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Channel: 加藤修滋のブログ
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名古屋巴里祭とシャンソン大使

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シャンソン大使との共演が23回となる名古屋巴里祭は、

音楽・照明・舞台・出演者すべてが最高のチーム・ワーク。

更に、サプライズ出演することとなった女優・夏樹陽子さんが、ミッシェル・グラスコとの

素晴らしいコラボ・パフォーマンスで、会場を圧した存在感。

 

リハーサルから見ていた横浜の佐川さん、

パリから帰国したばかりなのに駆けつけてくれた浜松の大石さんにとっても、

来年の企画の参考になってよかったとのこと。

 

ミッシェルのアコーディオンのピン・マイクの収録が、

格段に素晴らしいのは佐藤さんの耳の良さと腕前。

照明がパリのコンサート風と、毎年のシャンソン大使が喜ぶ桑原さんの視覚的センス、

共に30年近くのお付き合いの中で共同制作されたもの。

 

ヴェルムーランに対する拍手は、過去最高のものでした!

CD完売となったのは真路まなみさんはじめエルムの仲間の販売手際の良さもあってのことでした。


シャンソン大使同行記(和歌山)

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和歌山に向かう電車の中で、

シャンソン大使=ヴェルムーランと随行アコーディオン奏者=ミッシェル・グラスコに

7月20日、名古屋巴里祭で女優の夏樹陽子さんが特別出演することを説明。

すると、翌朝 突然「トシロウ・ミフネ、シンイチ・チバとシネマに出ていた」とインターネットでの

情報を知らせてくれました。

 

ミッシェルは、日本のあらゆる文化に興味があり、我々以上に知識が豊富。

ヴェルムーランは、早朝に起きて和歌山城を散歩しつつ、その建築様式を詳細に研究。

と言うのも、彼は建築家としても活躍していて、日本の古い建築とフランス人好みのシンプルな

デザインに共通点を見出してるから。

 

主催者のリーダー、清水香予子さんは、自身の歌唱だけでなく、色々なジャンルの人たちを

うまく融合させるようなプロデューサー能力にも長けています。

宮崎の甲斐和代さん、広島の日高摩梨さん、横浜の佐川由紀子さん、東京の星野SHOKOさん、

水戸の大橋保子さん、京都の波多野まきさん、大阪の吉田八千代さん、浜松のN AO M I さんなど

何もかもお一人で情熱的に動いて統率されるその姿は、各地でシャンソン大使と共演をして下さる方々に共通しています。

 

毎年本場フランスのシャンソンのエスプリを、コラボレーションをしつつ吸収される

これらの方々が、日仏のシャンソン界を少しづつ変えてこられたことを実感しつつ

日本各地の公演に同行しています。

 

ヴェルムーランもミッシェルも打上げで訪れたピアノ・バーでの宝子さんに魅了された様子。

ピアノも歌も、そして容姿もスバラシイとの評価でした。

 

2人とも、体調が思わしくない清水さんのことを気づかいつつ、

和歌山という初めての公演地で成功を収めたことに満足の様子。

 

 

シャンソン大使同行記(岐阜)

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毎年シャンソン大使のディナー・ショーを開催している岐阜の「ラ・ローゼ・プロヴァンス」

今年は芹沢抄子さんが共演。

 

舞妓さん2人を囲んだテーブルの年配者たちには、

芹沢さんが人間国宝・芹沢圭介の縁戚である、との説明が興味深かったようで、

ちょっとしたどよめき有。

 

正面には中日新聞の主筆となられた、小出 前社長。

芹沢さんの歌を昨年の名古屋巴里祭で聴いたという方が

「品が良くて、でも情熱的なところもあってステキ」と声をかけて下さいました。

 

ミッシェルは、行く先々でファンが出来ていて、岐阜でも声をかけられていました。

中日新聞の取材もあって、さい先の良いツアー・初日となりました。

シャンソン大使同行記(横浜)

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社会的な動きに敏感に反応し、単に歌うのではなく、

意義深い社会貢献をされて来た、横浜の佐川由紀子さん。

 

今年は「日仏文化の融合をめざして」というテーマだけあって、

シャンソン大使全国ツアーの中でも異色のステージ。

和文化の粋として赤坂芸妓の洗練された芸とフランス文化のエスプリ=シャンソンが見事に調和!

 

プロデューサーとしての佐川さんの力量はすばらしいものでした。

ヴェルムーランも、ミッシェル・グラスコも大満足!!

 

出演者への配慮も格別で、そのお礼の意味もあったのか、

打ち上げではヴェルムーランがロックン・ロールをピアノで弾き語り。

 

過去3回の来日で初めて見せた彼のパフォーマンスは、喜びに満ちていました。

 

シャンソン大使同行記(浜松)

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毎年シャンソン大使との共演を続ける浜松のN A O M I  さんは、

フランス・シャンソン芸術協会ディプロム取得者だけあって、フランス人好みの歌唱法を

身につけています。

 

それにしても、この2~3年N A O M I  さんの急速な進歩の理由が今年判明。

彼女は、立食パーティーや歌を真剣に聴く人の少ない場所での歌唱を殆どしていないので、

年1回フランス人との共演で習得したシャンソンのエスプリがどんどん蓄積されているのです。

 

抜群に素晴らしい音楽性のミッシェルや毎年共演するフランス人歌手たちによって、目に見えて

グレード・アップしてゆくN A O M I  さんの姿こそ、シャンソン大使との共演を重ねる意義!

 

宮崎の甲斐和代さん、広島の日高摩梨さんがそうであったように、日本各地にフランス人好みの

歌唱法を身につける歌手がふえますように……。

 

最後のシャンソン・コンクール

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33年で幕を閉じる、日本・アマチュア・シャンソン・コンクールを

シャンソン大使ヴェルムーランとアコーディオンのミッシェル・グラスコが観賞。

 

受賞結果とフランス人2人の評価は、当然大きな隔たり有。

 

過去、幾つものシャンソン・コンクールでも同様の傾向はあったものの

パトリック・ヌジェやアリアンス・フランセーズ館長の様に在日期間の長い

フランス人とは、かなりちがう採点。

 

更に、歌手であるヴェルムーランと

アコーディオン&チェロ奏者のミッシェル・グラスコとの間にも

大きな差が有り。

 

日本で評価される歌手がフランスで評価されるとは限らないのは当然。

それにしても過去、様々なシャンソン・コンクールで優勝した人はもとより、

日本国内で名の知れたシャンソン歌手がフランスで無力であることは一向に改善されない。

その逆も当然で、昨年のフランスに於けるベスト50に入っているジャン・ジャック・ゴールドマン、

ルノー、フランシス・カブレル、フローラン・パニー、ノルウェン・ルロワは

いずれも日本では殆ど無名。

 

今回、フランス人がシャンソン・コンクール私的採点した結果は、

受賞を逃した説得力のある歌を歌った人の方が高得点。

いずれにしても、歌声に対しては「響きの芸術」という側面と

「感情共有コミュニケーション」の両者が大切。

 

日本人にとっては、娯楽的要素も随分大切な要素で

「ブラボー」の掛け声と共に拍手が送られる歌声の人が受賞しやすいが、

少なくとも今年のシャンソン大使一行にとっては、声を張り上げず内容を感じさせる歌唱者の

評価が高かった様子。

シャンソン大使同行記(京都)

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毎年シャンソン大使との共演で、

歌手1名+フランス人アーティストというジョイント・スタイルは

波多野まきさんの京都公演だけ。

 

今回も一層パワフルになった坂下文野さんさんのピアノと、

ソフト・フィーリングのミッシェル・グラスコのアコーディオンの、他都市とは異なる

コラボ・サウンドに乗って、波多野まきさんの魅力とパワーが全開!

 

毎年、一人で集客から企画までをやり切るエネルギーは、

小柄な体型からどうやって出て来るのか不思議。

 

打ち上げにお客様が20人も参加されるのを見ると、いかに多くの人に愛されて、

音楽活動を続けて来られたのか窺い知ることができます。

 

エディット・ピアフと自身の生涯を重ね合わせた構成・企画も面白いものでした!

 

 

シャンソン大使同行記(東京)

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3.11東日本大震災を機にチャリティー・コンサートとしてS H O K O さんが始められた

「江戸川パリ祭」のゲストは、毎年シャンソン大使。

 

東京でも唯一、本場フランスのシャンソンとコラボを続けるシャンソン歌手として、

彼女の歌唱法が変化して来たことを、幾度も共演を重ねたミッシェル・グラスコは、

はっきりと感じ取っていた。

 

来日後、プログラムに加えた「知床旅情」フランス語ヴァージョンは、各地で好評。

 

2番を日本語で歌い、客席にマイクを向けて、上・下ステージを走り回る動作が

またコケティッシュで拍手。

 

S H O K O さんの年配の生徒さん方が、また、その歌い方が少しづつ、

フランス人好みのものになっているのは、指導者としての彼女の方向性が誤っていないことの証。


シャンソン大使同行記(水戸)

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シャンソン大使日本公演の中で、裏方の動きが完璧なのは水戸。

今年は特に、水戸プラザ・ホテルのチャペルで昼・夜2回公演という、初企画。

市長選を前に2,000人もの支持者集会や、著名歌手のディナー・ショーが並行する中での

ホテルの対応も非の打ちどころがなく、

主催の大橋保子さんとお仲間や知人の方々の雰囲気も、とても良いムード。

 

大橋さんはクラシックの方ですが、毎年フランス人アーティストとの共演の中で新しい歌唱法を獲得。

やはり、日本シャンソン界は、本場のシャンソンとのコラボレーションがあれば、

ちがった形で変化すると確信した次第。

 

打上げも同じホテル内なので移動の苦労なく、在水戸のフランス人ジローさん夫妻との会話に

ヴェルムーラン、ミッシェルともに心やすらいでいた様子。

名古屋巴里祭とシャンソン大使

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シャンソン大使との共演が23回となる名古屋巴里祭は、

音楽・照明・舞台・出演者すべてが最高のチーム・ワーク。

更に、サプライズ出演することとなった女優・夏樹陽子さんが、ミッシェル・グラスコとの

素晴らしいコラボ・パフォーマンスで、会場を圧した存在感。

 

リハーサルから見ていた横浜の佐川さん、

パリから帰国したばかりなのに駆けつけてくれた浜松の大石さんにとっても、

来年の企画の参考になってよかったとのこと。

 

ミッシェルのアコーディオンのピン・マイクの収録が、

格段に素晴らしいのは佐藤さんの耳の良さと腕前。

照明がパリのコンサート風と、毎年のシャンソン大使が喜ぶ桑原さんの視覚的センス、

共に30年近くのお付き合いの中で共同制作されたもの。

 

ヴェルムーランに対する拍手は、過去最高のものでした!

CD完売となったのは真路まなみさんはじめエルムの仲間の販売手際の良さもあってのことでした。

青年劇場の意欲的公演

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かつて日本演劇界に一石を投じた青年劇場が117回公演で

ジャン=クロード・グランベールの「アトリエ」を上演。

紀伊國屋ホールに於いて9月15日~24日で12公演。

 

個人的には懐かしい名前で、かつて演劇に携わっていた頃以降、

名を耳にすることが少なかっただけに、何となく嬉しい。

 

ポスターで目にとまった「著作権代理(株)フランス著作権事務所」の文字に、

演劇界での著作権思想が確立されていることを再認識。

一方で、シャンソンに関して訳詞歌唱が、全くノー・ルールであることに疑問を持ちます。

 

秀逸フラメンコ映画

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現代フラメンコの女王「サラ・バラス」のドキュメンタリー「パッション・フラメンコ」と、

伝説の「アントニオ・ガデス舞踏団 in シネマ」が、同時上映。

 

特に後者は、日本では異形の美を追求する名古屋の劇団クセックACTが

心血を注いで取り組んだことがスペインでも評価されたロルカの作品「血の婚礼」を筆頭に、

名作「カルメン」等、見逃せない作品の記録映画として、後世に残るものと確信。

 

コアなファンを持つことではタンゴやファド同様、

決して消えない芸術を、こうして映像にとどめる試みには大きな拍手!

 

日本初「法定訳詞コンサート」開催

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日本訳詩家協会理事を拝命しているからなのか、

「法定訳詞」についての質問が、たくさん寄せられます。

 

複雑な要件がたくさんからみあっているので、簡単に説明することは非常に難しい……

そこで、「法定訳詞」を特集し、かつ、そのクレアシオン(創唱)をした歌手ばかりを集めて構成した

無料コンサートを企画しました。

 

東京のJASRACけやきホールで10月20日(金)16時~18時頃まで、

Ⅰ部は永田文夫氏を偲んで、奥様の前田はるみさんをゲストに。

Ⅱ部はこの25年程の間に新しく法定訳詞となったシャンソンを集めて、浜﨑久美子、

岡山加代子、青山桂子、黒川泰子、林夏子(いずれもシャルル・アズナヴールはじめフランス人

アーティストの間で人気の日本人歌手)でお届けします。

入場無料ですが、整理券が必要です。

 

ご希望の方は日仏シャンソン協会 052(733)8937まで

お電話お待ちしています。

 

 

 

 

遂に「モン・デュー」法定訳詞誕生!

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シャルル・デュモン(そしてエディット・ピアフの)代表作の1つ「モン・デュー」は、

作者の言葉へのこだわりもあって、今まで10 近くある日本語の訳詞がなかなか登録されませんでした。

 

昨年、作者から「君の詞を登録詞として認める」との連絡有。

その後、オリジナル・パブリッシャーが手続き完了するまで約8ヶ月

JASRACにこの9月20日付で登録することが決定するまでに3ヶ月。

ようやく「モン・デュー」法定訳詞誕生の運びとなりました。

 

それにしても1年間は長い!と言いたいところですが、フランスのSACEM に2009年に

登録されたシャルル・アズナヴールの「ジュ・ヴォヤージュ~旅立ちの時~」日本語訳詞は、

未だにJASRAC 登録手続き中とのこと。

 

 

好評 L'apparition

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7回目を迎えた、愚息プロデュース企画「 L'apparition 」が昼・夜2回公演 盛会となりました。

世代が違う若い人たちばかりのステージには、予想しないサラウンドや構成があり、新鮮なときめき有。

一方、表面だけ、一風変わった物にトライ……という感じで突っ込み不足のものも有でしたが、

将来への展望が開けた思い。

 

振り返れば、自分自身も、音楽的に全く未熟そのものの学生時代に演奏の機会を与えて下さったり、

一緒にコラボして下さった美輪明宏さん、菅原洋一さん等のビッグ・アーティストの方々があって、

今日がある、とつくづく思います。

 

mss 小劇場とカフェ・コンセール・エルムを残してくれた私の母を多くの方が「館長」と慕ってくれるのは、若かった我々に沢山の場所を提供してくれたことは勿論、

「教育は未来に結ぶもの。10年・20年後に成果が表れる」と言い、未熟な我々を温かく見守ってくれていたからだと思います。

 

2st ゲスト出演の袈裟丸祐介君は、かつてアマチュア・シャンソン・コンクール中部大会で受賞した人。

今では立派なプロ・ミュージシャンで、シンガー・ソング・ライターとしてのご活躍が将来性を感じさせる

ステージ。


永田文夫シャンソン研究所のお宝映像

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故・永田文夫氏の功績として、最近注目されている

「永田文夫シャンソン研究所」

 

永田文夫氏の実験劇場構想に加藤ハツ吹上文化サロン館長が賛意を示し、

名古屋・吹上のmss 小劇場に開設。

直接指導をするだけでなく、毎月ゲスト歌手を同行し、間近に模範歌唱を観聴きする為に

「心酔のシャンソン・コンサート」を企画・構成。

そこからは、シャルル・アズナヴールがその歌唱を賞讃する浜﨑久美子、岡山加代子、

フランス国営TVに出演した青山桂子等多くのシャンソン歌手が輩出されました。

 

10月20日(金)東京の代々木上原にあるJASRAC けやきホールで、

Ⅰ部永田文夫氏の追悼コンサート、Ⅱ部法定訳詞コンサートをする為に資料を探していたら

お宝映像発見!

ゲストとして出演された(若い頃の)花田和子、島本弘子……の懐かしい映像に加えて

当時の永田文夫シャンソン研究所研究生たち(今は飛び立って独立した人も、もう歌っていない人も、

ビックリする程の人数がいます)の若くてハツラツとした、しかも歌唱力もある人たちの映像も……。

いずれ、エルムでライブ前に上演したいと思っています。

思うこと

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健康な時はカゼ気味かな?と思ってもそれなりに仕事ができたし、

平熱が高いので、39℃でも夜勤をしていた武勇伝も有。

落ち込むことが続いても、気合いで何とかなったもの。

ところが、重症筋無力症は重症と言うだけあって少しカゼっぽいと、

歩行もおぼつかなくなったり、熱が出ると水も飲みづらかったり……。

 

特に、精神的なことは、身体症状に大きく左右。

ちょっとしたことで、ロレツが回らず話しにくくなったり、

逆に心ウキウキすることがあると急に調子良くなったり……。

 

毎日が、生きる為にどうすればいいか?体をどう管理するか

ということを考えないと、過ごせない日々。

良い体調は1日のうちのわずかな時間なので、その時間に何をやって、

調子の悪い時間は何をするのか?を分刻みで考えるのもけっこう疲れます。

 

そんな中で、どうしても続けなくてはならない<平和希求>につながるステージは最優先事項。

そして、今まで力を注いできた新しいシャンソン紹介・普及運動<シャンソン・ルネッサンス>

に加えて、原作者に許諾を得て訳詞をして登録された「法定訳詞」を歌い広めることにも

がんばって取り組んで行こうと思います。

ブラボー!シリル・コピーニ

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エルム始まって以来、初のコラボ=シャンソンと落語のパフォーマンス。

しかもフランス人が日本語で落語……という、めずらしいもの。

 

流暢な日本語、それも標準語だけでなく博多弁・大阪弁、一部フランス語も交えてのハイ・クオリティ。

めずらしさもあって駆け付けたエルムの出演者たちも、楽しんでいました。

近々、エルムで昼ライブをする生徒さんは「M C の勉強になりました」と大満足。

別の人は「笑いじわが増えました」……。

 

こうして、エルムならではの出し物は、古くはタンゴしか歌わない菅原洋一、

フォルクローレだけを歌うグラシェラ・スサーナ、他にもピーコや永六輔……等、

あらゆる分野の人たちが軒を並べるがごとく出演され、それを眼前で見、聴くことで、

エルム・シスターズやレギュラー歌手のグレードを上げることに役立って来ました。

 

しゃべりの「間」を中心に、多くのものをサジェスチョンしてくれたシリル・コピーニに拍手!

彼は、今年エルムに出演した女性2人組「デランカント」のパフォーマンスも絶賛していて、

次回彼女たちが来日する時は、力になってくれるとのことでした。

 

今回聴けなかった人たちの為に、シリル・コピーニのエルム再登場も待たれます。

最新、法定訳詞登録情報

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エディット・ピアフにシャルル・デュモンが捧げた名曲「モン デュー」に日本語法定訳詞誕生!

 

業界的には「あり得ない」に近い、稀な出来事と、ちょっとした話題。

この20年程、法定訳詞どころか、権利を求めないカヴァー申請すら、

極めてハードルが高い中、久しぶりの法定訳詞誕生。

 

きっかけを作ったのは、故・加藤ハツ館長。

92才で逝った老婦人は、エディット・ピアフが最後に「アンコール!」と叫んで終わる歌い方を好まず、

作者=シャルル・デュモンのLPのように「アンコール……」と音を下げて歌う方法を賞讃。

「神は心の中にいてほしい」という彼女の主張に「本当は、それが正しい。でもエディット・ピアフが

大声で、音を上げて歌ったので、それが流行した。大歌手の彼女に、自分は何も言えず

エディットをまねて、自分もフォルテで歌うようになった」と説明。

 

「ママKATOの望む歌い方で、(人生最後の?)録音をしたよ」と、

人生初の自宅での録音テープを「ご霊前に」と、贈ってくれました。

この録音はCD化され、「パリ同時多発テロ犠牲者追悼募金」をして下さった方に、

無料で差し上げています(ミッシェル・デルペッシュの「懐かしの店~シェ ロレット~」と

「哀しみの終わり~さあ!今から~」も収録)

 

この(当時)85才の大歌手と92才の老婦人との友情が紡いだ絆が

「モン デュー」の法定訳詞を誕生させたとの推察がなされています。

訳詞問題、世紀の大発見?!

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原作者が認め、登録されている私の訳詞(いわゆる法定訳詞)作品は28曲。

今まで、その登録事務作業に長いもので9年もの歳月がかかったケースもあって、

 

法定訳詞登録が極めてハードルの高いものであることは知っていました。

 

訳詞許可を得る(カヴァー申請)ことですら難しい時代。

原作者や権利を有する出版社の連絡先を知る難しさもありますが、何より原作者や出版社が

原詞にこだわって、ある海外のアーティストのように「英語以外の歌唱はダメ」というケースも有。

日本語訳を再度、逆に英語やフランス語に訳して提出しても「内容がちがう」と却下されることも有。

 

そして近年、CD収録はトラックダウン前の音源審査で「歌い方がダメ」というケースまでも有。

原作者のイメージにあわないこれらのケースは当然で、仕方がないと思っていました。

(私の法定訳詞28曲は、創唱した永田文夫シャンソン研究所の歌手たちの歌唱法を、

シャルル・アズナヴール、ミッシェル・フューガン等が気に入ってくれたから登録されたようです)

 

ところが、その1~2ヶ月で判明した登録事務作業の遅れの原因の幾つかは、「えっ?」と驚くこと。

①パスポートとJASRACとで個人名ローマ字表記がちがう!

 パスポートではShuji  KATO だが、JASRACの会員表記はShuuji  KATOU なのでSACEM(フランスの

 音楽著作権団体)、SADIC(同、アルゼンチン)での私の名前Shuji  KATOと別人物と判断された

 ケース 有。

 

②単純な入力ミスで、シャルル・アズナヴールの「Je  Voyage」がSACEM登録では

 アズナヴール作詞、 J.P.ブルテール作曲。日本のサブ・パブリッシャーでは作詞・作曲共に

 アズナヴールとなっていて、同タイトルで別の楽曲と判断されていた!

 

 

①のことが判明したのは、つい最近、新しくSACEM ・ JASRAC登録されるはずの私の訳詞

による楽曲について、SACEMの女性事務員から親切に(!)問いあわせがあり、

「似た名前の別人物だといけないのでJASRACの会員番号を教えて」と、わざわざ連絡があったこと

(40年で、はじめて)からわかりました。

 

今までは「該当者なし。以上!」で、お役所的に終わっていたのかもしれないケース有。

そう言えば、私に対しフランス政府より芸術文化勲章叙勲の折(北野武監督より4年前)「該当者なし」

と差し戻しになり、翌年、大統領が変わり再調査指示でようやく私の手元に届いたのも、もしかしたら?

 

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