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Channel: 加藤修滋のブログ
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グラシェラ・スサーナエルムへ来演

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「アルゼンチンの天使の歌声」と賞賛されてきたグラシェラ・スサーナの

今年2度目の来日公演を9月に挙行。

 

彼女は来日するときに必ず「エルムに出演したい!」と事務所に申し出ているので、

今年も7月にエルム出演したばかり。

満員のお客様でとても盛り上がった2か月後に、また彼女の歌声が聴けるなんて!

9月5日(月)に出演します。

 

「アドロ」「サバの女王」等のヒット曲はもちろん、お得意のタンゴやフォルクローレも

歌う予定。

彼女のピアニシモは絶品!

 

日本人以上に日本語の歌が心にしみる歌唱法の秘密は、

9月16日に東京で行われる「シャンソン雑談会」でも中心教材のひとつ。


林夏子「あの日、あの時…」

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何気なく、林夏子さんのエルム・ライブチラシを見て、ハッと気づけば

1995年9月にエルム・デビューして、初リサイタルが2002年9月、

そして歌手活動21年となるこの9月2日にエルム・ライブ!

 

そうか…「あの日、あの時…」に込められた思いが分かりました。

 

 

エルム出身者のうち、東京へ出て成功した筆頭が黒川泰子さんと林夏子さん。

「歌って踊れるシャンソン歌手」の先駆け的な存在でしたが、今では

「プロデューサー&ディレクターのできるシャンソン歌手&カンツォーネ歌手」

として、貴重な存在。

 

 

9月16日(木)に東京で開く「シャンソン雑談会」の事務局も引き受けて下さっています。

 

 

「狩人」全盛期より神技的変化の加藤久仁彦

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愛・地球博グローバル・イメージソング「ブラボー!ムッシュ・ル・モンド」

ヒットの契機を作った「狩人」の加藤久仁彦さんが、4度目のエルム出演。

 

 

私がプロデュースする<平和希求ライブ>9月のゲストとして、

またCD「ワインカラーの別れ」プロモーションも兼ねて。

 

 

東京からの追っかけファンも喜ばれたのは、ソロ曲の歌唱の多さ、

「エルム」ならではのフラット・ステージに加えて、

ピアノ伴奏でのシャンソン(しかも2曲!)歌唱。

特にアズナヴールの「Hier Encore/帰り来ぬ青春」を生まれて初めての

クープレのシャンソン歌唱法。

お客様も、その説得力ある新しい歌唱スタイルに感動!

 

 

別のお客様は、「狩人」時代よりも高域の歌声が心地よくなったのは、

「練習」の賜物?とのご質問。

 

キャリアを積んだことと、ビジネスで歌う機会より、歌心を大切にできる

ステージの為の練習時間を確保できる環境になられたのかも知れません。

 

余談ですが、女優・歌手の夏樹陽子さんもご来場になりました。

 

第1回内幸町ホールアワード・シャンソン・コンクール

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シャンソン・コンクールが増加する中で、

プロ歌手も数多く出場するという点では、かつて名古屋で開かれた

フランス革命200年記念シャンソン・コンクールに匹敵する

内幸町ホールアワード・シャンソン・コンクールが先月開催されました。

 

グランプリは、仙台で優秀な指導者として実績を挙げている斉藤明彦さん。

 

優秀賞として、清水たか子さん、丹藤麻砂美さん、

江口純子さん(20年前から力のあるピアノ伴奏者として知っていた方です)、

三戸亜耶さんの4人。

 

受賞は逃したものの、他に審査評の中でクミコさんが名を挙げたテディ熊谷さん、

髙橋良吉さんが名を挙げた溝端郁和さん、

広瀬敏郎さんが名を挙げた小野寺万喜子さん………

 

 

アマチュア・シャンソン・コンクール東京地区大会でも、

受賞者ではないけれど審査員各々が印象に残った人を公表されていて、

(全国の地区大会の中で東京だけ)意外な感じも有。

 

プロも参加しているだけあって、全体的にはコンサートを聴いている雰囲気。

観客もダイナミックなパフォーマンスや、

一人一人が作り出す世界観に惹き込まれている様子。

ただ、車のギアで言うとローギアや2ndギアでフルスロットルと言う感じの人が多く、

この先この人たちを誰がどう指導するのだろう?という疑問有。

 

特に気になったのが、

<1>口から息を吸う人が多く、マイクが近いのでポップ・ノイズ、

リップ・ノイズが目立つ。(「鼻から吸って、口から吐く」は歌の基本)

 

<2>入退場の時、ドレスを客席側の手で上に上げて出ハケする。

 

<3>まばたきが多く、余分な手の動きがある。

(おへそを隠す位置が定位置の人が多い)

 

他のコンクールと違うのはVocalモニターがサイド・モニターなので

足さばきや立ち姿の良し悪しが目立つこと。

最も違うのが、ピアノのハレーションカバーが用意されていることで、

ようやくこのグッズが広がりはじめたことは評価!

ですが、1部の間使用しないピアノ弾き語り用ブーム・スタンドが見事に

ホリゾントにハレーションしっぱなしで残念。

PAも、せっかくピアノの中にマイクを仕込んでいるのに、

ハーフオープンしているので、客席に伴奏の生音が大きく響き…

特に、真ん中あたりの観客の耳に響きすぎたのが残念。

 

全体としてはレベルの高いコンクールで、とても楽しめました。

今後、第2回、第3回と続いて行くことを期待。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンクール用歌唱とコンサート用歌唱

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言うまでもなく、コンクールは点数を獲得する為の歌唱法で競うもの。

当然、基本的に減点法で、観客も固唾を飲んで見守る。

 

コンサートやライブは、通常観客はリラックスして加点法で聴く。

 

日本人は減点法に強い国民と言われ、バイオリンやピアノの世界コンクールで

上位を日本人が独占というケースも多い。

 

ところが、プロとしての加点法の世界で活躍する日本人が

極めて少ないのは何故?

 

 

この数年、シャンソン・コンクールが乱立し、声を競う歌唱法が増え、

コンサートやライブでもコンクール用の歌唱のまま押し通す人が多いのは

気になるところ。

 

広い会場で行われるコンクールと、狭いライブ・ハウスとでは

全く別の歌唱テクニックが必要にも関わらず、それを習得していないプロ歌手が多い。

 

 

越路吹雪さんのベラミと日生劇場の歌い分けの見事さはすでに伝説ですが、

美輪明宏さんのエルムと名古屋市民会館の歌い分けと動きの使い分けの

見事さは、今もお客様の語り草。

満席立見の<平和希求コンサート>

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2002年から毎月25日に開催して来た

「音プラ・プロムナード・コンサート」は、サブ・タイトルが

「愛・地球博PRデー・コンサート」→「平和希求コンサート」と

変遷を重ねています。

 

 

通算すると177回目となる2016年9月25日まで、

毎回満席立見(最高300人!)記録を更新中。

 

 

パリ同時多発テロ追悼歌「哀しみのバタクラン~祈り・願い・叫びのレクイエム~」

CD化を機に、毎月<平和希求の歌>を中心に、

反戦・平和を訴えるだけでなく、人間が人間らしく生きることができる社会・

世界構築を歌う歌をピック・アップしてプログラムを組んでいます。

 

 

今月は「愛しかない時」「ゲッティンゲン」「インシャラー」「子供のころ」等に

多くの共感の拍手を頂きました。

 

 

「歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。

何故なら平和でなければ文化は育たないから…」

 

 

加藤ハツ館長の遺訓が、少しづつ広がっていることを実感したコンサートでした。

PR: 「いじめ」しない させない 見逃さない-政府広報

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見逃さないために大人ができること。子どもが出すサインを早めにキャッチして相談を!

逸材!埴生美伽子のリサイタル

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第32回日本アマチュア・シャンソン・コンクールでグランプリを

獲得した埴生美伽子さんが、受賞記念として

“歌う女優、もの語る歌いびと埴生美伽子リサイタル/風をきく”を開催。

 

 

お招き下さったものの、会場は伊丹駅前。

当日、名古屋でもご招待いただいたコンサートがあって、断念。

 

……でも、日本シャンソン界を変革する人だと感じた人なので、何とか…

と思い、時間の都合をつけて駆け付けました。

(電車の乗り換えの為、病気になって以来はじめて全速力で走りました…)

 

 

会場のAI HALLは演劇ホールで、天井が高く演出しやすい空間。

リハーサルに立ち合えたので、色々なことがわかって幸せ。

演出の瀑一人さんと感性が合うのは、たぶん(埴生さんも同様)

黒テントや前衛舞踏の影響を内在しているから。

 

舞台の視覚的演出は(ピアノのハレーション以外)申し分なく、

サウンド的な面での若干の工夫があれば、

(…というか、シャンソンコンサートならではのノウハウ)

総合評価としては「素晴らしい!」

 

パリでそのまま上演しても諸先輩のベテラン歌手より、

はるかに高評価間違いなし!

 

埴生さんの歌唱法が、日本のガラパゴス・シャンソン唱法と異なり、

偶数小節弱音手法になっているのは、芝居の台詞手法を応用

出来ているからだということが、一人芝居のコーナーで判明。

 

 

少年少女合唱団で得た「響きの芸術」の本質、

新劇と異なるアングラ芝居の様式美に加えて、生育歴によって

刻まれたに違いない「求道力」と、彼女を取り巻き支える人たちの

芸術的アンサンブルは、きっと(少なくとも)関西のシャンソンに

変革をもたらすと期待。

 


第10回浜松シャンソン・コンクール

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日本各都市でシャンソン・コンクールが続々開催されるようになる中で、

最も特異なのが浜松シャンソン・コンクール。

 

何しろ応募が映像、、、、ということは、シャンソンは視覚的なものも重要

という考え。

本選は2曲歌唱で、今年は手品(!)をされた方も有。

 

毎年フランス語賞を受賞する人が、他の主だった賞をW受賞、

はたまたトリプル受賞…というケースが多い。

今年も、準グランプリを受賞した野村幸子さんは、最優秀フランス語賞と

エレガンス賞のトリプル受賞。

プルミエプリの土屋悦子さんは、最優秀フランス語賞とダブル受賞。

ドゥジエムプリの五條博子さんも、フランス語ディプロム賞と

グランプリ・ド・ラ・フィデリテ賞のトリプル受賞、、、、、

 

 

そんな中になって、異彩を放ったのがかつてアマチュア・シャンソン・

コンクール中部大会で史上最年少グランプリ(当時9歳)となった白梅が、

13歳の今年、浜松シャンソン・コンクールでグランプリを獲得したこと!

 

審査員の中にも「とても子供と見えない」との声有。

フィギュアの本田3姉妹の末っ子本田紗来が9歳で近畿フィギュア選手権

1位となったのは、ノービスB(9~10歳)のカテゴリーの中。

白梅さんは年齢無差別、しかもプロも参加するコンクールでのグランプリで、

その価値の大きさは格別。

 

それにしても浜松シャンソン・コンクールは、官民協力がうまくいっていて、

市長挨拶まで有。

浜松市は、ユネスコの音楽創造都市にアジア初登録されて、

文化的に上昇の一途。

永田文夫先生を偲ぶコンサート

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先月は東京へ出かける機会が多く、3度上京しました。

 

もう1カ月経ってしまいましたが、

日仏シャンソン協会の顧問をしていただいていた永田文夫先生が

ご逝去の前、最後に企画されたコンサートの為、

古賀政男記念館けやきホールへ。

 

私も理事となっている訳詞家協会の主催する定期的コンサートで、

永田先生が直接タッチされた最後のステージ。

中央には、少々はにかみながら独特の笑顔の遺影。

 

年を重ねて増々神がかり的に感動歌唱をされる菅原洋一さん、

久しぶりにお目にかかる加藤登紀子さん、三越劇場で幾度もご一緒

しているボニー・ジャックスの皆さん、そしてエルムに数え切れない程

ご出演いただいた堀内環さん、花田和子さん、

もちろん永田夫人の前田はるみさんも………多くの方々とお目にかかれ、

円熟の歌声を聴かせていただけて、至福の時間でした。

 

難病からの回復が80%位とは言うものの、正直なところ、

時々歩行も発語も、そして何より眼瞼下垂(老人性ではなく、

重症筋無力症によるものなのでオペしても治っていません)

………あちこち問題がある中、東京へ出向くのは心身ともに結構大変。

でも、命あるうちに、出来ることは成し遂げたいという思いにかられ、

日々、懸命に生きています。

 

生きるということが、こんなにも大変だと知れたのは、病気のおかげ。

それゆえ、残された人生の時間を大切に生きなくてはと思うに至ったのも、

病気のおかげ。

日比英一氏逝く

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大学時代から、ポプ・コンやバンド・コンテストでお世話になり、

「兄貴と思え」と親しくして下さった元CBCの日比英一氏突然の訃報。

 

私自身の結婚式の司会から、母逝去に伴う「偲ぶ会」の司会も、

身内のような温かさで引き受けて下さいました。

 

キャスターとしてのスタイルを確立された方であり、

音楽評論家と対等に話せる知識の持ち主。

 

日本アマチュア・シャンソン・コンクール中部大会の審査員を、

来年もお願いしようとしていた矢先のこと。

 

悲報の連鎖に心が痛みます。

 

前田はるみさんの歌に感涙する人たち

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「世界の歌を、美しい日本語で」という日本訳詞家協会主催のコンサートで、

前田はるみさんの歌うタンゴを聴きながら、目頭を押さえる人たちが

幾人も有。

 

やはり、人の心の中の想いは歌声に表れ、特別な思いが伝わるものだと

またも実感。

昨年春、「加藤ハツ館長を偲ぶ会」での菅原洋一さんの歌声を聴いた時と

同じ質のものを私も感じました。


そんな前田はるみさんのエルム出演が決定!

12月19日(月)

私が毎月開催している「平和希求ライブ」のゲストとして、出演されます。

“歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。

なぜなら平和でなければ文化は育たないから。”

という故 加藤ハツ館長の言葉を胸に、平和を求める歌の数々を中心に

お届けします。

 

ぜひエルムへお越しください。

12月19日(月)

会場:カフェ・コンセール・エルム

時間:19:00開場 19:30開演

チャージ:5,500円(1ドリンク・チャーム・お土産付)

出演:前田はるみ、加藤修滋 他

 

 

<平和希求宣言>前文が50言語の訳完成!

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アルゼンチンでは、「日本のタンゴの母」

フランスでは「日本のシャンソンの母」と慕われた加藤ハツ(92歳で永眠)

の遺言が<平和希求宣言>前文となり、それが世界50もの言語に訳されて

地球のほぼすべての地域をカバーしました。

 

歌い手には平和を願う歌を歌う義務がある。

なぜなら平和でなければ文化は育たないから。

 

この言葉をジャクリーヌ・ダノ、マルセル・アモンはじめ9人の

フランス人アーティストと菅原洋一のナレーションと共に、

6人の日本人歌手が歌うパリ同時多発テロ犠牲者追悼歌

「哀しみのバタクラン~祈り・願い・叫びのレクイエム~」CDに収録。

 

テロ犠牲者追悼募金をされた方全員に差し上げて来ました。

92歳でこの世を去った老婦人の言葉は、死してなお世界各国の人の心を

揺すり続け、平和への願いを込めた歌と共に、

小さくとも価値ある歩みを始めました。

グラシェラ・スサーナの記事の反響

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私が重症筋無力症の病床で書いたパリ同時多発テロ犠牲者追悼歌

「哀しみのバタクラン~祈り・願い・叫びのレクイエム~」に関する

取材報道は、5紙に加えて政党機関紙赤旗と民進が大きく報じて下さいましたが、

唯一経管チューブのままピアノに向かう写真で掲載された中日新聞の記者である

市川記者が、今年3度目の来日をするグラシェラ・スサーナの記事を

コラムで書いて下さいました。

 

掲載されてすぐ、一日中電話が鳴って大変な騒ぎ!

あっという間に予約表がうまってしまい、現在はキャンセル待ちです。

 

それだけ、スサーナで青春時代を送った人が多かった証拠。

「アドロ」「サバの女王」など、彼女が日本人の心に与えたインパクトの大きさに

驚いています。

 

 

コンサート告知ではなく、その人となりやエピソードの記事は、

人の心を引き付けるものであることは、認知症と闘うシャンソン歌手の

平野たか子さんの記事でも証明されています。

 

 

 

 

 

テロ犠牲者追悼募金/SACEMより感謝の集い

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「パリ同時多発テロ犠牲者追悼募金」は、メディアが大きな報道

(新聞5紙、テレビ2局)して下さったこともあり、

多くの方からご協力をいただきました。

 

その第一期分を、SACEM(フランス音楽著作権協会)へ送金したところ、

会長より感謝の手紙を拝受。

11月3日、加藤登紀子パリ公演に、シャルル・デュモンを参加させる為に

渡仏した折、SACEM会長はじめ役員による感謝の集いを催して下さいました。

 

追悼曲「哀しみのバタクラン~祈り・願い・叫びのレクイエム」のCDを、

追悼式典で流したいという光栄な提案もあり、私たちの<平和希求運動>

の広がりに感激。

 

 

CDを持っている2名の内、左がLaurent Petitgirard、

右がClaude Lemesle。


AF機内にて

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2年ぶりのパリ渡航機内で、隣席の女性がジャクリーヌ・ダノそっくり

(ブルトン系)で、話し方まで似ている。

 

立居振舞までキビキビしていて、ダノの妹(?)と一緒にいる気分!

CAと仏語で冗談を言って笑わせたりしていましたが、

彼女のところへやって来て話す男性も女性もスタイル抜群。

私もおしゃべりに加わり話を聞いていると、京都であったバレエの

エキシビジョンにバンド5人と共に参加したイギリスのバレリーナ。

もとクラシック、今はコンテンポラリーでモダンなものをやっている。

 

わざわざ立って、トランクルームから大きなポスターを見せてくれました。

機内で新しい人たちと知り合えることはとても嬉しい。

前回、パリからの帰国便で偶然知り合ったAbdul Madjeedは、

今では親友となって<平和希求運動>の旗手のごとく精力的に

動いてくれているように、いつかどこかで、

何かを一緒にすることがあるかも…!?

パリ同時多発テロ1周忌催事

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昨年11月13日に起きたパリ同時多発テロから1年。


追悼催事はパリだけでなく、世界各地で・・・と言いたいところですが、

目立ったニュースは届いていません。

 

 

SACEM情報によるとパリでは11月24日に大きな追悼式があるとの事で

 

AFJC(日仏シャンソン協会)は、それに呼応して

 

11月25日に<平和希求コンサート>、11月28日に<平和希求ライブ>を

 

いずれも日本支局のある名古屋で開催予定。

 

 

 

<平和希求運動>のテーマ曲は「哀しみのバタクラン~祈り・願い・叫び~のレ

 

クイエム(https://www.youtube.com/watch?v=zJGknoNkPVs)」で、

 

パリ同時多発テロ犠牲者追悼募金をして下さった方々に差し上げている

 

追悼歌CDは、フランスでも話題。

 

 

 

基本理念となった加藤ハツ館長の遺言「歌い手には平和を願う歌を歌う義務があ

 

る。何故なら、平和でなければ文化は育たないから」という言葉は、

 

世界中の言語に訳され、現在51の国・地域の言葉となって、人々の心を打っています。

 

 

11月25日に開催する<平和希求コンサート>では、菅原洋一さんやジャクリーヌ

 

・ダノ、マルセル・アモン、ジャクリーヌ・ボワイエ等がナレーションで参加した追悼歌CDに

 

参加している歌手より、岡山加代子、芹沢抄子の2名が出演予定。

 

 

名古屋市音楽プラザに於いて、約150名の来場者を予定、入場無料、15時開演。

 

シャルル・デュモンとの再会

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今回の渡仏の契機は、おトキさんこと加藤登紀子パリ公演会場に、

シャルル・デュモンを招待して聞きに来てほしい……

という依頼を受けたこと。

 

シャルルは「シュウジが来るのなら一緒に行くよ」とのことだったので、

急遽渡仏することに。

87才というのにシャルルは今もステージを精力的に行っていて、

特にピアフ関連のコンサートやテレビ番組に引っ張りだこ!

コンタクトととった時も「今、スペインにいるんだ」とのこと。

そんな多忙な彼が、「コンサートの前にお茶しよう」と言ってくれたことは

とても嬉しいことでした。

 

コンサートの1時間前にカフェでランデヴー。

フランス人にしては珍しく、10分くらい前に到着したのは、

秘書のフロランスのオーガナイズで「日本人は時間より早く来るから」

との配慮。

来年来日するアコーディオン奏者のミッシェル・グラスコと共にお出迎え

すると、到着するなり超ゴキゲンでハグ。

 

まずは、加藤ハツ館長のオマージュ公演となった2014年11月の

ユーロペアン劇場での思い出話。

その時、シャルル・デュモンと16名の日本人歌手に加えて

特別参加したミスチグリが、その公演が最後のステージとなって

亡くなったことと、彼女のために僕が書いた「オマージュ・ミスチグリ」

の話も……

 

グラシェラ・スサーナ、そして林部智史?

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シャンソン専門月刊誌「プチ・るたん」に折込配布されている

AFJC機関紙11月号に掲載した拙文で、林部智史を紹介。

読者から、質問・問い合わせを多数受けました。

 

「彼は誰?」

 

11月号の原稿は10月初旬に書いていて、まだ彼が

世間の注目を浴びはじめた時期。

古くはグラシェラ・スサーナに着目して、我々が日本初リサイタルを

名古屋で開催したことと、関連付けて論評する人もあり。

2人ともシャンソン歌手ではないにも関わらず、

シャンソン歌唱法の本質と重なる「偶数小節の助詞消音法」

を多用する点でも、類似点有。

 

シャルル・アズナヴールや菅原洋一がベテランとなってからの唱法を、

18歳時のグラシェラ・スサーナ、28歳の林部智史が使いこなしている

ことは驚き。

ちなみに、林部智史は今年のレコード大賞新人賞を受賞、

12月30日の「輝く!輝く日本レコード大賞」(TBS)にて

最優秀新人賞が決定。

 

結果に注目!

 

 

 

栄光のグラシェラ・スサーナ

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グラシェラ・スサーナ15年ぶりのレコーディングは、

シークレットで進行中(…と言いつつこうして暴露していますが)。

 

レコーディングの日は、一緒にいる時間が長いので、世間話も色々。

驚くべき事実(?)続々と判明。

サミー・デイヴィスJr.、オリビア・ニュートン=ジョン、ジャクソン5と一緒に

世界歌謡祭に出場したこと。

憧れの大歌手メルセデス・ソーサに握手を求められたこと。

最初のタンゴ・ステージのバンドネオン伴奏は、

ペペことホセ・リベルテーラだったこと……

 

なるほど、我々のアルゼンチン公演の折、グラシェラ・スサーナが

ホセ・リベルテ―ラ、ファン・カンバレリ、エクトル・バレーラのバンドネオン競演、

さらにロス・キジャ・ウアシ、ウーゴ・マルセル、ラウル・バルボーザも出演という

夢のようなアトラクションプロデュースが出来た理由は、そこにあった!

 

若くして大きな栄光を手にした彼女は、その後の人生で幾つもの苦難を

乗り越えて、今日に至る。

天才歌手の名を欲しいままにした彼女が、今、芸術的な歌声を聞かせている

ことを、一人でも多くの人に伝えたい。

そんな思いでシークレット・レコーディングを実施。

 

 

 

 

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