動物キャラ・ケーキは包丁が入れにくい
なんと!22年43回目のリリアーヌ・ランチ・ショー
岐阜県可児市のフレンチ「リリアーヌ」で
青山桂子さんのランチ・ショーが満席記録更新中!
オーナー・シェフの大脇さんご夫妻、共に我が縁戚。
ヘリポートのあるレストランとして著名。
ご子息の時代にはいっていますが、43回目の今日も予約満席。
青山さんは衣装も工夫して、今回は2着目ドレス・チェンジが
打掛リフォームの高級感溢れる和風ドレス。
歌だけでなく、視覚的にも工夫。
同じ歌手で22年間、年2回のランチ・ショーというのは立派。
会場のリリアーヌも、料理は勿論、木曽川沿いの借景、ヘリポート併設という話題性、
入口の巨大な生け花というレストラン本来の魅力以外のプラスαが、
こうした記録を打ち立てる影の力に違いありません
シェフが変わると、味と共に盛り付けが変わる
バブル再来?1日でランチ・ショー&ディナー・ショー
かつてバブルの頃、フランスから招いたJ.Pメナジェは、
昼は長島のホテル花水月で、夜はパーティーやコンサートで2週間超多忙。
そんな時代はもう来ないでしょうが、その再来(?)と思わせるステージ有。
昼は名古屋観光ホテルで清水美帆さんのステージ。
夜はメルパルク名古屋で「シャンソンの妖精ディナー・ショー」と、
同じ日に2つの大きなステージ。
1日に2つの現場をスムーズに動かすことが出来るのがエルムの底力。
音響も含めた技術スタッフも、運営スタッフも手慣れているので、
昼の終演後わずか4時間で歌のリハーサル開始という離れ技。
ピアノを弾く方としては、両ホテルのフル・コンサート・ピアノの
タッチの違いに多少戸惑うけれど…。
清水さんは、初の「那古の間」ソロ歌唱。
車椅子の方も大感激してCD購入。
「シャンソンの妖精ディナー・ショー」が、
ベテランの青山桂子さん、岡山加代子さん、林夏子さんと、
初のメルパルク出演・山口紀子さん、長濱和美さんの対比が面白かったとの声。
メルパルクでは、ちょっとしたアクシデントがあったものの、
結果的にはかえってそのアクシデントがあったことで一層ステージが盛り上がって、
さすが「シャンソンの妖精」と思わせました。
そして、エルムの歌手育成の典型場面も有。
新人はマイクのポップ・ノイズが強く、青山・岡山両ベテランは殆どマイクを吹かない!
それを新人が目の当たりにして、今後の課題にできる。
客席ラウンド時の舞台上との音の時間差処理歌唱法も、現場でなければ練習不可。
エルムの歌手たちは、そうした声や歌以外のステージ・テクニックを持っています。
かつて新宿プリンスホテルで浜崎久美子さんがディナー・ショーのお仕事を頂きた時、
ホテルのテクニシャンの方々が
「客席へ入って行った後、客の顔を見ながらバック・ステップで
ステージに戻っていったシャンソン歌手は初めて!」と歌以外を絶賛。
「エルムじゃ常識…」と思いつつ、以後気を付けて見ていると、
確かに客席からステージ戻りする時、背を向ける歌手の多さにビックリ。
歌唱法も、お客様に指摘されたことが偶然、このステージでも有。
以前ブログでも書きましたが、「地下鉄の切符切り」で
シャンソンの妖精は「小さい」をきちんとchiisaiと4音節で歌っていました。
(chisaiと3音背節ではない!)
「歌が生なら、花も生でなきゃ」
92歳の館長が、いつもエルムの花を活け直しに来ます。
「ライブ・ハウスに花は無くてもいいのに」との声に、
「歌が生なんだけら、造花じゃダメ」と主張。
エルムへ歌のレッスンに来る生徒さんが偶然その活け花場面に出くわして
「よそと違って、とてもいい花ですね」と声をかけたら、
そう答えたと感激して電話で話してくれました。
毎週月・金曜日の朝だけ栄で車の移動販売をする花屋さんのところまで
(時にはTAXIを使ってまで)出かけて、
とても良質の花を買ってきて活けるが館長の仕事であり、喜び。
とても大胆な活け方をするらしく、
別の者が活けた時はお客様に「今日は館長さんじゃないね」と分かってしまうらしい。
「生」へのこだわりは、大切にしたいもの
久し振りに芝居を観た
学生時代からのポン友、深沢伸友君が演出する芝居があるというので
何十年振りかに出かけた。
クセック名古屋を神宮寺啓さん達とやっていた頃は、時々観ていたが、本当に久しぶり。
榊原忠美さんが良い役者になっていて、時の流れを実感。
藤沢理子さんも、発語の前に口の型を作ることができるようになって、数段成長。
榊原君は、言葉尻を消音することで、観客に「想像力をかき立たせる」ことに成功。
ただ、こうした芝居には、今流行のLED照明は合わない。
客席の携帯は止めてあっても、
膝の上のスーパーの袋が足を動かす度にガサガサ言う音や、
咳を我慢できずに外へ出て咳をする人と、
舞台上で演出に従って役者がする咳との妙な一致も気になるところ。
オリジナルと違うアレンジのピアソラのリベル・タンゴがいささか耳につきすぎ…。
でも、相変わらず「ひたむき」にお金にならない芝居を追及する深沢君に
自分と同質のものを感じて嬉しいひと時でした。
そこまでやる?猫ストッキング
貴重なプレゼント
やっぱり、海は広いな大きいな
久し振りの嵯峨美子さんの歌声
エルムの2階、mss小劇場には多くのアーティストが来場。
淡谷のり子さん、美輪明宏さん、菅原洋一さん、
アストル・ピアソラ、ジリオラ・チンクェッティ、グラシェラ・スサーナ
そして、堀内環さん、瀬間千恵さん、嵯峨美子さん、古賀力さん、
しますえよしおさん、村上進さん、花田和子さん、宇野ゆう子さん
…銀巴里の主だった歌手の皆さん方…。
嵯峨美子さんは、エルムのオープニング企画にも出演し、
初期のエルム・ラインナップとして活躍されました。
その後、支援者の力を得て毎年、名古屋コンサートを実施。
でも、スケジュールの都合がつかず、何年振りかにコンサートに出かける事ができました。
開演前にロビーでピアノの上里さんと会って、
話の内容は、その日、中日新聞に大きく掲載された橋本奈央子さんのこと。
アコーディオンの桑山君は、
東京へのとんぼ返りの車中から電話で声が聴かせてくれました。
ベースの和田さんも含め、素晴らしいアンサンブルに支えられて、
嵯峨さんらしい気取らないステージ。
満席の客席には、日仏シャンソン協会でシャンソンを習っている生徒の皆さんや、
エルムに出演している堀田さちこさん、昔のメンバー後藤いく子さん、水野正己さん夫妻、
エルムのお客様の姿も…。
急いでいたので、それらの人とは言葉を交わせませんでしたが、嵯峨さんとはご挨拶。
相変わらずのほんわかした優しいムードは昔のまま。
遠方よりお客様来る
エルムには時々、北海道からのお客様も来て下さいます。
先日、ポプラ会(在仏北海道人会)の「とんぼ」こと鈴木裕一さんが来店された時、
3ステージ目のナイト・ショーで「老夫婦」を歌われました。
その前にお話しした折に、彼の先生の指導法が
エルム・メソッドにとても近いものがあると感じましたが、
その教え通りの歌唱だったとエルム・シスターズから報告有。
要するに、日本人独特の母音強調ではなく、フランス人的な子音中心の歌唱法。
古賀力さんの「ブン」常連だったとのことで、
近々、奥様の歌手・芳賀さんを北海道に招いてライブをするそうです。
古賀さんも芳賀さんも、エルムには幾度も出演下さった方。
アマチュア・シャンソン・コンクールの地区大会がある
札幌、仙台、東京、名古屋、神戸、福岡は、
シャンソン愛好者、シャンソンを歌う人が増加傾向にあり、
これもシャン・コン効果かも?!
突然の鈴木綜馬登場
…というと大げさですが、
所用でエルムを出たとたん「綜馬さんが来て下さっている」との電話。
あわてて戻って、会うことができて幸せ。
相変わらずのダンディぶりで、客席のお客様のが綜馬さんの方に集中…!
昨年の「名古屋巴里祭」で上演した
「カリスマ・シャンソン・プロデューサー/Jean=Marie MARS物語」の
主役をして下さった縁で、
今や菅原洋一さん、沢木順さんと共にエルムの看板スター!
1ステージ後、ランデヴー予約のあるとおっしゃる東急ホテルへ
「どんな女性と…?」お興味深々でお送りしましたが、お相手は某著名な男性でした
(ミーハーではないつもりですが、けっこうやじ馬根性が自分にあると自覚した次第…)
シャンソン教室発表会の経済効果
秋は全国津々浦々、シャンソン教室の発表会ラッシュ
特にシャンソン都市=名古屋では600人規模、800人規模のホールから
30~40人のお店に至るまで多種多様の発表会有。
そういう時驚くのは、プロ歌手コンサートより、多くの花束と差入れがあること。
花束やアレンジメントも1~2万円のものがあり、差入れはおいしいお菓子類。
そうした発表会で潤うのは、プロ歌手が出演しないシャンソン・ライブ(?)。
出演者スケジュール欄には表記され、
楽譜を持参した教室生徒さんたちが一曲歌っていくらの世界。
歌いたい曲をCDから採譜してもらう費用、
自分のキーの楽譜を清書してもらう費用、練習用のカラオケの作成、
果てはJASRACへの著作料支払いからドレス購入費、
又は昔のドレスが着られるようにシェイプ・アップする為に通う
トレーニング・ジムやダイエット食品購入、
発表会当日打ち上げ会場での飲食費、
後日来てくれた友人や、差入れ、花束への返礼品購入
…その経済効果の総計は膨大なもの?
でも、そうした発表会を重ねる度にどんどん元気になって、
お肌の輝きも増す生徒さんを見ていると、
家に閉じこもって通院と投薬を繰り返す人との幸福度の差を実感。
何しろ、殆どの来場者が心から「とても楽しかった」と言って帰られるから。
客席で涙するお客様方が、場合によってはプロ歌手よりずっと多いのは、
娯楽として鑑賞しようとするのでなく、
ステージに立つ友人の生きる姿勢にエールを送ろうとする人たちの感受性ゆえ(?)
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出た!岡山さんの動物ケーキ
合同誕生会?
エルム・メソッドで歌うシャンソン歌手増加
フランス・シャンソン芸術協会から、シャンソン指導者ディプロム(免許状)を
授与された日本人は岡山加代子、青山桂子の二人。
音大出身で声楽的裏付けの歌唱法の岡山さんと、
学生時代は新体操やダンスをしていてシャンソンに転向した青山さんは、
デビュー当時両極端の歌い方。
ところが、ジャクリーヌ・ダノや美輪明宏等、国内外のアーティストとの共演を繰り返し、
20回に及ぶパリ公演の中で、二人ともシャンソンのエスプリを習得しました。
シャルル・アズナヴールは岡山さんを気に入って「ジュ ヴォヤージュ」をプレゼント。
フランス・シャンソン芸術協会のカトリーヌ・アトラニ会長は、
青山さんを「日本語で歌うシャンソンのバイブル」と絶賛。
2人は共にフランス国営TV(France2)が「理想のシャンソン空間」と評した
カフェ・コンセール・エルムにレギュラー出演しているので、
後輩の歌手たちがその歌唱法を習得。
いつしか「エルム・メソッド」と呼ばれる独特の
(それこそフランス人アーティストに不可欠な)
歌唱スタイルが出来上がりました。
日本シャンソン協会正会員でもある青山桂子さんは「シャンソン・フォリ-」や
「シャンソンをあなたに」に出演する度に、観客はもちろん、
共演歌手にも「目からウロコ」のインパクト。
エルム・レギュラー出演者の瀬間千恵さんは、
来名の度に「エルムの人達は、本当に素晴らしく育ったわね」と岡山さんはじめ、
エルム・シスターズたちにも、お褒めの言葉。
そのエルム・メソッドで歌う人が増えています。
例えば、C.アズナヴールお得意のCES(息もれ又は官能唱法)、CSSV(母音消去法)…。
日本のシャンソンも少しずつ着実に変化しています