惜しまれつつ閉館となった大須演芸場は、年末から年始、
名古屋のメディアが報道合戦を展開。
その中で、時の人となったのが快楽亭ブラックとひとみちゃん。
ひとみちゃんという風変わりな芸名の“年齢不詳、住所不詳”の
<艶歌シャンソン家元>を名乗る芸人が、
エルム・ナイトショーに出演していたのは20年程前。
Pipinというレゲエ・ネームを持つエルムのシャントゥーズ山口紀子さんの紹介で、
もっぱら土曜日に出演していました。
土曜日のナイト・ショー・チーム「ピュア・ハーツ」
ゲストの中から世に出たのは「ひとみちゃん」と
万博グローバル・イメージ・ソングのタガログ語歌手となったJAY。
「ピュア・ハーツ」の橋本奈央子さんは故人となりましたが、
白羽幸代さんが「マリエ」と芸名を付け、
東京のシャンソニエにも出演するようになりました。
その「マリエ」さんがこうして再び木曜日、
「ひとみちゃん」が土曜日に出演するようになったのも何かの縁。
先日、久しぶりにエルムでトークと共に「最終電車」を歌ったのを聞いて
(というより、伴奏をして)とても懐かしい思いでした。
今日は「いつまでもあると思うな演芸場」という炸裂ギャグはありませんでしたが、
彼を知らないお客様ばかりだったので、一瞬ド肝を抜かれた様子。
昔を知る厨房の赤司さんが「懐かしい」を連発。
エルム出演者で新聞に5段抜きのスクープ記事となったのは、
橋本奈央子さんとひとみちゃんの二人だけ。
エルムには、このところ20年振りに来場
(昨日は30年振り…ということは、エルムが出来る前のmss小劇場時代)
というお客様が増えていますが、出演者も久し振りに…という方が増えるかも…?