難病と言われる「重症筋無力症」を発症してから約7年。
なんとか落ち着いていたが、先月に急に症状が悪化。
処置が早かったので予想外の短期で退院。
とは言え、まだ1階にあるエルムと3階の事務所をつなぐ階段昇降はかなりの重労働。
ようやく、先日「心のワクチン・ライブ(ゲスト:水野喜久)」で復帰。
ギターの牛丸健司に助けられながら完奏。
87歳の水野喜久のナポリターナは、本当に素晴らしくイタリア人歌手の伴奏と同じパターンでOK。
今月から客席8名限定を外し、多数来場。
水野喜久は、アウレリオ・フィエルロ(ナポリ音楽祭最多優勝者。
「ヴリア」「ガリオーネ」等ヒット曲多数。市会議員でもある)唯一の日本人生徒で日本人初の「カンタマッジョ」出演者。
変わらぬ美声で客席だけでなく、伴奏の私の心も癒してくれる。
1982年、お茶の水「日仏会館」で開催された
「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ&エスペランサ8 リサイタル」
(アルゼンチン公演壮行会)では、前田はるみ、阿保郁夫、奥則夫と共にゲスト出演。
グラシェラ・スサーナが彼女の為に作詞した「面影の街」が大好評!
そんな彼女の偉業を知る唯一の業界人だった
元キング・レコード、セブン・シーズ・レコードの新井健司氏が逝去されたので、今は取り上げられる機会も少なく残念。
でも「90歳まで歌う」と宣言していた彼女が今日は何と!
「死ぬまで歌う」と宣言し直した記念すべきライブでした。