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Channel: 加藤修滋のブログ
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日仏シャンソン協会パリ公演へ集まるフランス人歌手

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11月3日、パリのユーロペアン劇場で開催される「第40回シャンソン・コンサート」は、
シャルル・デュモン、ミスティグリ、ヴェルムーランというゲスト陣に加えて、
客席にもフランス人歌手・アーティストが詰めかけます。

真っ先に「絶対に聴きに行くよ」と言ってくれたのは
マルセル・アモン(「ブルー・ブラン・ブロン」や
「上を向いて歩こう」のフランス語版でヒット)で、
石井好子さんがパリ祭へゲストとして招いた歌手。

「声なき歌」のジルベール・ラファイユ、
「愛の誕生日」のクロード・ポヴィオン、
「愛し児へ」のジョルジュ・シャトラン、
シャルル・アズナヴールのバンド・メンバーだったトニー・ボンフィス、
バルバラ歌いとして来日した第10代シャンソン・大使=マチュー・ロザス
…豪華な顔ぶれを前に歌うのは、17名の日本代表歌手。

モネ財団公式イメージソング歌唱者「モネの庭」岡山加代子、
フランス国営放送France2でトニー・ボンフィスの伴奏で
「ラ・ボエーム」を歌ってON AIRされた青山桂子、
シャルル・アズナヴールからその歌唱法を絶賛された浜崎久美子、
シャルル・デュモンとCD共演をした宮入公子、
デルフィーヌ・ヴォランジュのプロモーション・パートナーに選ばれた芹沢抄子等、
フランス人アーティストたちの間で知られている日本人歌手に加えて、
ミッシェル・フューガン「シャントゥ」をCDレコーディングした千葉愛子、
「愛の砦」をレコーディングした甲斐和代、
「江戸川パリ祭」の主催者・星野SHOKO、
シャンソン大使の浜松公演開催に貢献してきた大石直美等、
フランスとの文化交流の担い手たちに対する評価が伺い知れます。

更に、青山桂子、岡山加代子、浜崎久美子、宮入公子、芹沢抄子、清水美帆の6名は
第18代シャンソン大使ミッシェル・グラスコの
ポール・レイ(サン・ルイ島)でのコンサートにも出演。

彼女たちは本格的なパリ公演のあと、
きっと歌唱法にも飛躍的な変化を遂げると確信します。


ライブのマンネリ化?

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いつもは夜ライブのエルムですが、昼ライブをすることに。

10月25日(土)には<宝田明&沢木順>、
12月23日には<菅原洋一>…とビッグ・ネームが昼ライブ。

特に宝田明さんはエルム初出演。

数年前から全国的にシャンソン・ライブは夜より昼の方が入りが良くなり、
シャンソン・コンサートも昼関係が増加。

夜は足下が危ないという方も多く、ファンの高齢化の問題?

このままだとエルムもシャンソン・ライブはマチネ、
若者向けのヒップ・ホップやレゲエがソワレとなる日が来る?!

東京も若いシャンソン歌手が増えて活躍が目立つようになっていますが、
そのファン層は高いまま。若いファン層開拓のためには、
歌う人の年齢を若くするだけでなく、歌う曲も新しいシャンソン、
特にリズムやビートのあるシャンソンにする必要がありそう。

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瀬間千恵さんの弔歌に感涙者続出

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エルム開店以来26年間(その前、mss小劇場の時代から数えると35年間)
出演を続けて来られた瀬間千恵さんが、
「名古屋巴里祭2014」で歌われた「生きる」は、
今もその感動的な歌声が耳を離れません。

瀬間さんが加藤ハツ館長の病気からの回復を祈って熱唱されたその時刻に、
危篤になったにも関わらず、息を吹き返し、
枕元に名古屋巴里祭のパンフレットを置いて
「名古屋巴里祭」の成功を伝えることができました。

そして、瀬間千恵さんは10月のレギュラー出演日に再びエルムで
「加藤ハツさんの為に…」と言って「生きる」と
カッチーニの「アヴェ・マリア」を歌って下さいました。

弔歌としての「生きる」に感涙するお客様続出でしたが、
その後の「アヴェ・マリア」は、
まさに死者を弔う天使の群舞のような気高さにあふれ、
照明を操作する私の頬の涙は、
瀬間さんが歌い終わられた後も止まることはありませんでした。

横でPA卓のリバーブ操作をしていた芹沢抄子さんも涙を拭いながら…
ティッシュを私に渡してくれて、
それを受け止める時、すぐ後方に居る厨房スタッフの赤司さんの眼にも涙…。

多くの人の心に棲むことができた母は、幸せな人生を送ったと再認識しました。

瀬間さんの歌声はもちろん、その心にも大感激の一夜でした。

老いも若きもシャンソン

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私が名誉講師、岡山加代子さんが主任講師を務める
日仏シャンソン協会公認シャンソン教室は東海地方を中心に25教室を展開。

(他に「レディース・カラオケ」5教室、「思い出を歌おう」5教室も有)

シャンソン教室最高齢の生徒、88歳の日高一枝さんが
米寿を記念して岐阜と名古屋でコンサート開催。


一方、9歳で日本アマチュア・シャンソン・コンクール中部大会
グランプリとなった柴田白梅ちゃんは、
11月2日ヴェルサイユ近くの「ルーヴシエンヌ城」で開かれるコンサートに出演。

史上最年少のフランスでのシャンソン・デビューとして新聞取材が入っています。



少し前には夫婦でシャンソンを楽しむ杉浦知恵子さんも大きく新聞報道されました。


日仏シャンソン協会のシャンソン教室は、こうした意欲的な生徒さんが多く、
話題に事欠きません。

小塚猛仁さんの変身ぶりに注目

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エルム唯一の、教室出身男性歌手=小塚猛仁さんは、
会社社長でありながら頭が低く、とても熱心にシャンソンに取り組む好人物。

器用ではありませんが、じっくりと真剣にレッスンを重ねるタイプですが、
このところ急成長ぶりに目を見張ります。

特に、曲間MCは、今やエルムNo,1!

故・橋本奈央子さんを偲ぶ会の折にMC起用され、
その素晴らしさに感涙した人が続出したことから、
セントレア空港での初シャンソン・コンサートに抜擢。

話術進歩も目覚ましく、元来の話ネタ作りの巧みさにも一層磨きがかっています。



エルム・レギュラー歌手の弱点はMCで、お金を払って聞くものではなく、
話題は新聞・雑誌・TVからのネタが多く、「日本特殊陶業市民会館」等の
固有名詞チェック・ミスや、
「国際障がい者年」の年の言い間違い
(C.アズナヴールの「声のない恋」は、国際障がい者年の前年作)も多い。


連休の過ごし方を客席に質問して、本当にうらやましいと思っていないのに
「いいですねぇー」と言いつつ、
頭の中で次の言葉を捜して間が開いたり、
「私はですねぇー」を接続詞の様に使用することも有。

「あのー」「えー」「あー」を連発する下手な政治家の演説同様のケースも。

そもそも、フランスの歌手は日本のシャンソン歌手の様に、
日常会話の延長の様なMCはしない。


その点、東京からエルムへゲスト出演する歌手の中には、
見習うべき人が幾人もありますが、エルムの身近な所では、
男性は小塚猛仁さん、女性は真路まなみさんに一日の長有。

海外公演成功の秘訣はジョーク?!

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パリのユーロペアン劇場でのコンサートの為に渡仏すると知って、
シャルル・デュモンは私を自宅に招いてくれました。

パリ中心のオデオンにある高級マンションを訪れるのは二度目。

前回同様、若くて美しい夫人が出迎えてくれたのですが、何と(!)私に逢う為、
バカンスを切り上げて帰国したのだそうです。

シャルル・デュモンは、
「日本人ピアニストで唯一、シャルル、シュウジと呼び合う仲だから、当たり前さ」
と笑ってウィンク。

以前伺った時は気づかなかったのですが、部屋にあるのはプレイエルの古いピアノ。

ショパンの為に設計されたとのことで、
私が「ユーロペアン劇場で一緒に歌う甲斐和代さんのファンが購入したので、
弾いたことがある」と言うと、
「どんな歌手?」とお尋ね。
「小柄でステキな女性で、九州を代表するシャントゥーズ」と答えると、
「シュウジの連れてくる日本人のシャントゥーズは、皆美しい」と言ってニッコリ。

そこで、「今回は過去最高16人のシャントゥーズを同行しているので、
お好きな一人をプティ・カドーとしてプレゼントするけど、
美人ばかりだから選ぶのにくろうするかも」とジョークを一発。

「お持ち帰り」という日本語を教えると、復唱する彼の隣で、
奥さんが真顔で「ダメ!」と言ったところから見ると、
今でも結構モテるのかも…?!

でも、それからシャルル・デュモンもジョークを連発して、
和やかな雰囲気で楽しいひと時でした。

「フィナーレは、俺が立って歌うから、お前がピアノを弾け」と言うので、
そんな大それたことはできないと言うものの、
全く聞く耳をもたず私をプレイエルのピアノの前に座らせてリハーサル。

超ラッキーなサプライズとなりました。

シャンソン・プリュス・ビフリオレとの出会い

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往年のシャンソン・コーラス4人組「フレール・ジャック」の
現代版と言われるシャンソン・プリュス・ビフリオレは、いつもエルムでVTR上映。

芸達者な3人組で、歌って良し、
演じて良しのエンターテイナーのコンサートがアルハンブラでロング・ラン。


元々我々の「日仏友好シャンソン・コンサート」を開く予定だったのが、
彼らの公演が延長されたので会場変更を余儀なくされたもの。

入場する時、劇場支配人に
「明後日、ユーロペアン劇場でシャルル・デュモンと公演する
シャントゥーズたちを連れてきた」
と言ってあったので、終演後、ロビーで会ってくれることに。

CDサイン会が終わった後、その日に聴きに行っていた歌手たちと記念撮影。

通常考えられないような超ラッキーな出来事なので、
この日聴きに来れなかったメンバーにとってはショック。


CD販売時におつりを渡してくれた9歳のお嬢さんはリーダーのお子さん。

「可愛い!」と皆が写真を撮りまくり!


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驚き桃の木!

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ユーロペアン劇場に入ろうとしたら何と!
劇場正面の上部の大看板に「Cabaret ELM de NAGOYA」の文字!

オランピア劇場正面の様に電飾やネオンはついていないけれど、
同じ形でELMの名前が劇場正面に掲示されるのは19回のパリ公演で初めてのこと。


そう言えば、文化情報週刊誌「パリ スコープ」にも私たちの公演が紹介されていました。

ゲストが大物だからかな?と思ったけれど、
シャルル・デュモンの名前はどこにもなく、
ELMの名前だが認知されて来たということかも…。


劇場ロビーには、病気を押してジャクリーヌ・ダノが来てくれました。

お互いに抱き合って、6年振りの再会に感動。

エルムの歌手たちの名前もジャクリーヌ・ダノは一人一人覚えていて、
パリ公演のお祝いにと、名門ブランド「サルバトーレ・ダリ」の香水を
全員にプレゼントしてくれました。

ミュージカル「キャバレー」のフォーレン・シュナイダー役で
二年半ヨーロッパ巡演した女優、
そしてE・ピアフより素晴らしいステージングと言われるジャクリーヌからのプレゼントに、
出演者一同大感激!

シャンソンによる日仏文化交流のお手本

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ユーロペアン劇場での「日仏友好シャンソン・コンサート」は、
ゲストにシャルル・デュモン、ミスティグリ、ヴェルムーランを迎えて、
満席の会場に大きな拍手が響きました。

フィナーレでは、いつも弾き語りで歌うC.デュモンがセンターでマイクを持って立ち、
左右と後方に16名の美しい日本人シャントゥーズのコーラス、
私のピアノとミッシェル・グラスコのアコーディオン、
そしてシンセサイザーで華やかに幕。

驚いたことに客席にはマルセル・アモン(「ブルー・ブラン・ブロン」でヒット)、
ファビエンヌ・チボー(ロック・オペラ「スターマニア」で有名)、
ジョルジュ・シャトラン(「愛し児へ」の作者)、
デルフィーヌ・ヴォランジュ
(「シレーヌ」で芹沢抄子とのコラボCD制作)等、
フランス人アーティストが多数駈けつけてくれました。


終演後、ロビーでのカクテル・パーティーでは写真撮り放題となり、
すごくいい表情のツーショットも多数。

シャルル・デュモンも、来日公演の時とは全く違って、
全身全霊を込めた様な感動的な歌声で、やはりその国で聴くのが一番。

お客様の大きな拍手は、日仏両国の歌手に分け隔てなく贈られ、
日本とフランスの歌手・アーティストの本当の意味での文化交流を見た思い。

翌日の夜、France3でノルウェン・ルロワ特集番組があり、
ヘソ出しルックの頃の若さ溢れる映像が流れ、
TVスタジオでシャルル・デュモンの演奏もあって
「昨日一緒にやった人がTVに出てる」と大騒ぎ。

今も、大スターであることを再認識。

トニー・ボンフィスと久しぶりの再会

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シャルル・アズナヴールのベーシストだったトニー・ボンフィスが、
今回ユーロペアン劇場に出演する日本代表歌手16人の中に
浜砂伴海さんが入った事を喜んで聴きにきてくれました。

浜砂さんとトニーはお友達で、
浜砂さんのCDにトニーがアレンジしてフランスでレコーディングした
お洒落なサウンドのもの。


一層太っていたけれど、人の事は言えない自分。

シャルル・アズナヴール来日時に、
エルムでの歓迎会に於いてトニーがピアノを弾き、
青山桂子さんが日本語で「ラ・ボエーム」を歌うシーンが
France2で放映されたことが契機で、
フランスにエルムの名が知られるようになり、
今回のユーロペアン劇場正面に大きな掲示がされることになった恩人。

(トニーがジェラール・ダゲール以外の全メンバーを
エルムに連れて来てくれたことから、サプライズが起きたと思っています)

奇跡?ルーヴシエンヌ城コンサート

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「日仏友好シャンソン・コンサート」関連催事として
アマチュア(いわゆるシャンソン教室生徒)によるコンサートが、
パリ郊外ヴェルサイユ宮殿隣のルーヴシエンヌ城で、
フランスの組織によって主催開催。




ルイ15世の公妾、マダム・デュ・バリーの為に建てられた、
とても美しいお城で、部屋入口の扉は大理石の重々しいもの。




バルコニーからは、パリが一望でき、DiorのCM撮影もされた場所。



通常、観光客は入れず、ベテランのツアー添乗員・戸塚さんも初体験。


きっかけは、シャンソン大使ミッシェル・グラスコがお城の催事担当に
「日本には世界でも唯一シャンソンの学校があって、
年配の人がたくさん習っている」と伝えたこと。


東京と名古屋のシャンソン教室生徒が20人歌唱するのを知って、
「私もこんな素敵なお城で歌いたい」と言ったプロ歌手有り。

でも「プロはダメ」ということで、
例外として教室の先生でもある岡山加代子さん、青山桂子さん、星野SHOKOさんの
三人も歌唱。


一番人気は、11歳の柴田白梅ちゃん。

伴奏は、ミッシェル・グラスコのアコーディオンと私のピアノ。

満席の客席は、もちろん殆どフランス人ばかり。

外国でのコンサートの拍手の質は、日本とは違っている上、
大理石の扉と壁の鏡、そして天井のフラスコ画との音響空間に響き渡って、超感動。






(ただし、PAのテクニシャンにとっては、このうえなくやりにくい場所)

ミッシェル・グラスコのレコーディング・ミキサーが絶妙のバランスを作ってくれました。

往年のスター歌手が花を持ち客席に!

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11月3日、パリ・ユーロペアン劇場に、
我々と共に出演した往年のスター歌手=ミスティグリが、
翌日のサン・ルイ島小劇場ポール・レイに私たちのコンサートを聴くために来場。

手に綿花の花束を持ち、エルムの歌手たちに一本ずつ手渡したいと言う。

40名程の小劇場で、かつて彼女も歌った場所。



ミスティグリは、オランピアの様なポピュラーな商業劇場でなく、
ジャクリーヌ・ダノ同様ドン・カミロの様なキャバレー
フランスでは飲食を伴う劇場をこう呼ぶ)で力を発揮するタイプ。

日仏シャンソン協会のパリ公演は、客席にジョルジュ・ムスタキ、
シャルル・デュモン、ジャクリーヌ・ボワイエ等
スター歌手が聴きに来てくれることが特長。

従って、客席にはフランス人が大半で、雰囲気、盛り上がり方もフランス風。



打ち上げで判明したこと有。

ミスティグリの付けていた猫のブローチは、
その日も聴きに来てくれた私の親友=シドニー・キャロン
(個性的なアクセサリー・デザイナー)が25年前に作ったもの!



客席にはもう一人(じゃなく一匹!)驚くべき観客有。

とっても人懐っこい可愛い犬が、ご主人の膝に抱かれて
コンサートを静かに鑑賞する姿は何ともパリっぽい!



打ち上げ会場のカフェでは、興に乗ったミスティグリが
ミッシェル・グラスコのアコーディオン伴奏で歌いヤンヤの喝采。

夜遅くまで盛り上がりました。

意外な催事でシャンソン・ブーム

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屋外や大人数のオープン催事で、
シャンソンのステージが持たれるようになったのは、
この10年程度から。

今年もキャンピング・カーの展示会や、
ドーム催事でシャンソンが起用され、
意外な場所でシャンソンが脚光を浴びる、
嬉しい出来事の連鎖。

今秋も、名古屋ドームでの「焼き物ワールド」で
シャンソン・ステージが2日間有。

前回、若いイメージで清水美帆さんが起用されたのに続き、
今回は大人の雰囲気でというオファー。

モデル出身シャンソン歌手=芹沢抄子さんに白羽の矢。

巨大スクリーンに、プロフィール写真が大写し。

初めてシャンソンを聴く人が殆どなので、
シャンソンの魅力をアピールするには好都合。

シャンソン普及の為には、
こうした催事でシャンソンが起用される機会が更に増えることを願う。



機内で観客GET!

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パリ公演から帰国の飛行機の中で、
カフェ・コンセール・エルムのお客となりそうな人を獲得。

アルジェリア出身で、パリに住むベルベル人で、娘さんが名古屋にいるとのこと。

シャルル・デュモンとのユーロペアン劇場コンサートをした
エルム歌手のプロフィール写真を渡したら
「美しい歌手たちと同じ機内に居るなんて夢のよう!」と大喜び。

(幸い、その時機内は電機が消えて、就寝ムードだったので、
歌手たちのスッピンは見えなかった…?!)

エルムのフライヤーに掲載されているシャルル・アズナヴールの写真と
メッセージにもビックリしていました。

MC

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歌手は、歌の練習は必至でしても、
曲と曲の間のMC練習は殆どしない(又は、練習時間が短い)

その点、教室生徒の方が発表会前になるとMCもしっかり練習しているので、
大笑いしたり、逆にホロっとすること有。

歌手という以上、歌がプロフェッショナルであることは当然で、
歌以外にどんな魅力や技術を持っているかが問われる。

かつては、プロ歌手は業界人間しか知らない舞台裏や、
一般の人が「ヘェ~」と驚くようなネタを仕入れ、話術も巧みに場持ちをしたもの。

近年は「TVでやっていましたが」
「ネットで話題になっているけれど」等々、
誰でも知り得る話題を口にするMCにウンザリ。

放送に携わる人間は<1秒いくら>の世界を知っているけれど、
そういうシビアな経験もなく、
好きだからという理由で歌う人が多すぎると思う今日この頃。

マイク距離と持ち方

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かつて、日仏シャンソン協会の歌手達は
マイクの持ち方がアズナヴール風に立てて、
口から話すタイプでした。


効用としては…
①ポップ・ノイズ マイクの吹きが少なくなる
②シュアー58のようなダイナミック型マイクの時は、
低域がカットされてクリアな音になる
(ダイナミックに低音を出したい時は近づければ良い)
③口の動きが観客から見えるので、美しい「勝負顔」となる
(加えて、耳の悪い人や聞こえにくい人にも言葉が分かる)
④マイクを離すことで、表情に真実味が増す(芝居でマイクを持ってセリフを言っらウソっぽくなる)

…いいことづくめなのに、近年マイクの近い歌手が増えて残念。

先月、日仏シャンソン協会会報にマイク距離と持ち方特集をし、
「プチるたん」に折込配布したところ、大きな反響有。

目からウロコ…ということで、名古屋までレッスンに来る方が増えました。

今年も満員盛況・玉島でのコンサート

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倉敷・玉島テレビの「たまてれホール」で、
今年も倉敷出身・岡山加代子さんのシャンソン・コンサート開催。

真路まなみさんも加わって、実に楽しい雰囲気。

打ち上げは、「2時間のコンサートで16着も着替えてもらって華やか」との話題。

岡山さんの同級生、お母様のお知り合い、
名古屋からのお客様も含め、昨年に続いて満席盛況。

楽しさという点では、昨年よりずっと好評。

やはり、歌だけなくトークが大切と実感。

来年もぜひ「真路まなみ&岡山加代子で!」という声しきり。

コマンドリー・ボルドー名古屋でのステージ

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フランスからオフィシエを叙勲されたシェフとして知られる内山敏彦さんのお誘いで、
布池教会・聖ヨゼフ館での催事で度々ステージ担当。

今回は、コンマンドリー・ボルドー名古屋のガラ・ディナー(4回目)で、
客席はエルムのお客様もいらっしゃって、歌いやすい雰囲気。

浜崎久美子さん・芹沢抄子さん・清水美帆さんの3人が、
パリ公演の感動・興奮冷めやらぬまま歌いました。

一人で充分二時間のコンサートのできるソロ歌手が3人揃って歌うと、やはり圧巻。

冒頭のトリコロールの衣装に始まって、
30分で12着のドレス・チェンジという華やかさも好評。

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