永田文夫シャンソン研究所は23年目を迎え、
その研究と実践の成果が表面化して来ました。
数多くのメソッドの中で
「響きの芸術」としての歌の側面としては、
「エ」と「イ」を押し出さないことで
フランス人の好む「エレガント」な響きを体得。
(「エ」は「アカンベエ~」、「イ」は「イーだ」の発声と重なる)
「表現の芸術」の側面からは、観客の心の中に絵を描かせること
(決して歌手が喜怒哀楽を押しつけるのでなく)
技術的には、
奇数小節は歌手のもの
偶数小説は伴奏者のもの
その偶数小説に日本の場合は助詞が来ることが多いので
助詞は原則「mp」にする。
こうしたことのレッスンが
4半世紀を超えたあたりから成果が顕著となり、
C.アズナヴール、C.デュモン、M.フューガン、Y.デュテイユ、J.ダノなど
から賞讃される日本人歌手が見受けられるようになった。