「言葉を非常ということに借りて(緊急事態の)道を残しておくと
どんな精紋な憲法を定めても、口実をそこに入れて、
また破壊される恐れが絶無とは信じがたい」
これは1946年、帝国議会に於ける憲法担当大臣・金森徳次郎の答弁だと
5月3日、中日新聞社説で知りました。
この日の社説は、説得力がありますが、
何よりこの答弁の存在を知ることができて幸せでした。
過去、日本の政治家にも、
こういう正論を堂々と発することのできる人がいたことも知れました。
最後に「74年前の金森の”金言”を忘れてはなりません」
という結びに執筆者の矜持と力を感じた次第。