ドクター・ジャズこと内田修氏が亡くなられたとの報に、
「またひとつ音楽会の巨星が消えた」との思いが募ります。
本場のジャズ・ミュージシャンとの交流、日本のジャズ・ミュージシャンや歌手育成
を通じて、日本のジャズ史上に大きな足跡を残されたことは誰もが知るところ。
一方、私たちのmss小劇場えも度々足を運ばれ、
「タンゴ・デ・ラ・エスペランサ」の演奏を聴き、「アストル・ピアソラがLPにメッセージ
を寄せた理由がわかるよ。サウンドが革新的だからね。」と声をかけて下さいました。
小林真由美や名古屋巴里祭で美輪明宏と共演したシャンソンの妖精のステージを
聴かれた折にも、「信ずる道を歩む姿勢がいいね」と励まして下さったことを
思い出します。
どんなジャンルでも内田修氏のように、その擁護者がいて、はじめて広がりや進歩
があるもの。
心からご冥福を祈ります。