ゆっくりとモーニング・コーヒーを飲もうと思って入った喫茶店に、
5人グループの高齢者集団。
何かのグループらしく(宗教関係?)ボランティアの意義や、
人助けの大切さをリーダーらしき女性が力説。
ダミ声が煩いので、離れた席に移動。
「感じ悪いオヤジ(注:私の事らしい)やなァ。
朝っぱらから不機嫌な顔して、ワテら(注:どこかの方言?)に嫌悪感丸出しやデ」
おっしゃる通り、自宅の茶の間じゃないんだから、
周囲の客たちが迷惑していること位気づいて当たり前!
と言いたいところを我慢して、締め切り間近の原稿書き。
携帯を取り出して「あのナァ、○○ちゃん元気かァ…」と大声で通話。
お店には「携帯電話ご遠慮下さい」との張り紙が貼ってあっても蛙の面に何とやら…
5分以上も通話している間、他の4人のメンバーは一言も発することはなく、
大人しく通話終了を待つ。
やっと終わって「ほんでなァ、さっきの続きやけど」と言ったとたん、
大音量着メロの下品なサウンド。
店内で静かに流れるポール・モーリアのBGMはかき消され、
いきなり「え?何やて?今何時や?」隣の人が黙って腕時計を差し出しても無視
(と言うより気づかない様子)
「何時やって聞いとんや!声小さいで分からんワ!」
電話は店外、車輛ならデッキが常識と思っている私としては、
どうにも我慢できずイライラ。
(時々喫茶店での会話中に電話がかかって外へ出て話すと「内緒の話?」と尋ねる人もあって、
日本人のマナーというか感覚に疑問…)
大声の会話より電話が気になるのは、相手の声が聞こえないので、
つい何と答えているのか想像してしまうから。