国や都道府県の首長がしきりに口にする「新しい生活様式」は、
人々に明るさを感じさせない日本語。
新入生、新発見、新居……
「新しい」には今までと違う=嬉しさ、喜び、光りを感じるはずなのに
「自粛」が使い古された今、言い方を変えただけ。
やたらと横文字で「ソーシャル・ディスタンス」「オンライン」
「クラウドファンディング」・・・・・
これも「理解」という過程を経て人の頭の中に入るだけで
心の中には入ってこない。
6月2日から始まった「シャンソンの応接室」は逆に本質への回帰。
バブル以降、今日まで科学技術の進歩の影で
進行していた非人間性の加速。
連帯の反対側にある分断、好景気で覆い隠されていただけの社会の問題が
今、陽の当たる所に引きずり出されただけ。
とりあえず、「出演者1名+客席2名(合計3名)」で
共通の感情を共有する空間作りを毎週4回続けます。