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Channel: 加藤修滋のブログ
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アマチュア・シャンコン東北地区大会

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今年は、北海道も東京もアマチュア・シャンコンの地区大会に
スケジュールの都合で行けず残念。

東北地区大会は、今年も上手くスケジュールが取れ仙台へ。

顔なじみとなった秋田のテディ熊谷さん、公式伴奏の内山誠さん、
研究熱心な庄子純一郎さん、ベテランの葛西輝武さん…
東北は各々の先生となじみのピアニストの華麗なる競演も楽しみ。

ゲストの沙羽しゅうこさんはかつてのグランプリ受賞者で、
久し振りに歌声を聴いたけれど一段と歌いっぷりもステージングもアップ。
(女っぷりもよくなったと、客席の男性が話していました)

この地区大会は、グランプリが5人に与えられるのが特長で、
全国大会へはグランプリが行き、準グランプリは予備リストのようなもの。

その5人は、宮城3名(伊藤佐知子さん、大木実さんの常連と、渡辺百合子さん)、
秋田(東京シャンソン・コンクールでも受賞した西塚祥子さん)、
福島(沙羽しゅうこさんの門下生・藤居淳子さん)

他に、準優勝2名(山形の荒木万里子さん、宮城の武田夏子さん)

受賞はしなかったものの、秋田の佐久間隆史君の歌は、
シャンソンの真髄を捕えていて(正しくは捕えかけていて)
本当に心に届く「いい歌」を歌っていて感激。

つい先日の東京シャンコンとは格別の進歩。
彼と西塚さん(彼女も東京シャンコンと仙台でのアマチュア・シャンコン地区大会両方出場)は
秋田の高瀬ちせさんの愛弟子。

高瀬さんの指導力は素晴らしく、各地区コンクールに彼らが出る度に
高瀬さんがどんな指導をしているかが伺い知れてそれが楽しみ。

テディ熊谷さんが伴奏する人たちは皆、テディさんの生徒なので、
歌とピアノがお互いを知っていて、共同作品となっているのが好ましい。

もし、こうしたコンクールで歌を伴奏とのアンサンブルという視点で考えれば、
得点もまた違ってくると思われます。
(通常は歌手そのものを採点しやすくする為、
伴奏も音響も照明もある一定の範囲にさだめて対応)

審査委員長の講評では、
①ポップノイズが気になる
②聞く人が息を出来る空間を歌手が作るべき
③選曲の良し悪しがある
④伴奏が大きすぎる人が居て気になる
…という点を指導され、いずれも大切なアドバイスとなるはず。


アマチュア・シャンコン中部大会

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31回目となる日本アマチュア・シャンソン・コンクール全国大会に向けての
各地区大会も大半が終了。

昨年最年少グランプリと話題になった柴田白梅さんが出場する中部大会は、
全国大会への5名は点数で即決。

5名までと次点の差がはっきりと空いていたので
各賞決定の時点でゲスト歌唱のフィリップ・エマールの歌がまだ3曲も残っていました。

中部大会は点数で簡単に差が付くケースが多いけれど、
点を付けない方式だと協議に随分時間のかかるコンクールも有。

上位5名はいずれもコンクール常連で、
グランプリの岩井映園子さんは今までとイメージ一新で「モネの庭」を歌い、
過去のリズムっぽい曲・ポップな衣装と全く違った、
芸術的曲調と大人っぽいドレスで歌もステージングも
成長したと思わせる作戦勝ちとの声有。

入賞者は瑠璃さん、柴田白梅さん、長濱和美さん、渡邉里奈さんで
平均年齢は何と29歳!

全国大会出場者が10代、20代、30代が各1名、40代前半が2名という
日本で最も若い受賞者というのが話題。

シャンソン・ルネッサンス賞の別府たけしさんも30代
今年新設されたZIP-FM賞の金田一帆南さんが20代と、
中部のシャンソン界が若い人によって引っ張られる予兆?

一方、桂川千恵子さん、岩瀬恵子さん、林洋子さん等60代・70代、
真彩さんが40代、小宮俊英さんが50代を加えての各賞受賞者もあって、
幅の広さが印象付けられた型。

今回ZIP-FM賞の受賞者はFMラジオ出演という特典があり、
シャンソン・ルネッサンス賞も市民芸術祭に出演という副賞がある為、
全国大会へ行くよりそちらの方がいい!という人も有…。

新聞トップ記事を見て

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最近テレビ局の方と話をしていたところ
「新聞記者で有望な若手がいる」との話題に。

幾紙もの記者名が出てくる中で、中日新聞の梅田歳晴記者の名前が挙がった事に納得。

若くして亡くなったシャントゥーズで橋本奈央子、
加藤ハツ館長への最後の取材記者として9ヶ月後のスクープ。

そして、東山動物園でのユーカリ栽培「目からウロコ」に関する
苗植え体験会から発した大成功。

いずれも市井の中に埋もれてしまいがちな小さな話題が
記事をきっかけに後に大きく発展しそうな内容。

興味対象外のことが、新聞の紙面で大きく扱われる事で
多くの人に知られるというパターンは
インターネット時代の弊害を正す意味で貴重なものだと再認識。

反響の大きさにビックリ

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月刊「プチるたん」に折込配布している日仏シャンソン協会無料配布広報紙
「Chanson ; C’est la vie , C’est L’amour」の5月号は
「フランス人アーティストに愛される歌手になるレ・シ・ピ」特集。


中でも<まばたきの回数>に関する記述に話題騒然。

「目からウロコ!」の感謝メールから「歌の良し悪しには枝の末節」という意見まで。

今もって、この件でのお尋ねや質問が続いているので、ここで再記述すると…

<回数少なく、速度はゆっくりが「まばたき」の極意>

誰も緊張したり、考え事をすると「まばたき」が増える事は周知の事実。

日本のシャンソン歌手が歌う時「まばたき」が多い事を指摘したのは、
フランス・シャンソン・芸術文化協会の元会長C.アトラニ。

視覚的に見苦しいだけでなく、
「まばたき」の多い時は左脳の思考機能が活性化していて、
右脳の感情機能が停滞…という事は、
イコール理屈で歌おうとしているからダメとの事。

「声の響きを良くしよう」「〇〇〇という表現をする為に、こう歌おう」
といった様に頭を働かせている時は、
観客との感情共有はできないという結論。

ゆっくりとした「まばたき」は観客の想像力をかきたて、
パチパチと早い「まばたき」は観客の想像力を失わせるものと分析。

<実例>

C.アズナヴールと橋本奈央子は4~8小節に一回、
C.アズナヴールや浜﨑久美子は「まばたき速度」が1.5秒。

この指摘以来、「まばたき」レッスンを続けること約一年で
日仏シャンソン協会の歌手は「まばたき」数減。


<余談>

この話を聞いた、とある役者曰く「まばたきの遅い女優は色っぽく感じる」とコメント。
「ラブ・シーンで眼を開けられたら台無しだよ」とも…。

訳詞を巡る恐ろしさ

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かつて韓国の人気グループ「ワンダー・ガールズ」のヒット曲
「NOBODY」を巡って某東南アジアの国との間で違法訳詞騒動有。

依頼、違法訳詞天国と言われる日本でも若干流れに変化の兆し。

法定訳詞についてはJASRACに規定金額を支払えば誰でも歌唱・録音可だけれど、
違法訳詞の場合は、その日本語の詞を書いた人の著作物という考え方から、
言い値での取引となり、無料~とんでもない金額まで支払が必要となるケースも。

誰の詞か分からないままCDに収録した後、
名乗り出た作家に多額の金額を請求される恐ろしさも有。

ちなみにVTRやDVD等、映像を伴うものについてJASRACは直接管理していないので、
制作者がオリジナルパブリッシャーに個々に了解を得なくてはならない為、
日本でシャンソンのVTRやDVDが発売されにくいという状況有。

春は新製品スイーツの季節?

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岡山加代子さんが倉敷への出張レッスン帰りに購入して
持ち帰ってくれる動物ケーキに新製品登場。

今までも犬、猫、ブタ…多種あったけれど、
今回のヒツジはフワフワのクリームが特長。

ダイエットを医者に命じられていても、
つい口の中に入れてしまって「公開先に立たず」


シャンソン教室の生徒さんや、エルムのお客様もお土産持参の方が多く、
痩せる暇なし?!

皆、新製品には敏感で、フランスの銘品(と個人的に気に入っている)
マリー・カトリーヌのパンの差入れがあり、
デザート代わりに美味しくいただきました!

31回日本アマチュア・シャンソン・コンクール

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日本のシャンソンの歴史を創ったのは、宝塚と銀巴里という人もいますが、
それに加えてユニバシアード関連文化催事として始まった
神戸の日本アマチュア・シャンソン・コンクールも加えるべきかも…。


何故なら、<新しいシャンソンを歌ってメジャー・デビュー>をしたのは、
銀巴里の丸山宏明(今の美輪明宏)、
アマチュア・シャンコン・グランプリの奥田晶子と
浜崎久美子の3人だけだから。


特に浜崎久美子は、故・石井好子さんが審査講評で
「今までで初めて審査員満票で浜崎さんのグランプリが決まりました」
と触れられたように、
その実力をフランス国営テレビはON AIRし、
シャルル・アズナヴール、ミッシェル・フューガン等
ビッグ・アーティストが絶賛するに至りました。

一方、受賞しなくとも毎年のグランプリ以上に活動をする歌手も数多く居ます。

そのアマチュア・シャンコン31回目の今年、
過去30人のグランプリ以上に後世に残る受賞者が出ました。

史上最年少11歳の柴田白梅さんで、賞の名こそ「フレッシュ賞」でしたが、
歌唱の正確さ、表現力に加えてフランス語の正確な発音は
「歌唱賞&語学賞」と名付けても良い程。

彼女が歌い終わるや、すぐ後列に座っていらした大学仏文の名誉教授が
「彼女って帰国子女?」と質問された程でした。

歌唱力でも、仏語に関しても断トツ優位の小関未央さん
(5月のプロ歌手も参加できる「東京シャンソン・コンクール」でプルミエ・プリ受賞)ですが、
楽曲そのもののクオリティに於いて、
シャルル・アズナヴールの「声のない声」との差が埋められなかったと言えます。

即ち、オペラのコンクールのように、
楽曲クオリティは基本的に同等で歌唱力を競うものと違い、
全てのシャンソン・コンクールは楽曲の良さにフォローされるか否かもひとつのポイント。

受賞をしなかった渡邉里奈さんは、
今現在のフランスのシャンソンの状況に
我々世代の審査員が付いていけない側面があることを思い知らされました。

彼女が以前、中部地区大会で歌った時、仏語発音の気になる所があって、
審査員の一人パトリック・ヌジェに質問したところ
「今のフランスの若者は、みんな彼女のような発音で歌う」と教えてくれました。

確かに、コラ・ヴォケールの美しい響きと、ZAZの響きは違うし、
藤山一郎とAKB48の歌の日本語の響きは違うのと同じ…。

奨励賞の伊藤佐知子さんは、浜松シャンコンでも聴いていて、
このところ成長著しい人で、やはり回数・年数は大切だと思いました。

受賞しませんでしたが、(5月の東京シャンコンでは受賞)西塚祥子さんも
急成長していますが、その半分以上は指導者(高瀬ご夫妻)の指導力だと思います。

今回、全国大会最年少出場は10歳、最高齢が70歳で平均年齢も年々低くなっています。


盛り上がり最高の「名古屋巴里祭2015」

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過去44年間の「名古屋巴里祭」の歴史の中で、
今年ほど盛り上がったことは少ないと思われます。


日本人歌手たちのレベル・アップもさることながら、
初来日のヴァレリー・ミシュレーが聴衆を目と耳の両方で魅了し尽くしたことによるもの。

更に、過去7回来日(シャンソン大使として3回、他に4回)で、
日本各地にファンのできたミッシェル・グラスコのアコーディオンも、
Ⅰ部はシャンソン・メドレー、Ⅱ部は美空ひばりメドレーと、
意表を突く超絶技巧で客席を湧かせました。


ミッシェルが弾くと、日本の演歌も実にオシャレでエレガントに大変身するから不思議。

かつてヴァレリーをテレビ番組で見た以外にも、
どこかで会っていたような気がしていましたが、
その理由はフォーリー・ベルジェ―ルでロングラン・ヒットとなった
ミュージカル「レザネ・ツイスト」に出演していたと聞いて判明。

この出し物を私はパリで2回も見ています。


ヴァレリーもミッシェルも、オープニングの「ジュテーム・ア・ラフォリ」と
「哀しみの終わり~さあ!今から~」の視覚的にも楽しめる演出に感心し、
ソロ歌手たちが見事なコーラスをすることに驚いていました。

それ以上に、フィナーレでヴァレリーの歌う「L'enfant maquillé」に
9名の日本人歌手たちが美しいコーラス・アレンジで歌ったことに
「哲学的な左岸派シャンソン・ソテレール」が
映画音楽の様な美しい作品に変身した」とビックリ。



この楽曲は、ベルナール・ディメ
(日本では「愛の国シェラキューズ」の作者として知られる)の詞に、
80年代当時、新しい作風を模索していたシャルル・アズナヴールが曲を付けた異色作。

インターネットでは、アズナヴール自身のイタリア語版も聴けます。

見事に絞り込まれた無駄のない肉体と、
女優としての表現力を研ぎ澄まされた完成が結合される、
今世紀最高の「文学的シャンソンのミューズ」の見応えは想像以上のものでした。


空間の使い方が絶妙のヴァレリー・ミシュレー

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エルムにも名古屋巴里祭にも出演して来た美輪明宏さんは、
小さな空間と大きな空間とで異なる身のこなしをしていました。

ヴァレリー・ミシュレーもまた同様のテクニックを持ち、
6月30日の1100名のキャパのホールと、
7月1日のエルムとで全く異なるステージングで魅了してくれました。


名古屋巴里祭の翌日、エルム・ライブに友情出演し、
新聞記者の方もプライベート(お忍び)で来場して下さって大盛況の中、
前日と同じ振り付けでも異なった雰囲気を創出。


この日は、芹沢抄子さんのメイン・ライブで、ヴァレリーは友情出演。

突然ヴァレリーとミッシェル・グラスコが出てきて唖然としたお客様方は、
1曲聴いただけで早くも万雷の拍手。

いつもは元気印でお客様を楽しませる芹沢さんですが、
この日はリクエスト曲が、内容のシリアスな曲ばかり。

それでもうまく客席を巻き込んで、ステージへの集中達成。

後はヴァレリーとミッシェルの「これぞパリのシャンソン・リテール!」
と言う至芸で観客は興奮の渦。

美輪明宏さん始め、ジャクリーヌ・ダノ、ジャクリーヌ・ボワイエ等、
多くの本物のアーティストと同じ空間で共演を続ける事が出来るエルムの歌手たちが、
フランスで評価されるノウハウを身に付けることができたのは当然。

そうしたものを先輩が後輩に受け継いでいけるかどうかが今後の課題。

小牧初の本格的シャンソン・コンサート

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小牧にある味岡市民センターで
「青山桂子ファンタジック・シャンソン・リサイタル」開催。

500人定員の所、整理券があっと言う間に900枚出てしまい、
更に、次々と問合せが入って大騒ぎ。

青山桂子さんはいつも依頼するヘアメイクの千葉さんまでキープして、やる気満々!

来場者が多すぎて、別室ではライブ・ビューイングも!

青山さんは歌唱力、表現力共に岡山加代子さんと双璧の力を持ち、
特にフランス人歌手の間で評価が高い人。

本場のエスプリを伝えるシャンソンに接することのできたお客様方は、大満足の様子。


主催者も、かつてない来場者数に加えて客席と
ステージが一緒になって盛り上がる様に驚いておられました。

シャンソンを起用する催事は集客が良いと言う「シャンソン招き猫論」をここでも実証。

プロデューサー・テディ

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秋田のピアニストで、シャンソン指導者のテディ熊谷さんからの電話で、
今秋、東京でのコンサートをするからとのお誘い。

テディさん、福岡の佐藤金之助さん、東京のエリンヌさんと
名古屋の私、計4名が各々歌手を伴って…という企画。


電話の後、あっという間にシャンソン・マガジンの山下さんの協力を取り付け、
目黒のブルース・アレイを押さえ、電光石火の早業。

ピアノの腕前はいう間でもなく、
このプロデュース能力があってこその秋田シャンソン界と納得。

秋田では、高瀬夫妻が若い人を育て、
コンクールでも実績を上げているので、とても活気有。
(高瀬ちせさんは歌手としても力量があり、テディさんとは別方向の活動展開中)

ちなみにテディさんのお兄様は東京在住でシャンソン通であり、
それ以上に人を見る目を持った方。

今回もきっと、随分お世話になると思います。

催事運営完璧な水戸

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毎年シャンソン大使を受け入れて下さる水戸の大橋保子さんは
声楽家としてだけでなく、近年シャンソン歌手としても活躍著しい人。

僅か数年の間に、声楽家がなかなか脱却できない
“響かせすぎ”な歌い方ではないシャンソン唱法を身に付けられました。

美しい響きの上に、表現力がプラスされ、
無理のない聴き心地の良いシャンソンを歌われます。

更に誰もが美しい形の「ア」は勿論、
「オ」「ウ」の口の形がとてもキレイ(という事は、その響きも良い)


彼女のスタッフ、特に裏方はCD販売に際しても完璧で、
シャンソン大使のサイン用に、相手の日本人の名前を書く紙も用意され、
各CD種ごとに封筒にお金を分けて入れて下さるので助かります。

打ち上げも宿泊ホテルで開いて下さるので、
重い荷物を持ってウロウロすることなく、即部屋で休める配慮に感謝。


コンサートそのものも、とても良い雰囲気。

ちなみにCD販売は「シャンソン・カラオケ大全集BEST盤」が大人気で即完売の上、
発送注文まで有。

ミッシェル自身のアコーディオンCD2種より売れ行きが良くビックリ。

それもそのはず、ミッシェルが監修・演奏もした2枚組CDなので、
パリの雰囲気に包まれながらシャンソンの極意を学べるという優れもの。

江戸川パリ祭、年々盛況に

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星野SHOKOさんの尽力で開催される「江戸川パリ祭」は、
年を重ねるにつれ、内容的にも集客面でも良くなっています。

今年は「アミカル・ド・シャンソン」の宇藤カザンさんが、
仲間と共に4人で参加されたことから、フランス語の歌が急増。

シャンソン大使=ミッシェル・グラスコも楽譜から離れて立位演奏をして
「サン・ジャンの私の恋人」「ア・パリ」「ラップ通り」等は、
アコーディオンだけでの伴奏をしたので一層パリっぽい雰囲気。

ミッシェルは、昨年の日仏シャンソン協会パリ公演の際、
シャルル・デュモンと共にゲスト出演した
ミスティグリのナンバー「私にはできない」「オルガ」を歌った佐藤和久美さん、
「黄昏のビギン」を歌ったENVIEさんが印象に残ったと話をしていました。


星野SHOKOさんが7月14日生まれと知り、ミッシェルはバースデーカードを購入し
メッセージを平仮名で書いて投函していました。

こうした細やかな配慮も彼の人気の一つ。

経験は最高の指導者

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浜松巴里祭の主催者・大石ナオミさんは、10年連続して催事主催し、
ヴェロニク・ペステル、ヴェルムーラン、ミッシェル・グラスコ等と共演。


パリでもトリアノン劇場でジャクリーヌ・ダノと、ユーロペアン劇場で
シャルル・デュモンと共演。

宴会や各種催事でのステージは多くなく、
こうしたグレードの高いステージを経験する中で、
地道に成長続けた事が、今年のディナー・ショーで結実しました。


お客様の中には関東からの方もあり、
「こんなにオシャレでスムーズな進行のシャンソンはなかなか見られない」という声も有。

ゲストの川島豊さんとの「モン・デュー」コーラスは、まるでパリ公演の再現で、
ピアノが私、アコーディオンがミッシェル、
シャルル・デュモンの代わりに若い頃のデュモン(?!)川島豊さん、
そしてソプラノの美しいハーモニーが大石ナオミさん…。

お客様は大満足!

貴重なアドバイス

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シャンソン大使=ミッシェル・グラスコの東京公演で共演したENVIEこと小関美央さんは、
西野カナやクリス・ハートに楽曲提供もするシンガー・ソング・ライター。

最近シャンソンにも取り組み、第2回東京シャンソン・コンクールや
第31回日本アマチュア・シャンソン・コンクールでも受賞。

将来の日本シャンソン界を変えるに違いない逸材です。

そのENVIEが江戸川パリ祭で歌う「黄昏のビギン」フランス語ヴァージョンの
参考音源を聴いていたらミッシェルが音符の数と母音の数の不整合を指摘。

かつてグラシェラ・スサーナが「ケ・サラ」の日本語訳詞で
3番の音符数と母音数不整合を指摘したのと全く同じなのでビックリ。

歌の場合、いくら言語的にネイティブ・チェックを入れても、
やはり歌手でなくては正しいアドバイスはできないけれど、
伴奏者でもそうしたことを気にするのは(身近には)フランス人の特質かも…。

岐阜公演はVIP多数来場

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第21代シャンソン大使ミッシェル・グラスコの岐阜公演は、
毎年シャンソン大使を受け入れて下さる「じゅうろくプラザ」で、
草々と満席となり、知事や中日新聞、岐阜新聞社長等が来場。

じゅうろくプラザ担当の中島さんは気配り名人で配慮が行き届き、
出演者にとってはとてもやりやすく感謝。

ケータリングのお弁当もオシャレでミッシェルも写真を撮ってから食べていました。

コーヒー・マシンもエスプレッソが出るもので、オードブルやフルーツともども、
くつろいだ雰囲気の中で出演までの時間が過ごせました。

ステージの内容も、岡山加代子&ミッシェル・グラスコの
エレガントかつダイナミックなコラボレーションがハイ・クオリティ。

ミッシェルの客席伴奏は、水戸公演の時からレパートリーを変え、
「美空ひばりメドレー」でなく「ミッシェルの好きな日本の歌メドレー」
(いい日旅立ち、学生時代、上を向いて歩こう、君恋し…)で、客席は大合唱。


エルムの若いスタッフが「この曲は知らない」と言った「君恋し」が
一番人気の客席中大合唱。

でも最高に盛り上がったのは、最後のシメの言葉で、
岡山さんが時々使う
「子どもは真ん中、親は隅、オヤスミ」
をミッシェルと二人で言った時。

中日新聞、岐阜新聞の取材にも日本語で応答していたミッシェルは、
日常会話はもう殆ど通訳者不要な程。

墓前演奏より病床巡回演奏

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ミッシェル・グラスコは、「加藤ハツ館長を偲ぶ会」の
パンフレットに寄せた弔辞の中で「日本のシャンソンの母」と賞讃。


館長は亡くなる前に日進市のアガペクリニックに入院しており、
その看護・弁護の温かさ・優しさにとても感謝していたことを知り、
ミッシェルは「ぜひ、その病院で慰問演奏をしたい」と申し出ました。

3階の集会室で、移動可能な患者さんや関係者の方、2回の各病室では、
移動困難な重症患者さんのベッドサイドで1階の待合室でも計1時間の慰問演奏。

寝たきりの方がアコーディオンの音色に合わせて日本の古い歌を口づさんだり、
末期ガンの方が(慰問の日まで命があるかどうか分からないと言われていた方)
足首でリズムを録り、拍手しようとされる姿には感動しました。

どんなリハビリより、素晴らしいリハビリを見た思いです。


演奏曲目を決めるのに、一人一人手作りのクジを引いてもらうという
ミッシェルの発案の中にも、そうしたリハビリに通じる考え方があるようです。

(幾つもの中から、ひとつをつまんで持つことは、かなり努力が必要)


取材された中日新聞は、翌朝カラ―で大きく報じ、
共同通信も全国の県紙に配信されるようです。

館長の墓前演奏をしても遺族だけのものになってしまいますが、
病院でのこうした親身の病床巡回演奏は多くの人の心に残りました。

ミッシェルがこだわったナース・ステーションでの演奏は、
こうした慰問演奏では考えられないもので、
故人が感謝した看護・介護をして下さった方々に(ドクター以上に)
大きな感謝をしたいというものでした。

不屈の生命力

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エルムの駐車場と隣のビルの、ほんのわずかな土の中から、
美しい花が咲いているのを見つけました。


誰かが植えたわけでもなく、付近に同じ花があるわけでもないのに、
どこから種が運ばれて育ったようです。

その生命力に驚くと共に、館長が生きていたら、
きっと一輪差しに飾ったであろう…などと思いをはせました。

人の死はいつか記憶から薄れると思っていましたが、
今もって(というか生前より以上に)館長のことを口にされる方が後を絶たず、
忘却とは全く無縁の感じです。

第21代シャンソン大使ミッシェル・グラスコは、
いつも「ママKATOは…」と口にし、
行く先々で加藤ハツ館長逝去を知らない人たちに日本語で(!)
一生懸命説明しています。

まるで、それがシャンソン大使の任務であるかのように…。

浜崎久美子「京杭運河」ヒットの兆し?!

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2014年に世界遺産登録された中国の京杭大運河を記念する曲
「京杭運河」を聴いた人たちの間で、とても好評。

シャンソン大使=ミッシェル・グラスコも「美しい曲」と気に入っています。

いではく氏(中国で人気の「北国の春」作詞者)の詞も、
都志見隆氏(TOKIO等の楽曲提供者)の曲とアレンジもとても評判が良く、
シャンソン大使のミッシェル・グラスコも気に入って
「アレンジがキレイ。久美子の歌も大きな川のイメージ」と好評。


8月から始まる本格的なプロモーション・ツアーの成果によっては、大ヒット?!

京都公演ではLED照明の無いクラシカルな雰囲気

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第21代シャンソン大使ミッシェル・グラスコの日本公演7都市の中で、
舞台照明にLEDを使わなかった京都は、やはり落ち着いた雰囲気。

全てがオーソドックスなムードで、絞りドンやメラの使い方も伝統的。

最近はLED主体のものが多く、時として少々機械的な雰囲気になることも有。

音響的には問題があって、ホールスピーカーは天井近くにあるので、
後ろの方(客席は階段状)の席はバランスが良いものの、
前の方は蓋全開のフル・コンサート・ピアノの生音が大きすぎて、ボーカルが沈み込む。

フランスではピアノの蓋を閉めて、その上で寝そべったり踊ったりするので、
そうしたバランスの問題のあるケースは少ない。

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