施設ケースワーカー時代、色々な事がありました。
自殺未遂者を発見して救急搬送した時の事。
翌日、年配の保健婦さん曰く「修滋さんの日にはこうした事が起きると思っていましたよ。こういう人は、発見して欲しい人が夜勤の日に未遂を起こすんです。」
職務上の宿命と思ったものの、
退所した人が自宅で自死した時の第一発見者になった時は、今でも・・・・・。
一番印象に残っているのは、脊髄損傷で車イス生活となった通称ドミカ。
必至にリハビリをし、ひたむきに生きる事を「歌」を通じて覚えた模範生。
でも、とある病院での投薬の問題で急死。
彼女の為に作ったオリジナル曲「レクイエム・ミカ」は、
私達のアルゼンチン公演でも大拍手。
でも新聞記事になる度に、お母さん含め遺族は嬉しい半面、
いつまでも忘れられず複雑な心境。
そこで、アルゼンチン公演のライブLPに収録したのを最後に
演奏を一切止め、お蔵入りにしました。