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第二回東京シャンソン・コンクール

2年前から3つも増えたシャンソン・コンクール。

昨年、第一回が開催された東京シャンソン・コンクールは、
今年2回目で他のコンクール同様レベル・アップ。

それは当然で、日本中のシャンソン・コンクールは、
来場者の顔ぶれが同じ人になってきているから。

Aのコンクールでグランプリの人が、
Bのコンクール・テープ審査で本選に出場できないケースも有。

私が審査員をしているコンクールは4つで、いずれも10点満点なので、
差がついて当然にも関わらず、同点で競い合う人も有。

今回も「なにわシャンソン・コンクール」グランプリの岸本真知子さんはじめ、
一條荘子さん、MOKOさん(今回は芸名)、日栄照美さん、佐藤真弓さん…、
皆他のコンクールで幾度も歌を聴いた人が多数。

一方、西塚祥子さんのように、昨年と同じ曲で挑戦すれば、
当然昨年より歌い慣れている。

フランス語部門では、グランプリ・入江珠子さん(福岡で活躍)、
準グランプリ・北島はるかさんが競って各々受賞。

歌唱賞は、井上葉子さん、小関美央さん、岸本真知子さん、
日栄照美さん、玉井大司さんの5人で計7名。

小関さんは将来、日本シャンソン界の変革者となるに違いない秀逸な人。

日本語部門では、グランプリ・八木章夫さん、
準グランプリ・西塚祥子さんが競り勝って受賞。

歌唱賞は、一條荘子さん、小川香織さん、おぐら恵子さん、
金子史央さん、菊池優さんの5名で、やはり計7名。

金子さんの同伴ピアノ・関根忍君が昨年よりまた一段と成長。

コンクールが歌手だけでなく、伴奏者の育成にも役立っていると実感。

何しろ、今回の公式伴奏のアニエス晶子さんや他の公式伴奏の森若三栄子さん、
大貫祐一郎さん等の絶妙な伴奏法を直接聴くことができるので、
研究熱心なピアニストなら何かを習得するはず。

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