板に飛行機(又はミサイル?)が描かれていて、バンクシーならの巧みな比喩に思わず膝を打つ。 相手を論破するのではない、こうした平和的な(それでいて辛辣な)手法はバンクシーの真骨頂。次なる作品も楽しみ。...
View Article万博は何考えてんねん
万博で、一般ドライバーに客を運ばせるって知ってまっか?ボランティアじゃオマヘンで、有料なんだってサ。 さすが商都大阪?と思ったら国が考えたんでオマス。その心は・・・万博中、来場者が集中してタクシー不足となるとやら。 国の役人も「死なばもろとも」と腹くくったんやオマヘンカ?解決策は小学生でも分かる事。 「万博中は、公共交通機関を利用しましょう!」 そうせなアキマヘンデ!!
View Articleインフレ、物価、庶民の生活
アメリカは物価高が続き、日本では円安が一般庶民の生活を直撃している。数字に弱い私は考えるだけムダと決め込んでいます。 でも、肉も野菜もそして郵便料金まで上がるとなると知らん顔はできない。経済アナリストも平時の株価予想は出来ても、現在のウクライナとイスラエルの戦争地域の影響は計り知れないと言う。...
View Articleそこに愛はあるか?
今日の「エルム」があるのは「エルム愛」があるからだとの指摘。 最初に言及されたのは、東京のプロデューサー。「歌手が伸び伸びと放牧されている。そこには信頼と愛情がある」と。 ゲスト歌手も「エルムは特別な場所」と言って出演下さいますが、何より「エルム」の中心をなすレギュラー歌手達の存在にこそ「エルム愛」を感じます。...
View Articleヤヤコシイ番組を見た
相嶋氏を巡る免罪について報道番組を見ていて、頭がクラクラ。 仲代圭吾が歌う「謎の女」にはAとBしか出て来ないので私にも理解可能。ところがこの番組ではA・B・Cに始まりX・Y・Zで終わる難解なもので中味が理解できない。 そこまで何かに配慮しかなくてはいけない意味深長な何かがあるのですネ。誰かに又は団体に気兼ねしている検察への皮肉なのか、それとも真正面からとらえるべきなのか?...
View Articleこれからの名古屋の文化を担う中日ホール&カンファレンス
かつて御園座と共に名古屋の舞台芸術の拠点として君臨した中日劇場を知る者としては、間もなくオープン予定の「中日ホール&カンファレンス」は期待しかない。 名古屋には白川ホール、スタジオ・ルンデ、厚生年金会館ホール、勤労会館ホールのように役目を終えた後もなお語り継がれるような文化の殿堂があった。かつて加藤ハツ館長が自身の名刺にも書いていた「ともそう 名古屋に文化の灯」が体現される場になるであろう。...
View Article万博哀歌
かつて日本では「女工哀史」なる物があったと記憶しています。大阪・関西万博は「万博哀歌」として語り継がれそうな予感。 今は、「裏金問題」に世間の注意が向いていて、万博の諸問題は話題にすらなっていませんが、それで良い訳オマヘンデ! 当初予想の経済効果は3分の1の2兆円に縮小。アンケートによると「万博興味ないから行かない」人も3分の1。...
View Articleイランもレバノンも世界大戦になりませんように
イスラエルからボコボコにされているハマスを支援する中東諸国に暗雲が垂れ込めている。 イラン最高指導者ハメネイ氏は、ハマス支援表明していたがムサビ革命防衛隊軍事顧問が殺害された事で事態は一層悪化。中東諸国は直接イスラエルを攻撃せずにイラクの「代理戦争」の様相。...
View Article新年ワンワン・カレンダー
いつも「エルム」を応援して下さる方から今年のカレンダーを居室に置き直し、新しい年を実感。 更にブログを書く机上には年末にいただいた「ワンワン・カレンダー」が「頑張って書いてヨ、ワン!」と言う様な表情で鎮座まします。
View Articleテレビ東京からの感謝
地震などの災害時でも、番組をON AIRして常に他局と異なった方針のテレビ東京。 それは番組作りにも表れていて、名作「そして音楽が始まる」の最終回「サーカス」を起用して作品を作る事に。 制作協力を頼まれたのがミッシェル・フューガンのバカンス先を探す事。「エルム」と言えども、そこまでは把握不能。ON AIR日の関係で番組スタッフは見切り発車となる渡仏。...
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