私たちの活動は、音楽仲間の情熱とその支援者の皆様だけでなく、
地元発の文化に光を当ててくださるメディアの力で、支えられてきました。
史上最年少のシャンソン・コンクール・グランプリ受賞者・柴田白梅の快挙を
読売新聞が、いち早く報じ、彼女がフランスのシャトーで歌ったことを
朝日新聞がスクープ記事にしてくださったお陰で、
「名古屋に若いシャンソン歌手が育っている」と、
日本シャンソン界の大きな話題となりました。
更に、名古屋市民芸術祭主催事業に、
初めてシャンソン・コンサートが採用された今年、
「シャンソン都市=名古屋のシンボル歌手」として、
昼夜2公演両ステージ出演という栄誉を獲得したのも、
出演者選考に際し、読売・朝日2紙揃っての記事掲載による
影響力があったと思われます。
世界遺産登録された、中国の「京杭運河」PR曲日本語歌唱者に、
名古屋在住の浜﨑久美子が選ばれ、中日新聞によって報道されたことが
中国大使館に伝わり、文化担当書記官からの祝辞に加え、
中国大使館のHPに広報されるという幸運にも恵まれました。
かつて、エルム・オープンから3年たって来訪された方が、
財布からオープン時の新聞記事切り抜きを出し、
「やっと来れました」とおっしゃった時の感動と共に知った
メディアの力の大きさを、今、再認識しています。
「月刊なごや」(2015年11月号)より