私の友人であったモーリス・ファノンの
追悼コンサートを企画し、
1993年、彼の本拠地ル・コネッターブルで公演した折
既に引退をしていた歌手、カトリーヌ・ソヴァージュが出演!
ラジオで、ジャーナリストのジャック・ルーセルが
「カトリーヌ・ソヴァージュの陰に
東洋の若いピアニスト(私の事)の存在がある」
といかにもエディット・ピアフ同様、年の差ロマンスでも
あるかのように語ったとの事。
彼女は翌1994年、デジャゼ劇場で開催した
「モーリス・ファノン追悼公演」にも
コラ・ヴォケールと共に出演してくれました。
その時、日本最高のシャントゥーズとして
瀬間千恵のSECAM方式に変換した映像
(私が伴奏したmss小劇場でのパリ祭のもの)を渡しました。
後日、フランス・シャンソン芸術協会最高位ディプロム”グローリア”の
第1号が瀬間千恵に授与された契機は、カトリーヌ・ソヴァージュの賞讃があったと、会長から聞かされた事を思い出します。
(ちなみに、このディプロム第2号は菅原洋一、次いで堀内 環の3名のみ)