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Channel: 加藤修滋のブログ
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歴史に残る集会の証人?

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パリへ行くたびに宿泊する常宿「グラン・オテル・フランセーズ」は、
名前に反して小ざっぱりしたプチ・ホテル。

経営者もスタッフも家族的で過去30回以上利用しても、
事件や問題の全くない安全な所。場所もナシオン近くで交通の便も良い。

ところが、テロの関係で道路が封鎖され、エトワールからRERで行って歩いて到着。

その後、ナシオンから徒歩五分程にあるスーパーでテロが起きたので、
フランスのテレビは朝から晩まで追悼番組。

1月11日にはフランスで370万人のデモがあり、
その中心となったのがいつものリパブリックから出発して
ナシオン広場が終着点というコース。

いつもは静かなこの場所に、150万人が行進し、
巨大なモニュメント風のオブジェを高く掲げた行進がホテルの前を通ってナシオンへ。

その時、私はナシオンからホテルへ行こうとしてデモに遭遇。






デモ行進に加わってナシオン広場へ逆戻り。




テレビ局のインタビュアーにマイクを向けられそうになって、
あわてて避けたり、周囲の人からペンを片手に持って掲げるよう促されたり。



「パリ解放以来という世紀の出来事に立ち会った人は殆ど居ないから
貴重な体験です」とホテルのオーナー。

まるでオリンピックのように、フランス国旗だけでなく
アルゼンチン・ブラジル・トルコ等、世界中の国旗が掲げられる中、
日本人は全く行進をしていないのは何となく不自然。

オランド仏大統領やメルケル独首相はじめ、各国要人が並んで行進し、
ペンや鉛筆を頭に飾ったりした人々が「ペンは武器より強し」をアピールしたり…。

そもそも、その朝デモ取材準備のメディアの装備に驚かされ、
巨大なクレーンで上空から全体を写すシステムにビックリ。






加えて、デモのある時はメトロは無料で乗り放題だったのにもビックリ!

(12月31日も無料とのことで、デモが生活の一部となっている様子)

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