日本には大きなものだけで7つのシャンソン・コンクール有。
そのうち4つのコンクール審査員をする中で気が付いたのは、
各審査員の最高得点を幾人かから得ても受賞できず、
逆に最高点を一人の審査委かしかもらえないのに、受賞する人があるという不思議。
昨年も今年も、とあるコンクール2つで(全く別の主催者)
最高点を二人の審査員からもらいながら入賞せず、
全く最高点をもらっていないのに入賞した人が有。
要するに、どの審査委からも万遍なく得点をしないと
トータルした合計点が上位へ来ないということ。
このシステムが「コンクール受賞者の話題が、その後目立たない」ことの理由かも?
強烈な個性を持ちすぎると、拒否反応を示す審査員もあるが、
プロの世界に入っていくと没個性で誰からも「それなり」に評価される歌手より、
強烈な印象を残す人が成功する例が多い。
タレント・スカウト・キャラバンとシャンソン・コンクールとは
根本に於いて大きく異なることを考えれば納得。
ちなみに、今日本でもフランスでもステージ、
CD両方で高い評価を得ている青山桂子さん、岡山加代子さんは
いずれも日本アマチュア・シャンソン・コンクールでは受賞していません。
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シャンソン・コンクール
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