生命を守るためのコロナ感染防止策として、ライブハウスや
個人の歌手・演奏者が取り組んでいるライブ配信。
ずっと病床で考え続けたことは、それ以外に方策はないのか?
瞬間の芸術としての音楽には、ステージと客席とが交しあうものが不可欠。
言葉を交わさずとも同じ空間にいて、
同じ空気感の中で感情を共有する喜び・・・・・それは、
演者も観客も同じ息づかいをする中で生まれるもの。
考えあぐねた末、試行することにしたのが”対話型ライブ”。
「シャンソンの応接室」と名付けたこの新企画は、
40坪(建坪)の空間に観客2人と私の3人だけで行う、
雑談を交えた弾き語りライブ。
苦肉の策ではあっても、歌を届ける例と受け止める例の垣根を
取り外した型を模索しようと思います。