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Channel: 加藤修滋のブログ
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<平和希求ライブ> 最高齢出演 ・ 日高一枝さん

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加藤ハツ館長の遺言

「 歌い手には、平和を願う歌を歌う義務がある。

  何故なら、平和でなければ文化は育たないから。 」

に従って、毎月開催している <平和希求ライブ・マチネ> に、90才の日高一枝さんが出演!

 

戦争体験を語りながらの “カクシャク” とした歌声に感動する人もいます。

エルムの<平和希求ライブ>ゲストとして出演した菅原洋一、前田はるみ等の一流アーティストと

肩を並べての出演ラインナップにご本人も感激!

 

4月に出演した奥山和美さんの熱演とは趣きが違うけれど、平和を願う気持ちは共通。

 

6月出演の岡田雅代さんはタンゴ中心ですが、反戦的な歌もぜひ含めたいと気合いが入っています。

 

エルムの名物企画として育っていくであろう<平和希求ライブ・マチネ>に乞うご期待!

 


今年で終わるアマチュア・シャンソン・コンクール

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各地区大会主催者毎に回答の仕方が若干異なっている為、少々混乱をきたしている

「 日本アマチュア・シャンソン・コンクール 」

 

主催者本体の神戸市からの文書に従えば、第33回の今年で終了。

(議会で予算がついていないので、まちがいなし)

 

来年以後は、目下、別のコンクールに向けて協議中だが、

少なくとも「アマチュア」でなくても参加できる

「シャンソンを中心とした西洋音楽」のコンクールとなる。

 

夏の神戸での本選はセミ・ファイナルとなり

他にファイナルとして最終の選考がバンド伴奏で行われる。

 

各地区大会を神戸からの助成金を基に、開催協力してきた会社や組織は

自己負担してでも新しいコンクール地区大会を受諾するか否か完全には

決定していない所も有。

 

でも方向としては、何とか今までに近い形での新しいコンクールに

協力する合意は得られている。

東海TV「人生フルーツ」援護射撃?

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「 月刊なごや 」 に私の拙文 「 愛と人生の歌 = シャンソン 」 執筆中。

 

東海テレビのドキュメンタリー作品「人生フルーツ」を紹介し(本来CM頁のカラ―面も使って2頁)、

本誌だけでなくコピーも全国の会員に配布。

多くの方が映画館へ出向かれた一方、「当地方では未公開で残念」という声も。

 

先月、朝日新聞に京都大学の佐伯啓思 名誉教授がこの秀作を題材に、

経済成長のあり方を論じられていました。

 

「月刊なごや」は地域誌ですが、時折、時代先取りの記事があったり、人材発掘されたりしています。

「人生フルーツ」についても、TV放映後の二次的成功に関する援護射撃をしたのでは……

と自負しつつ、今日もまた多量のコピーをして発送。

朝日新聞・石飛氏の映画評

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映画好きでも映画館から外へ出た瞬間、現実に引き戻される瞬間が嫌い。

という訳で、数える程しか映画を観ていないにもかかわらず、映画評を読むのは楽しい。

 

最近は、名物映画評論家が減ったけれど、朝日新聞の石飛徳樹氏のものは、楽しめる文節がある。

今は編集委員となられましたが、今年もカンヌについて論評。

印象に残ったのは、反グローバリズムが映画の世界にも?として「カンヌ国際映画祭」でなく

 「 カンヌ欧米映画祭 」 との言及。

 

賞の為の選考は、審査員にとって極めて難しいもので、何に焦点をあてて判断するか

に悩んだ経験は、私自身にも有。

4つのシャンソン・コンクール審査員と、2つのシャンソン・コンクール事務局としての立場を

経験した中でも幾度か、悩み抜いた時が有。

 

スポーツ競技では、あり得ない90才と5才の対決の採点は、「採点不能!」と投げ出したい気分。

 

話が戻って石飛氏のように新聞の文化担当が、評論家と論争できるような経験と力量を持たれた方々が、かつては多くいらした気がします(毎日新聞の記者で、シャンソンについて永田文夫先生と論じ合う

ことができ、後に音大で講義をされました方もみえます)

最後のアマチュア・シャンソン・コンクール(東京) レポート

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今年でファイナルとなる神戸市主催のアマチュア・シャンソン・コンクール地区大会のトップは東京。

73名(うち2名欠席)から下記10名が全国大会へ。

一ノ瀬和子(ジプシーたち)

請井梨花(ジュテーム)

大木明(希望に満ちて)

岡村典子(私はスノッブ)

菊池優(真夜中の居酒屋)

木戸口ミカ(愛するだけでよかったら)

小林雅子(旦那様のお友達)

辻健一(チロルの花)

溝端由子(パリの空の下)

宮崎名緒子(聞かせてよ愛の言葉を)

今年初出場の8名全員女性ということと同伴伴奏が少ないことは、他の地区大会と異なること。

(公式伴奏の森若三栄子さんが大変)

審査員が個々に自分の審査内容について話をするシステムは東京だけ。

 

今年はレベルが高く、2人に満点をつけた審査員有。

上位5人は、すぐに決定したもののそれ以下は10人程が並んだので、挙手で5人選出。

わずかの差で残念だった人として5人の名前も公表。

小宮山澄枝(パリ野郎)、大内マコト(ドミノ)、長堀昌恵(私の街で)、渡邊睦美(我が心の赤い風船)

伊藤桂子(十字架)、清水たか子(笑わないで)

 

「十字架」は抑えた表現が魅力的で、「笑わないで」は声は美しいが一本調子との指摘有。

石原由紀子(初日の夜)についても若干表現過多との言及。

他にも、辻健一(チロルの花)がフランスの老俳優が如く、いい味を出していたと称賛。

宮崎名緒子のピアフ弾き語りは、オリジナリティーを評価。

須賀井玲子(ゲッティンゲン)も、バルバラの世界をうまく表現していたとの評。

 

中には、「歌い手の酔い心地と聞く側の酔い心地」という、高度な論評も有。

ここまでの審査評は東京地区大会をクリアすることに役立っても、神戸本選の採点とはイコールではないことは言うまでもなく、井上審査委員長の評こそ、本選での注意点。

「声がいい人、フランス語の上手な人はいても、目が死んでいる人、目をつぶってしまっている人がいる」「目線の位置への配慮」「フレーズがつながらない人が多い」など声楽家ならではの指摘。

特に歌いだしの音程は気になる=採点に影響。

 

私見としては、「たら、れば」は意味ないかも知れませんが、私が審査員をする過去のコンクールで

実際にあったケースにてついて……

点が同じぐらいになった時、訳詞によっても点差につながることも…。

審査員が耳なじみの詞とは違う詞で、耳に残る言葉が効果的に配置されている時などに有。

今回は「ジュテーム」に関して、日本での創唱詞が、歌う人のダイナミックスな部分と抑えた部分の表現にピッタリであったことはプラスに左右?(知らない審査員が多いと思われる詞)

 

一方、今回の「我が心の赤い風船」は過去アマチュア・シャンソン・コンクールでも歌われ、

巷でもこのタイトルの詞で感動的に歌う人が余りにも多い定番詞。

他のコンクールで、高得点を得た人の「赤い風船」の詞は、その時の審査員が殆ど知らないもので

(岡山加代子さんが創唱し、数人しか歌っていない)サビの印象度が随分違ったとの内輪話有。

 

今回、2人が明暗を分けた要素として詞の問題があったかどうは、不明。

シャンソンンに没頭しそうな夏樹陽子さん

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女優の夏樹陽子さんが、目下シャンソンに片足ならぬ両足を突っ込みかねない勢い!

この2ヶ月で、3回もお食事をご一緒し、その都度、話す内容はシャンソンのことばかり。

 

声楽の先生に声をいじられて、せっかくの感性をスポイルした役者あがりの歌手を多く知るだけに、

夏樹さんの今の歌は、おどろく程自然で、可能性は限りなく大。

 

一芸に秀でる者は……で、芝居で本物を掴んだ人だけに、歌の本質もしっかりキャッチ。

今日、久しぶりに面談した、元「季刊シャンソン」編集長・富浦さんも女優でシャンソンを歌う人の中では、N o.1と絶賛。

それに加えて、素直でフレキシブルかつ明晰な頭脳と、ビックリするほどのフットワークの軽さ=行動力。

 

日本のシャンソン界を変革する一人( しかも、先頭 )になられること、まちがいなし!

 

アマチュア・シャンソン・コンクール中部大会

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今年で、33年間の伝統ある歴史に幕を降ろす日本アマチュア・シャンソン・コンクールは、

東京に次いで中部地区大会開催。

審査員6人のうち、3人が新任の為採点に大きな変化有。

 

更に、このアマチュア・シャンソン・コンクールに限らず、出場を重ねる人だけでなく、

審査員も同伴伴奏者も成長しているという事実。

そして、最後のアマチュア・シャンソン・コンクールで、恐らくすべての地区大会・本選の過去から

今回までを通じて最も大きな頁を割いての新聞報道がなされたことも特筆。

 

過去のコンクールで初めて最後の表彰式まで取材を続け、

しかも事前の電話取材・コンクール歌唱中の出場者コメントどりを完璧にした

中日新聞の塚田記者の、着眼力と記事内容に脱帽!

 

< コンクール結果 >

グランプリ        長濱和美

入賞            岩井映園子、加藤朱実、平松麗子、丹羽昭子

加藤久仁彦賞      成瀬麗

ZIP-FM 賞        谷佳那

シャンソン・ムード賞  小宮俊英、藤本悠子

パフォーマンス賞    佐藤祐子

平和希求賞       桂川千恵子、真彩、渡辺実枝子

シャンソン教室 生徒の進化に驚き

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このところ、

在籍20年近くのシャンソン教室生徒の進境著しく、心を伝える歌を歌える人が続出。

 

最近のシャンソン・コンクールでも、各地区大会で、そうしたキャリアが長い(=年配)方で、

受賞はしなくても、複数の審査員から高評価をされる人が幾人も出現。

 

審査員自体も、そうした歌(特にシャンソン)の評価を変える人が出て来ています。

「発声マシンの能力対決」のような見方でなく、

「いかに思いを届けたか」についても評価される傾向が出て来たことは何より!


またも鼻がきいて、美味店発見

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少し前の話ですが、

東京でのシャンソン・コンクール終了後、偶然入った北青山のインド料理店「ディップマハル」

は、とても美味。

名古屋の「サプナ」同様、小麦粉が上質のものを使用していて「ナン」が美味。

 

パパドに、さり気なく添えられたインド風漬物は、はじめての味。

小ぶりのキーマ・エッグ・カレーの味が、微妙に甘みがあって、気に入ったけれど、

風変わりなデザートは品切れ。

次に、また来たいと思わせる為、わざと?……ではない!

努力の人 斉藤昭彦さん

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アマチュア・シャンソン・コンクール以来、久しぶりに斉藤昭彦さんの歌をじっくり聴いて、

彼の研究熱心さに驚きました。

 

本人は「クセ」と言いますが、「個性」に昇華されている幾つものことがあります。

アズナヴール同様、4分音符2つを8分音符と付点4分音符で歌うことにより、

リズミカルなフレーズを創出。

偶数小節の助詞の母音を弱めて歌う。

 

これらは、日本ではフランス・シャンソン芸術協会発行の「ディプロム」取得の為のレッスン

(現在は永田文夫シャンソン研究所と、日仏シャンソン協会が委託実施)の基本歌唱法で、

そのレッスンを受けていないのに自分で体得した斉藤昭彦さんには拍手。

 

ある程度歌えるようになると、自分の歌い方は完成したと思い込み、

その後の研究をしない歌手が多い中にあって、斉藤さんのような比較的若い(?)人が、

努力と研究を重ねているのを見ると嬉しくなります。

瀬間千恵リサイタル

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もう2か月近く経ってしまいましたが、

文字通り、今の日本シャンソン界の女王=瀬間千恵さんのリサイタルにお招きいただいて、

6月2日、久しぶりに草月ホールへ。

狩人の加藤久仁彦さん、女優の夏樹陽子さんもお誘いして、ご一緒に。

二人とも今、シャンソンづいていて、各々スケジュールを変更しでも聴きたい!と言うことでしたが

大感激されました。

 

加藤久仁彦さんは、今年のアマチュア・シャンソン・コンクール中部大会の審査員&ゲスト歌唱(この

コンクールは今年が最後)、

夏樹陽子さんは、今年エルムで初出演され、更に10月にもご出演予定となる位、シャンソンに傾斜。

嬉しい話題です。

 

瀬間さんのステージは、極めて完成度の高いもので、ここ4~5年私が聴いたシャンソン歌手の

ステージで、最も称賛の叫び声(というか吠えるような大声)が少ない、すばらしいもの。

 

というのも、いつ頃からか客席で一曲毎に「ブラボー!」がかかり、

多くの歌手が出演するシャンソンのフェスティバルでは、

アマチュアの歌手ほど“お約束の称賛の声”が多くなって残念と思っていたので、

さすが瀬間さんのステージは、観客が引き込まれ、拍手は大きく長いものの、そのような掛け声は

とても少なく、感動しました。

来年からの神戸「全日本・シャンソン・ポピュレール・コンクール」について

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来年から神戸で行われる「全日本・シャンソン・ポピュレール・コンクール」について名古屋や東京、

大阪では聞かれなかった意見が東北・北陸から寄せられています。

それは第1に金銭的な問題で、アマチュア・シャンソン・コンクールより1日ステージ歌唱が

ふえる(6・7月はセミ・ファイナルとなり、本選としては9月)ことにより、交通費・宿泊費が余分に

かかるというもの。

 

特に同伴伴奏者で応募する人は、そのピアニストの交通費・宿泊費(もちろんギャラも)を考えると

20万円以上加算されるのは痛いとのこと。

中には勤めを持っている人は休暇の問題も発生(遠方は前日泊が必要なので)。

殆どの人はバンド譜を持っていないので、その作成費用も……。

 

でも、それ以上に

「照明もアマチュア・シャンソン・コンクールとちがって華やかで派手なものになる」

という説明を聞いた人からは、

ピアニストと一年かけて創り上げたシャンソンらしいシャンソンの表現の曲より、

バック・ダンサー月の派手な演出のミュージカル曲が(少なくとも本選では)有利?という声も。

 

日本シャンソン界が宝塚風の華やかで楽しいものに大変身する可能性有。

各地区大会担当者からも審査員を含め、若干戸惑いの声有。

シャンソン大使同行記(和歌山)

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和歌山に向かう電車の中で、

シャンソン大使=ヴェルムーランと随行アコーディオン奏者=ミッシェル・グラスコに

7月20日、名古屋巴里祭で女優の夏樹陽子さんが特別出演することを説明。

すると、翌朝 突然「トシロウ・ミフネ、シンイチ・チバとシネマに出ていた」とインターネットでの

情報を知らせてくれました。

 

ミッシェルは、日本のあらゆる文化に興味があり、我々以上に知識が豊富。

ヴェルムーランは、早朝に起きて和歌山城を散歩しつつ、その建築様式を詳細に研究。

と言うのも、彼は建築家としても活躍していて、日本の古い建築とフランス人好みのシンプルな

デザインに共通点を見出してるから。

 

主催者のリーダー、清水香予子さんは、自身の歌唱だけでなく、色々なジャンルの人たちを

うまく融合させるようなプロデューサー能力にも長けています。

宮崎の甲斐和代さん、広島の日高摩梨さん、横浜の佐川由紀子さん、東京の星野SHOKOさん、

水戸の大橋保子さん、京都の波多野まきさん、大阪の吉田八千代さん、浜松のN AO M I さんなど

何もかもお一人で情熱的に動いて統率されるその姿は、各地でシャンソン大使と共演をして下さる方々に共通しています。

 

毎年本場フランスのシャンソンのエスプリを、コラボレーションをしつつ吸収される

これらの方々が、日仏のシャンソン界を少しづつ変えてこられたことを実感しつつ

日本各地の公演に同行しています。

 

ヴェルムーランもミッシェルも打上げで訪れたピアノ・バーでの宝子さんに魅了された様子。

ピアノも歌も、そして容姿もスバラシイとの評価でした。

 

2人とも、体調が思わしくない清水さんのことを気づかいつつ、

和歌山という初めての公演地で成功を収めたことに満足の様子。

 

 

シャンソン大使同行記(岐阜)

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毎年シャンソン大使のディナー・ショーを開催している岐阜の「ラ・ローゼ・プロヴァンス」

今年は芹沢抄子さんが共演。

 

舞妓さん2人を囲んだテーブルの年配者たちには、

芹沢さんが人間国宝・芹沢圭介の縁戚である、との説明が興味深かったようで、

ちょっとしたどよめき有。

 

正面には中日新聞の主筆となられた、小出 前社長。

芹沢さんの歌を昨年の名古屋巴里祭で聴いたという方が

「品が良くて、でも情熱的なところもあってステキ」と声をかけて下さいました。

 

ミッシェルは、行く先々でファンが出来ていて、岐阜でも声をかけられていました。

中日新聞の取材もあって、さい先の良いツアー・初日となりました。

シャンソン大使同行記(横浜)

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社会的な動きに敏感に反応し、単に歌うのではなく、

意義深い社会貢献をされて来た、横浜の佐川由紀子さん。

 

今年は「日仏文化の融合をめざして」というテーマだけあって、

シャンソン大使全国ツアーの中でも異色のステージ。

和文化の粋として赤坂芸妓の洗練された芸とフランス文化のエスプリ=シャンソンが見事に調和!

 

プロデューサーとしての佐川さんの力量はすばらしいものでした。

ヴェルムーランも、ミッシェル・グラスコも大満足!!

 

出演者への配慮も格別で、そのお礼の意味もあったのか、

打ち上げではヴェルムーランがロックン・ロールをピアノで弾き語り。

 

過去3回の来日で初めて見せた彼のパフォーマンスは、喜びに満ちていました。

 


シャンソン大使同行記(浜松)

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毎年シャンソン大使との共演を続ける浜松のN A O M I  さんは、

フランス・シャンソン芸術協会ディプロム取得者だけあって、フランス人好みの歌唱法を

身につけています。

 

それにしても、この2~3年N A O M I  さんの急速な進歩の理由が今年判明。

彼女は、立食パーティーや歌を真剣に聴く人の少ない場所での歌唱を殆どしていないので、

年1回フランス人との共演で習得したシャンソンのエスプリがどんどん蓄積されているのです。

 

抜群に素晴らしい音楽性のミッシェルや毎年共演するフランス人歌手たちによって、目に見えて

グレード・アップしてゆくN A O M I  さんの姿こそ、シャンソン大使との共演を重ねる意義!

 

宮崎の甲斐和代さん、広島の日高摩梨さんがそうであったように、日本各地にフランス人好みの

歌唱法を身につける歌手がふえますように……。

 

最後のシャンソン・コンクール

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33年で幕を閉じる、日本・アマチュア・シャンソン・コンクールを

シャンソン大使ヴェルムーランとアコーディオンのミッシェル・グラスコが観賞。

 

受賞結果とフランス人2人の評価は、当然大きな隔たり有。

 

過去、幾つものシャンソン・コンクールでも同様の傾向はあったものの

パトリック・ヌジェやアリアンス・フランセーズ館長の様に在日期間の長い

フランス人とは、かなりちがう採点。

 

更に、歌手であるヴェルムーランと

アコーディオン&チェロ奏者のミッシェル・グラスコとの間にも

大きな差が有り。

 

日本で評価される歌手がフランスで評価されるとは限らないのは当然。

それにしても過去、様々なシャンソン・コンクールで優勝した人はもとより、

日本国内で名の知れたシャンソン歌手がフランスで無力であることは一向に改善されない。

その逆も当然で、昨年のフランスに於けるベスト50に入っているジャン・ジャック・ゴールドマン、

ルノー、フランシス・カブレル、フローラン・パニー、ノルウェン・ルロワは

いずれも日本では殆ど無名。

 

今回、フランス人がシャンソン・コンクール私的採点した結果は、

受賞を逃した説得力のある歌を歌った人の方が高得点。

いずれにしても、歌声に対しては「響きの芸術」という側面と

「感情共有コミュニケーション」の両者が大切。

 

日本人にとっては、娯楽的要素も随分大切な要素で

「ブラボー」の掛け声と共に拍手が送られる歌声の人が受賞しやすいが、

少なくとも今年のシャンソン大使一行にとっては、声を張り上げず内容を感じさせる歌唱者の

評価が高かった様子。

シャンソン大使同行記(京都)

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毎年シャンソン大使との共演で、

歌手1名+フランス人アーティストというジョイント・スタイルは

波多野まきさんの京都公演だけ。

 

今回も一層パワフルになった坂下文野さんさんのピアノと、

ソフト・フィーリングのミッシェル・グラスコのアコーディオンの、他都市とは異なる

コラボ・サウンドに乗って、波多野まきさんの魅力とパワーが全開!

 

毎年、一人で集客から企画までをやり切るエネルギーは、

小柄な体型からどうやって出て来るのか不思議。

 

打ち上げにお客様が20人も参加されるのを見ると、いかに多くの人に愛されて、

音楽活動を続けて来られたのか窺い知ることができます。

 

エディット・ピアフと自身の生涯を重ね合わせた構成・企画も面白いものでした!

 

 

シャンソン大使同行記(東京)

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3.11東日本大震災を機にチャリティー・コンサートとしてS H O K O さんが始められた

「江戸川パリ祭」のゲストは、毎年シャンソン大使。

 

東京でも唯一、本場フランスのシャンソンとコラボを続けるシャンソン歌手として、

彼女の歌唱法が変化して来たことを、幾度も共演を重ねたミッシェル・グラスコは、

はっきりと感じ取っていた。

 

来日後、プログラムに加えた「知床旅情」フランス語ヴァージョンは、各地で好評。

 

2番を日本語で歌い、客席にマイクを向けて、上・下ステージを走り回る動作が

またコケティッシュで拍手。

 

S H O K O さんの年配の生徒さん方が、また、その歌い方が少しづつ、

フランス人好みのものになっているのは、指導者としての彼女の方向性が誤っていないことの証。

シャンソン大使同行記(水戸)

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シャンソン大使日本公演の中で、裏方の動きが完璧なのは水戸。

今年は特に、水戸プラザ・ホテルのチャペルで昼・夜2回公演という、初企画。

市長選を前に2,000人もの支持者集会や、著名歌手のディナー・ショーが並行する中での

ホテルの対応も非の打ちどころがなく、

主催の大橋保子さんとお仲間や知人の方々の雰囲気も、とても良いムード。

 

大橋さんはクラシックの方ですが、毎年フランス人アーティストとの共演の中で新しい歌唱法を獲得。

やはり、日本シャンソン界は、本場のシャンソンとのコラボレーションがあれば、

ちがった形で変化すると確信した次第。

 

打上げも同じホテル内なので移動の苦労なく、在水戸のフランス人ジローさん夫妻との会話に

ヴェルムーラン、ミッシェルともに心やすらいでいた様子。

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