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ア・カペラの効用
このところ、葬儀で歌を耳にする事が増えました。
しめやかな雰囲気の中での心を揺する歌声に、参列者が感涙する場面多数有。
偲ぶ会も含め、何件かのそうした催事で気づいたことは、
ア・カペラの方がマイクを使用した伴奏付の歌唱より、涙を誘いやすいということ。
一番シラケるのが、マイクのポップ・ノイズ。
歌唱法とマイクの使用法が悪くて「タ行」「パ行」で
ポンポンとマイクを吹く歌手の多さに驚かされます。
「サ行」の強すぎる人も、結構いるもの…。
普段ノーマイクで歌うクラシック系の人が
(コンサート会場の様に残響のない葬儀場やホテルゆえ)
その時だけマイクを使用して歌う場合が一番悲劇。
ということは、アズナヴールや美輪明宏のように
マイクを使用していることを忘れさせるようなオフ・マイクで歌う人というのは、
その辺も意識しているのかも知れないと思った次第。
少なくともジャクリーヌ・ダノは
「人は本当の事を話そうとする時、手にしたものを取り落す」と言って、
大切なフレーズでオフ・マイクにしていたことを思い出しました。
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ジル・エグロ名古屋公演成功
エディット・ピアフの伝記映画「愛の讃歌」(原題はLa vie en rose)で
主役のマリオン・コティヤールに代わって歌の吹き替えをした
ジル・エグロの名古屋公演有。
名鉄ホールに集まったお客様の多さにも驚きましたが、
130人を超す人がCD売り場に殺到し、
一人一人の名前をローマ字で書いてサインをしたジル・エグロの頑張りにも感激。
当初、集客で苦戦すると思われた名古屋の健闘は、
主催者ともどもサポート事業展開した日仏シャンソン協会にとっても嬉しい現象。
4月の「ノートルダム・ド・パリ」に続いて、フランスものが成功したことは何よりです。
東京・大阪も大成功で、特に大阪は満員盛況。
四国・九州からの集客がうまく行った陰には、
日仏シャンソン協会の会報「シャンソン・メモワール」や
「プチるたん」の折込の日仏シャンソン協会広報紙「愛と人生の歌=シャンソン」の
力もあったとのこと。
アメリカ公演からフランスへ戻って3日間全く眠れなかったことや、
幾つもの困難を乗り越えて日本公演をやり遂げたジル・エグロのに拍手を送ります。
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ルミナリエは観なくても満足
名物土産に、うまい物なし…ではなかった
名古屋東ロータリークラブXmas催事にて
エルムの歌手たちはロータリー、ライオンズ、ソロ・プチミスト等の
団体催事で起用されることが多いのですが、
最大の理由は華やかな「ファッショナブル・ファッションショー」の形態が
会の雰囲気にピッタリという事の様。
先日、ウェスティン・ナゴヤキャッスルで名古屋東ロータリーの催事に
岡山加代子さん、芹沢抄子さんの二人が出演。
顔なじみのロータリアンの方が多く、とても好評で大きな拍手を頂きました。
ステージが成功した蔭には、キャッスルの音響の技術者グレードの高さがあります。
かつて松本幸枝リサイタルのPAをして下さった伊藤さんが来て下さっていて、
「1を言えば10を知るというPA」!
ステージを成功させるのは客席のお客様の感受性と、
音響の良さが半分であることを実感。
勿論、岡山さん、芹沢さんの歌だけでなく、
ドレス・チェンジも含めたステージングの良さが最大の理由
新規オープンの店シシケバブ
我が愛すべきマッサージ密集地「瓦町」
(10軒の正規マッサージ店と、その倍はありそうないかがわしい店…)
に新しくトルコ料理「シシケバブ」の店オープン。
NURI VE KEBABというテーブル1つとカウンター4席の小さな店。
店主ヌーリは、人懐っこいオジサンとお兄ちゃんの中間くらいの雰囲気。
もとはブティックだったところを改装したばかり。
机の上のスプーンとフォーク入れが、うどんやメシ屋で見かける和風のもので笑えた。
瓦町の入口あたりに、以前から大きなトルコ料理の店があって、
そっち系の人たちが結構、この地区で働いているんだと再認識。
NURIのシシケバブの味は良く、特にケバブサンドがGood!
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東京でも若いシャンソン歌手台頭
「名古屋のシャンソン歌手は若い人が多い」
という定説が陥れはじめて来たのは喜ぶべき出来事。
松本幸枝さん、浜崎久美子さんが日本アマチュア・シャンソン・コンクールで
受賞した頃は
「こんな若い娘がレギュラー出演するシャンソニエがあるなんて…」と驚かれたものです。
その後も清水美帆さん、更には平成生まれのシャンソン歌手・西野さくらさん、
そしてついに9歳でシャン・コン地区大会グランプリとなった柴田白梅ちゃん…!
と若手の活躍は続いています。
ところが最近、東京のシャンソニエでも若いシャンソン歌手の活躍が目立つようになり、
シャンソン新時代の到来という予感がします。
前日、その中の一人、樋口亜弓さんが初来名し、エルム出演されました。
銀座の新しいシャンソニエ「天使のコンチェルト」の千葉愛子さんが推薦の有望株。
このところ、ポップスやジャズ等、他ジャンルからシャンソンに転向する歌手の中に、
力のある人が多く見受けられ、新しい傾向と喜んでいます。
…が、シャンソンの本質や真髄を教える指導者についていないと、
違った方向へ行ってしまうこともありはしないかと心配。
樋口さんも、歌、MC、衣装等トータルで素晴らしいものを持っていると、
エルムのお客様方に大好評でしたが、
一人の常連が「マイクの持ち方がダメ」とアドバイス。
腕を上げマイクと口と水平に持って(唇を隠して)
大音量のポップノイズ(マイクを「タ行、パ行」でポンポンと吹く)連発が
気になった様子。
レコーディングを何度もした歌手たちとは違って当然ですが、
アズナヴールのように口と直角に立ててマイクを持つ人はフランスでも減少。
ロックやジャズ等大きな音の音楽の影響から来る時代の流れかも…。
でも、無駄な言葉のない曲間のおしゃべりとスマートなステージ運びは、
なかなかのものでした。
再演を求める声も多かったとのことです。
日本シャンソン界に、この人がなければ…
数多くの素晴らしい歌手が誕生した日本のシャンソン界にあって、
この人がなければ、どうなっていただろう?と思える歌手が幾人か挙げられます。
その中で、故人を別にすれば、真っ先に瀬間千恵さんを挙げるべきだと思ってきました。
その思いは、この1~2年ますます募っています。
名古屋まで年5回のレギュラー出演を33年間も続けて下さる中で、
年を重ね、声のコントロールは勿論、体調の維持にも苦労しつつ、
その歌声が一層ストレートに心の奥に届くようになっているのは何故?
12月21日のエルム・ライブでも、
ご本人は「若い人たちが素晴らしく育っていらっしゃったから、もう私などは…」と、
ご自分の歌にはどうしても自分で納得いかない様子。
(これでいいと思ったら、歌手はおしまいと言うのが当然かもしれませんが…)
瀬間さんが歌う、日本の歌(時には演歌も)は、
そのオリジナル歌唱者(ビッグ・スターたち)より、
あきらかに桁違いに感動的です。
目を瞑って聴いていると、「歌は響きの芸術」という定義そのものだと分かります。
歌の持つ本当の素晴らしさが分かる歌唱と言うのは、
最高の表現者にしかできないもの。
「素晴らしい演技」と分かる演技はダメ…とは故内田朝雄さんの言葉。
日本シャンソン界に、この人がなければ…と思うのは、
瀬間さんの歌に影響されたエルムの歌手たちが、
フランスで高い評価を得ている事実があるからです。
ジャクリーヌ・ダノが賞讃した日本人歌手が美輪明宏と瀬間千恵の二人であることと、
その二人に育てられたのがエルムの歌手たちであることを考えた時、
彼女たちはなんて幸せなのだろうと思います。
意外な場所でエルム歌手の話題
エルムに出演していたフィリピン人歌手の仲間たちのパブで、
新人ホステス研修に立ち会った時のこと。
カラオケ・リモコン操作を教える時、
ママさんが「曲名はこうやって<イトシゴヘ>と入力して。
人の名前は<シミズミホ>って入れて、ここを押すとほら…」
「デュエットは<スガワラヨウイチ&ハマサキクミコ>にしてボタンを押すのよ。
今、流れているこの曲を歌っているのがこの人とこの人」
何のことはない、エルムのフライヤーに載っている
菅原洋一、浜崎久美子、清水美帆の写真を見せつつ機械操作指導。
「先生(名古屋のフィリピ―ナの間では唯一私だけがこう呼ばれているみたい)の
ライブ・ハウスで歌っている人たちだから、ちゃんと覚えるのよ」
新人研修でエルムの宣伝方法まで教えてくれていることに感激。
瀬間千恵さんのこだわり
歌だけでなく、衣装デザインも自分でなさり、
リサイタルの折に華月ホール・ロビーに自作の焼き物を並べられたり…
瀬間千恵さんが、こだわりの権化のようなステージをなさる蔭にあるものに
感激することがよくあります。
先日のコンサートの折に、プレゼントして下さって京菓子にもまた、
そんな瀬間さんらしさを感じさせるものでした。
京都の貫永堂の和三盆で「雪うさぎ」と名付けられた品のいいもので、
あけてみたとたん「雪が降ってきた…」
とハイトーンで歌われる瀬間さんの歌声が聞こえて来るような気がしました。
瀬間さんを見ていていつも思うのは、和と洋のコラボレーションの見事さですが、
ヨーロッパからもたらされた、音楽と和の感性がマッチングしている
ライフスタイルがあってこそそのものなのかもしれません。
シャンソン研究会からの報告
このところ連続不参加を恥じている、シャンソン研究会の発表報告有。
信州大学の吉田正明教授、広島大学の戸坂律子講師、大阪大学の高岡優希講師、
各々興味深い研究発表をされていましたが、
何と言っても三木原浩史神戸大学名誉教授の
「臼井鐵造を巡る随想~リラとスミレとフリーダー~」が目からウロコ。
現在いわれているドイツの楽曲「白いニワトコの花咲く頃」が
フランスで「白いリラの花咲く頃」になり、
日本では臼井鐵造氏が「スミレの花咲く頃」と訳したという定説についての考察。
ドイツ語の「フリーダー」は「ライラック」を指しているとのこと。
また一つ博識になれました
今年最後の音プラ・コンサート超満員
144回目を迎える名古屋市音楽プラザでの「万博メモリアル・デー・コンサート」は、
いつも以上にお客様が詰めかけて満員立見記録を更新しました。
近くの保育園の園児も乳母車に乗せられて来ていたので、
最高齢の加藤ハツ館長(92歳)から2歳児まで90歳もの年齢差のある客席でした。
ゲストは、今年の「なにわシャンソン・コンクール」グランプリ=岸本真知子さん。
ララ・ファビアンの「ジュテーム」と
ミルバの「オブリビオン」(ピアソラ作品)を
見事なフランス語で歌い大きな拍手。
山口紀子さん、浜崎久美子さんも素晴らしい歌声を聴かせましたが、
何と言っても岡山加代子さんの完成度の高い歌声にブラボー!でした。
美輪→大沢→M.グラスコ→ヴェルムーラン劇的変化の名古屋巴里祭
美輪明宏さんが「名古屋のシャンソン歌手を育てる」と宣言され
四半世紀出演を重ねられた名古屋巴里祭は、
その後ゲストが大沢樹生→M.グラスコ→ヴェルムーランと劇的な変化をとげ、
2014年はシンセサイザー付アコーディオンの名手J.P.メナジェを迎えることになりました。
名古屋巴里祭に出演を続けられる中から美輪明宏さんとフランスの大女優、
ジャクリーヌ・ダノとの友情のCD「エディット・ピアフ物語」が誕生。
2012年には元・光GENJIの大沢樹生さんが
シャルル・アズナヴールの「声のない恋」を歌って大反響。
このシャンソンは、1981年の国際障がい者年に向けてアズナヴールが創った曲で、
聴覚障がい者と健聴者との感動的な恋の物語です。
大沢さんは、5月に新しい命を死産という悲しみの中で受け止めつつ、
7月に(手話入りではありませんが)岡山加代子さんのバック・コーラスと共に個性的な、
とても心に響く歌声でシャンソン初挑戦(?)、
更にM.デルペッシュの災害復興支援ソング
「哀しみの終わり~さぁ!今から~」をフィナーレで鈴木綜馬さん、
そしてエルムの歌手たちと歌いました。
それがきっかけで、この曲の著作権料は急増し、私の訳詞料配分も増えました。
…感謝!
2014年は、アコーディオン界のアラン・ドロンと言われた
J.P.メナジェがゲストに決まりました。
第20代シャンソン大使としての来日ですが、かつて松本幸枝リサイタルで、
エディット・ピアフの恋人=ボクサーのマルセル・セルダン役で
役者デビューが話題となりました。
名古屋巴里祭を皮切りに、宮崎、水戸、東京、浜松の公演が決まり、
今後何か所か増えると予想されます。
岸本真知子さんのお土産
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アケ・オメ!Bonne Annee
新しい年を迎えるということで、
何となく気持ちが入れ替わるなんて言うのは人間だけの感覚?
常に前進するためには、そうしたことが必要!
プラス思考で今年のスタートを切る事が出来るのは、
新年早々、元旦からシャンソン・ステージがあるから。
岡山加代子さんとダイアモンド・リゾート下呂温泉ソサエティで初仕事は、
美味しい料理と天然温泉付なので極楽気分。
不況になるとタンゴが流行し、
好景気になるとシャンソンが流行するとのことなので、
多少期待したいところ。
昨年はアリアンス・フランコフォンのJ.Rギオン会長の出身大学がある
ランス市美術館と名古屋市美術館の友好の第一歩が踏み出せた年。
今年は、名古屋巴里祭ゲストにミッシェル・フューガンとも縁のある
「サーカス」を迎えることになり、
更にフランス公演も予定されていて、実り多い年になりそう!