第19代シャンソン大使ヴェルムーランがアコーディオンの
ミッシェル・グラスコと共に全国8都市で公演を行う中で、
共演をした日本人歌手たちの評価を聞くと参考になること多数有。
過去のシャンソン大使たちも含め、共通することは、
①喉を震わせ、母音を伸ばして(彼らは「come ÉNKA」と表現)歌う歌が多い
⇒フランス人好みでない
②クラシック出身と思われる歌手の声の響きが美しい
③表現オーバーの歌手が多い
そして各地での歓迎ぶりに「SHINSÉTSU」という日本語を覚え、
日本人は全て親切という印象を持った様子。
我々が素晴らしいと思う歌手と余り良くないと思う歌手がフランス人と一致しないケースも有り。
アコーディオンのミッシェル・グラスコはテクニックだけでなく
「KOKORO GA ARIMASU」という表現で、感受性に言及することが多い。
シャンソン大使への日本人の評価は、
「目からウロコ」
「これが本場のシャンソンと知ってビックリ」と言うものが殆ど。
今年のパトリシア・カース日本公演と比較して、
「カースは迫力があってかっこ良かったけれど、あなたにはスマートさと温かさがあった」
と直接ヴェルムーランに言って、本人も大喜びしたケースも有ります。