初来日が人生最後のコンサートとなった”モーリス・ファノン”とは
音楽による友情が結ばれ、彼の「ル・コネッターブル」と
私たちの「カフェ・コンセール・エルム」は姉妹提携を結びました。
そのモーリス・ファノン追悼のコンサートの呼びかけ人を
私がしたことで追悼コンサートの度に招かれて歌って来ました。
中でも印象的だったのが、1994年5月2日デジャゼ劇場で行われた大がかりなコンサート。
何しろ引退していた、カトリーヌ・ソヴァージュが4曲も歌ったことが話題に!
出演者36名中8名がディスク大賞受賞者。
日本で言えばさしづめ”美空ひばりの追悼公演”に、
レコード大賞受賞者8名を含む36名が集まって歌ったようなもの。
Ⅰ部は、
ジョルジュ・シュロン(1966年ディスク大賞、ムスタキと並ぶフォーク路線の代表者)、
イザベル・オーブレ(1987年ACCディスク大賞)、
在仏の福田ワサブローなどが歌った後、
Ⅰ部のトリが私(ファノン追悼歌を世界で最初に作ったという紹介)
Ⅱ部は、
シモーヌ・ラングロワ(1958年ACCディスク大賞)、
マルク・オジュレ(1962年ACCディスク大賞)、
フランセスカ・ソルヴィル(1992年ACCディスク大賞)、
コラ・ヴォケールがⅡ部のトリ、
ジャン・マリー・ヴィヴィエ(1955年ACCディスク大賞)が”大トリ”
こうしたビッグ・スターが全員ボランティアで参加してくれたことは、
私にとって何よりの想い出です。