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シャンソン・コンクール審査員と事務局を審査?

コンクールの度に客席や参加者から「審査員の評価基準が疑問。納得できない」
という声有。

少なくとも4つのシャンソン・コンクールで審査員をして来た経験から言うと、
周囲がアレコレ言うような問題にはお目にかかっていない。

ただ主催者が誰(要するにお金の支出者・団体)で、
目的によって選ばれる人は当然異なる。

例えばレコード会社の新人発掘であれば当然ベテランは受付すらダメで、
現にとあるシャンソン・コンクールも「29歳以下」という年齢制限があるもの、
逆にタイトル自体が「60歳からのデビュー」というものまで千差万別。

ごく稀に「シャンソンは飛んだり跳ねたりするのではありません」
「原曲をそこまで変えてしまっては、いかがなものか」
「シャンソン愛好者はご婦人が中心なので、
それを増やすためには若い男性歌手を育てなくてはならない」
…等々の意見を講評で述べるケースも有。

ところで、今全国規模で行われる6つのシャンソン・コンクールの中では、
東京シャンソン・コンクールが最も審査員がバラエティに富んで充実。

仏文研究者、評論家、日本人歌手、フランス人演奏者、フランス人歌手、日本人演奏者…。

概してパソコン操作慣れした事務局員が居るコンクールは、
結果発表が早いのは当然だが、賞状授与に手間取るコンクールが幾つかある。

余談だが、色々なコンクールで最も盗難が多いのが審査結果発表の直前の舞台袖。
ハンドバッグや化粧ポーチ(中にはコインロッカーのカギを入れている場合も)を
盗まれる事があるのがコンクールや、
顔見知りでない人が多数出演するフェスティバルと言っていた警官有。要注意。

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