シャンソンをはじめ、ラテン・タンゴ等多くの外国曲や歌手を日本に紹介した、文字通り日本ポピュラー音楽界最大の貢献者・永田文夫氏が亡くなった後、業界関係者も音楽愛好者も指針を失いました。
単なる評論家におさまらず、執筆・訳詞そしてコンサート・プロデューサー、歌手育成‥‥あらゆる分野で大きな役割を果たされました。
その中で、忘れてならないのは、名古屋と大阪に開設された
「永田文夫シャンソン研究所」(大阪校はその後、閉鎖)の存在。
永田先生の奥様であり、歌手の前田はるみさんを顧問に、現在も活動を継続しています。
日仏シャンソン協会より前に設立され、日仏シャンソン協会設立の原動力となったこのシャンソン歌手育成組織は、フランスのアーティストの間でも認知されるようになりました。
永田先生が遺された貴重な文化遺産として、これからも一層活動の幅を広げて参ります。