今から40年以上前、
車を買う際にオプションでカセットを付けないようにしていた。
自分の好きな曲を真剣に聴きすぎて、
注意力散漫になるのを防ぐ為に…。
今では、CDどころかDVDも標準装備。
ふと気が付けばCDを聴きながらの運転は通常となってしまった。
でも、なんとなく聞き流すBGM的なCDが多くなり
今でもアズナヴールやジャクリーヌ・ダノなどのCDは
運転をしないで聴くことに気がついた。
恐ろしい事にライブでも似た傾向となり
シャンソンの3大要素である”祈り・願い・叫び”
をステージ上の歌手・伴奏者から感じる事が少なくなり
心地よく聞き流す事が多くなった気がします。
毎日、コロナ関連の数字を見聞きするうちに
それに慣れてしまったと同様、
心を捕らえて放さない歌が少なくなっているような…。