コロナ禍で、客席定員を2分の1に・・・・・とのお達し。
それならいっそ、お客様を2人だけに限定し(トイレが2つあるので)
ステージは自分1人(トイレは2階を使用)という
実験ライブ「シャンソンの応接室」を20日間開催。
一方通行の歌の提供ではなく「対話型」で「語らいの場」の要素も・・・・・。
結果は、私の歌に対する考え方を大きく変えました。
シャルル・アズナヴール、モーリス・ファノン、ジャクリーヌ・ダノなど
多くのフランスの友人達とのかかわりの中で「語れるように歌う」を
目指すようになって30年近く。
ところが今日の「シャンソンの応接室」を通じて考えが変わりました。
50人以上入るエルムの空間で、たった2人の観客を前に
いくら「語るように」でも「歌う」ことの不自然さを痛感。
その結果、気付いたのはマホガニーのShigeru KAWAIのピアノが
「語るように歌い」私は「歌うように語る」ことで
ピアノと歌との最高のコラボレーションが生まれる事に気づきました‼
早速、この新しい歌唱をCD化しようと思い立ち、
録音を開始しました。
「ピアノが歌い、私が語る事を目指して」