Quantcast
Channel: 加藤修滋のブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1933

最新、法定訳詞登録情報

$
0
0

エディット・ピアフにシャルル・デュモンが捧げた名曲「モン デュー」に日本語法定訳詞誕生!

 

業界的には「あり得ない」に近い、稀な出来事と、ちょっとした話題。

この20年程、法定訳詞どころか、権利を求めないカヴァー申請すら、

極めてハードルが高い中、久しぶりの法定訳詞誕生。

 

きっかけを作ったのは、故・加藤ハツ館長。

92才で逝った老婦人は、エディット・ピアフが最後に「アンコール!」と叫んで終わる歌い方を好まず、

作者=シャルル・デュモンのLPのように「アンコール……」と音を下げて歌う方法を賞讃。

「神は心の中にいてほしい」という彼女の主張に「本当は、それが正しい。でもエディット・ピアフが

大声で、音を上げて歌ったので、それが流行した。大歌手の彼女に、自分は何も言えず

エディットをまねて、自分もフォルテで歌うようになった」と説明。

 

「ママKATOの望む歌い方で、(人生最後の?)録音をしたよ」と、

人生初の自宅での録音テープを「ご霊前に」と、贈ってくれました。

この録音はCD化され、「パリ同時多発テロ犠牲者追悼募金」をして下さった方に、

無料で差し上げています(ミッシェル・デルペッシュの「懐かしの店~シェ ロレット~」と

「哀しみの終わり~さあ!今から~」も収録)

 

この(当時)85才の大歌手と92才の老婦人との友情が紡いだ絆が

「モン デュー」の法定訳詞を誕生させたとの推察がなされています。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1933

Trending Articles