ロシアのウクライナ侵攻が激しさを増す中、歌手や演奏者に何ができるか。
母が残した言葉・・・
「歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。何故なら平和でなければ文化は育たないから」
一般市民の住む街が壊され、家族が引き裂かれる映像を見る度にこの言葉が浮かびます。
長年続けてきた<平和希求ライブ・コンサート>では、「シャンソン・アンガジェ(反戦的シャンソン)」を中心に家族の絆や幸せを感じる歌を届けてきました。
昨年1月に「核兵器禁止条約」が発効してからは、毎月22日に<平和希求ライブ>を続けています。
プーチンが「核兵器使用」を暗示する発言をして以降、モーリス・ファノンが歌った「ヒロシマ」のリクエストや楽譜提供を求める方も。
またソ連のポーランド侵攻の折に、若者達の間で広く歌われたジャック・ブレルの「愛しかない時」や戦争孤児をテーマにした「プチ・フランク」等も・・・。
気軽に「核(攻撃)」という言葉を発する社会の風潮に怯えながら、私は音楽で「平和」を訴えていきます。