コロナ禍で4年間待ち焦がれた
シャンソン大使ミッシェル・グラスコの来日がようやく再開。
今日の静岡公演を皮切りに、名古屋巴里祭をはじめ全国各地のシャンソン・イベントに出演し、類まれなアコーディオン演奏で多くの観客を魅了するでしょう
古く良き時代のシャンソンはもちろん今日の新しいシャンソンまでを日本に紹介し続けたのがミッシェル・グラスコです。
過去4度のシャンソン大使として、また歴代シャンソン大使随行員として幾度と来日して全国各地の歌手と共演、音楽での文化交流を行いました。
加藤ハツ館長が亡くなった時には、彼の希望で館長が最後を過ごした病院をはじめ各施設で慰問演奏を行い新聞にも掲載されました。
母をしのんで演奏してくれたミッシェルには感謝しかありません。
音楽に対する姿勢、考え方でも、彼からは色々な事を教えてもらいました。
伴奏者は歌手に寄り添う事が仕事と言う考えはまさに共感するところ。
2021年に逝去したジャクリーヌ・ダノやミッシェル・フューガン、ミッシェル・ジュールダン、ミッシェル・サルドー同様に、日本とフランスを音楽で結び続ける功労者。
そして私の音楽活動に欠かせない存在であり、友人です。
そういえばユーロペアン劇場でのコンサートの時、ミッシェルが私と共にシャルル・デュモンと会った際、自分の出身地や両親の事を話してデュモンと彼が盛り上がっていた事を思い出しました。
コロナ明けの久しぶりの来日公演。
コロナ前とは彼も私も状況が違いますが、
彼の素敵な音色が各地で響きわたり、観客をうっとりさせる事に間違いありません。