2000年ごろからライブハウスの主流は
「音楽」の提供以上に飲食売上に流れが変わりました。
特に雰囲気の良いホテル・ロビーや、味の良いレストランなどが
お客様サービス的にライブを行うようになりました。
売り物が「音楽」でなく「雰囲気」「料理」
場合によっては「グッズ販売」へとシフトする一方、
パフォーマンスできる場所が増えたことから
グレードが高くなくても歌える場としての利用も増えました。
中には、「お客様の歌える日」が中心となっている場所も増えてきました。
そこへコロナ禍で、飲食や会話でなく「音楽」そのものを求める人しか出歩かなくなった感があります。
60名収容のエルムも、
昨年6月に“観客2名だけ”
8月から毎月“観客8名まで”
10月から毎月“観客15名まで”…など
色々なパターンの試行をくり返し
「音楽」そのものが中心のライブハウスへと戻る事を考えています。