テレビのスポーツ番組で偶然耳にしたチリのアジェンデと軍部クーデターの話。
そこで蘇ってきた過去の神格化された逸話。
国立競技場に集められた民衆に向かって歌う彼は両手、次いで踏み鳴らす足をもがれ、最後には命も。
ビクトル・ハラの物語は彼の意思を引き継いだキラパジュンによってフランスで知られ、世界へと。
日本の音楽ファンの間ではあまり語れない。
ましてスポーツファンには・・・。
私はすべてのニュースについてNHK番組「世界のトップニュース」から、日本では報じられない事を知らされてきました。
かつて湾岸戦争の折、パリで観たテレビではフセインの銅像を倒した人々のまばらな人数を報じていました。カタールのアルジャジーラも同様。
帰国後の日本では自国メディアを派遣していないので、日本では銅像を倒すまばらな人の映像は目にしていない。
「ペンは剣より強し」と言うが歌は、それ以上の力を持つゆえ、政変が起きると諸外国では、真っ先に歌手が殺害されると言う。
そうした文化の違いは、パリで幾度も経験。
フランスでの私の紹介は、ずっと「ライブハウスのオーナー」でした。
かつて日本でライブハウスを「河原乞食の集会所」と言って侮辱した人がいました。
画廊主はクライアントが富裕層であるからかステータスでしたが・・・。
パリ公演の折、ライブハウスのオーナーも出版社やレコード会社の社長同様、エルムのようなライブハウスのオーナーも埋もれている人材を世に送り出す人として尊敬されていることを実感しました。