1970年代前後に青春を迎えた我々にとっては寺山修司の「天井機敷」「早稲田小劇場」こそが文化の中心のごとく思っていた。
1957年の寺山作品「上海異人館チャイナドール」は後世に残る名作で、大島渚監督の「愛のコリーダ」はフランスでも話題となったがゆえ「太陽の誘惑」と言うミッシェル・フューガンの私の「法定訳詞」にもその単語が使ってある。
今はテントと言えばキャンプ。
当時はテントは唐十郎の「紅テント」と佐藤信の「黒テント」。
機動隊に取り込まれての公演を思い出す。
政治に頼らず文化が歴史を築くと信じた時代よ、今何処に・・・。