現代タンゴの巨匠と言われるアストル・ピアソラですが、
もとは古典タンゴの有能なアレンジャー。
エルム2階にある「mss会館」を訪れた時、「タンゴは2拍子でなく
16ビートの音楽」と言いました。
パトリック・ヌジェは先日エルム出演の時、メディアの取材で
「日本のワルツは四分音符、フランスのワルツは八分音符」と説明
していました。
両者の話を聞いて、アルゼンチン人のタンゴとフランス人のワルツの
共通点を知り、同時に日本人のリズムのとり方との違いを知りました。
各国独自の音楽は、そのネイティブな奏者や歌手と一緒に演奏する
ことで身につくものが多いのは当然。
エルムの歌手たちにとっては、そうしたネイティブな人たちとの交流が
芸の肥やしになっていることを再認識。
そういえば、エルムには各国の著名なアーティストが次から次へと来演。
中には、ブラジルのショーロの神様=エヴァンドロや、
アルゼンチン・タンゴの巨匠=オマール・バレンテ等、
超のつくビッグ・アーティストも来演。
すぐ眼の前で繰り広げられる音楽の至芸は、
今思い出しても感動モノでした。