今回の渡仏の契機は、おトキさんこと加藤登紀子パリ公演会場に、
シャルル・デュモンを招待して聞きに来てほしい……
という依頼を受けたこと。
シャルルは「シュウジが来るのなら一緒に行くよ」とのことだったので、
急遽渡仏することに。
87才というのにシャルルは今もステージを精力的に行っていて、
特にピアフ関連のコンサートやテレビ番組に引っ張りだこ!
コンタクトととった時も「今、スペインにいるんだ」とのこと。
そんな多忙な彼が、「コンサートの前にお茶しよう」と言ってくれたことは
とても嬉しいことでした。
コンサートの1時間前にカフェでランデヴー。
フランス人にしては珍しく、10分くらい前に到着したのは、
秘書のフロランスのオーガナイズで「日本人は時間より早く来るから」
との配慮。
来年来日するアコーディオン奏者のミッシェル・グラスコと共にお出迎え
すると、到着するなり超ゴキゲンでハグ。
まずは、加藤ハツ館長のオマージュ公演となった2014年11月の
ユーロペアン劇場での思い出話。
その時、シャルル・デュモンと16名の日本人歌手に加えて
特別参加したミスチグリが、その公演が最後のステージとなって
亡くなったことと、彼女のために僕が書いた「オマージュ・ミスチグリ」
の話も……