シャンソニエ閉店連鎖の続く東京で、頑張っているのが
「ボンボン」「バルバラ」そして新顔の「天使のコンツェルト」。
つい先日、祐滋と綾音が友人と一緒におじゃまして、
「お洒落な雰囲気」と気に入った様子。
千羽愛子さんは、シャンソン・ルネッサンス曲「シャントゥ」
(「ミスター・サマー・タイム」作者のミッシェル・フューガンのヒット曲)
をCDに入れて下さっている方ですが、お目にかかれなかったとのこと。
幾人とのアポの間の時間を縫って私も初めてライブを聴きに行ったところ、
旧知の橘比呂子さんの日。
四日市市出身の彼女は、デビューの頃から知っています。
もう一人の岩崎桃子さんは、故中村富一氏から度々名前を聞いていた人。
ピアノの豊嶋祐子さんも以前から存じ上げています。
法定訳詞となっている私の訳詞「哀しみの終わり~さぁ!今から~」
を気に入って下さったとのお声掛けを頂き感激。
この災害復興支援シャンソンは、私の友人ミッシェル・デルペッシュの名作ですが、
彼の原詞と、日本で通常歌われている詞とは
逆になっていることに作者自身は違和感を持っていた様子。
<丘の上に避難した二人が被災地を見下ろして歌う>のではなく
<丘の向こうに仲間がいると被災地に居る二人が歌う>…の違い。
原詞に忠実に訳したことで、私の詞が法定訳詞として認められたとのこと。
岩間南平さんも、パトリック・ブリュエルの「悦楽のカフェにて」他、
私の訳詞が気に入って下さったものがあるそうです。
ピアニストの方々は歌を客観的に聴きつつ、
自分もその創作(歌は瞬間芸術)に加わるだけに、
歌手から褒められるより、嬉しい側面があります。
ちなみに、この日の客席は全員年配の男性で、エルムにはない光景でした。
(それにしても、東京のシャンソン歌手はお話が手慣れていて、
エルムの歌手も見習わなくてはいけないと、ここでも再々再々!認識させられました。)