かつて、日本のライブ・ハウスは音楽文化の発信地で
プレイガイドより、色々なコンサート・チケットが売れた時代も有。
CDもライブ・ハウスに置いておけば、本人が出演していないにもかかわらず
売れることがよくあった時代が懐かしい。
以前、グラシェラ・スサーナのコンサート・チケットが
エルムで400枚も売れて主催者がビックリしたことも有。
20年位前までは「新星堂」からの依頼で、名古屋のカフェ・コンセール・エルムも
店内にCD用棚を設置し、新星堂が毎月売れた枚数をチェックに来店し、
管理していた時代有。
少なくともシャンソンに関しては、店舗の売上以上に売れて、
業界でも注目。
時を経て、CDの時代ではなくなり、さらに読書離れから
歌手執筆本の販売も減少。
ライブ・ハウスで専門的知識を持った歌手から発信される情報よりも
ネットで、誰が書いたかわからない情報があふれる時代。
しかもライブを聞くより、歌いたい人の増加により
音楽文化に果たすべきライブ・ハウスの役割が低下しているのは残念。