新型コロナから声明を守るための程々の方策がとられ、
ようやく生活を守る方策が始まったばかり。
コロナ終息後の観光・消費の予算手立てもなされて・・・・・。
ところが、見落とされているものが
コロナ禍で心も蝕まれている人のケアについて、
国は無策であるということ。
今まで、文化・芸術が担ってきた役割の中に、
人の心が安らげる場所の提供がありました。
これだけ長く、そうした場が奪われ、
対話によって救われてきた人たちも
必死にすがろうと対話を求めても
そのニーズに応えられない状況に・・・・・。
感染者が減少した頃に、
新たな問題として浮上してくると思われる「心の病」。
今回の新型コロナと正反対の、
極めてゆるやかに蝕まれていく人の心のケアに一番の薬は、
人と人とが精神的に「密接」に寄り添うこと。
意外と知られていないのが「がんばろう」と言う言葉に
傷つく症状を内在する人の多さ。
コロナ禍以前、「がんばらなくてもいいんだよ」という言葉に
救われた人たちが急増した時期のことを忘れないようにしたい。
でも、手を握りしめるだけで、
救われる人たちがいた事例を今、語ることがはばかれる現実がつらい。