人気・実力共に日本を代表する某歌姫のショーにまつわるお話。
日本のステージ演出は、エンタメの影が付きまとっている様に思うのは私の偏見でしょうか?
さもなくばパリで観て来たステージ演出から周回遅れ。
5~10年後に日本でも採り入れられる事が多い。
「日本はアメリカの文化的属国」との表現をした者もいるそうナ(少なくとも私ではない。念の為)。
少々、強引な例えで言うと、綱引きの片方がエンタメ、片方が表現音楽。30cm程が行きつ戻りつ。どちらも個人的好みの差かもネ。
例の某国民的歌手は、中国系アメリカ人ANNA SUIがファッション部門を担当する大スペクタクル。随所にフランス人アーティスト独特の演出と比較すると面白そうなところ有。
フランスでは象に乗って登場した歌手が鼻をスベリ台の様にして降り立って歌うシーン有。
フォーリー・ベルジュールのスペクタクルでは、子犬8匹が「火の輪くぐり」。
そう言えば「ノートル・ダム・ド・パリ」の様なミュージカルでは歌手は歌うのみ。ダンサーは通常のダンス陣と別にアクロバット専門チーム有。
この点、「ウエストサイド物語」みたいに歌って踊って演技してと言うブロードウェイ・ミュージカルとは一線を画すのでアル。
いずれにしても日本のエンタメも価値ある音楽だけれど、フランスの哲学的な趣きのある音楽に私は憧れます。
そう言えば「レ・ミゼラブル」「ノートル・ダム・ド・パリ」はアングロサクソン民族の国じゃ「今世紀、最悪のミュージカル」やら「ミュージカルの名に値しない作品」とか酷評されたのでゴザイマス。
ところ変われば品かわるものですネェ。